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カカの天下  作者: ルシカ
675/917

カカの天下675「今年最後のカカラジ!」

「皆さん、今年最後のこんカカ!! ゆく年くる年すぎる年、皆様いかがお過ごしでしょうかーなんてかしこまりつつも思い出いっぱい夢いっぱいな今年を振り返ってイェーイな感じでハイテンション! 寒さにも負けないぜでもコタツを取り上げるのだけは勘弁な、って感じの香加です!!」


「はい、同じく今年最後のこんカカ! 猛獣使いの留です」


 今年最後のこんカカ、作者です!


「留兄が言った猛獣が誰かは置いといて、ねぇ作者」


 なんじゃらほい。


「今日は冒頭のもしもシリーズ話、しないの?」


 それなんですがね。


「何かあったのか?」


 ぶっちゃけ投稿多すぎ。選びきれん。


「オイ」


 てわけで今度、もしもシリーズ話をまとめて書きまくろうかなーと。


「それもいいかもな。もしもシリーズは考えやすいのか、一人で三つも四つもほいほい送ってこられてるし」


 嬉しいんですけどね、嬉しいんですけどね! ほんと多すぎるから選ぶの難しいんですよ! 来年のお楽しみにしといてください。


「ま、仕方ないね。作者は神でもバケモノでもなく、しがない人間なんだし」


 そゆことでご容赦ください……さて、この番組はネット小説『カカの天下』を盛り上げるため、ぶっちゃけトークや作者の本音を交えながら今年を振り返ったり、よいお年をーと言うためのラジオ的お話です。ここにいる留と香加はカタカナなやつらの分身であり、本編と直接関係はないのでお気をつけください。


「さてさて、それでは今年最後のカカラジはじまりはじまりー」


 CMへ!




 ――時はでみゅ暦**年


 ドオオオオオオン!


 一つの街が、わけのわからないことを叫ぶ大魔王の始めたバイトによって、混沌の渦に飲み込まれようとしていた……


「そんなペンダントくらいあたしだって買ってやるもぉぉぉぉぉん!」


 そして大魔王の下に集う、変な魔物達――


「このボロクズを拾ったおかげで、背中に当たる母さんのおっぱいをより長く堪能できたぜへへへ」


「しゅーはいぬがいいー」


「わん!!」


「よっせって! あっげっる! よっせって! あっげっる!!」


「スカートの下は下痢と便秘でふふふふ」


「君が高校に入ったら迎えに行くよ。そしてめくるめく大人の世界へレッツらゴー」


 さらに、いつものように暴走する街の実力者――


「私に抱きつけ!!」


「ねーねーパコたん、サエとあそびまちょ? きゃらりらりん♪」


「わ、わた、わたしがプレゼントですっ! どうぞ好きにしてくださいっ!!」


「こいつら悪魔です!!」


 迫る日常の危機に、一人のメイドが(半強制的に)立ち上がる!?


「そんなご無体な!?」


 大人気ネット小説「カカの天下」でお馴染の豪華キャストが贈る、新感覚魔法ギャグコメディー!!


『マジカルメイド☆トメ』


「トーメートーメーカッター!!」


 新春、満を持してついに開幕!?


「よるなよぅ。くるなよぅ。メイドなんかいらないんだよぅ。家事なんか自分でできるんだよぅ。朝飯作るのなんか朝飯前だよぅ」


 ――乞う御期待!!




 CMが明けて。


「はい、こちらのCMはカカラジネーム『七星河 一休』さんからいただきました……なにこれ留兄」


「僕に聞くな」


「他に誰に聞けと」


「作った本人に聞けよ」


 えー、なんか古いネタ掘り出して勢いのまま作られたっぽいです。どれがどこで使われたセリフか、もちろんわかりますよね皆さん!


「開幕……わけがわからなさすぎて逆に見たいよね」


 はい、勢いが気に入ったんで採用しました。にしても姫だったりメイドだったり大変だね君。本編で手術でもさせよっか?


「なんのだ――とかツッコんでヘタに話が広がっても困るから次行きます。ふつおたコーナー」


「ちっ、つまらん兄だ」


 つまらんメイドだ。


「爽やかに無視して、こちらは『嘘吐きぬこ』さんからいただきました。紹介します」


「やぁルシカ君。


 実年齢を出すならば、私は君より年下だ。まだ社会も知らない、尻の青いぺーぺーだ。


 だが、これは広大なネットの海に存在する仮想現実世界『カカの天下』という、隔別された世界でのある一室で、私と君が会話をしていると考えて貰いたい。


 つまりこの尊大な口の聞き方を見逃していただきたいのだ。


 もっとも、君に拒否権はない。何故なら君は黙したまま私が一方的に語りかけているだけなのだから。


 ならばそれは雑談にならないのではないかと言われたら何も言い返せないが、それについて語ると桜の開花を迎えることになりそうなので、退室してからテキスト P.124C項『相対性理論と酢酸カーミン、そして君のクリームブリュレ』を参照してもらうとして、本題に移るとしよう。


 日本の基本的な会話の作法から脱っして結論から告げるとするならば、私は経験者である。


 そして、ここで大事になるのは何の経験者であるのかという事だが、端的に言えば石鹸の咀嚼及び嚥下だ。


 つまり、石鹸食った事あんぞという事なのだ。


 あれは酷い。鼻や口から抜けるフローラルな香り。ぬちゃぬちゃと最悪な口当たり。胃袋から逆流する泡……。


 アレを越えるとするならば、コーラとメントスを同時に食う以外に無いのではないかというくらい最悪だ。


 そんな訳で脅迫をさせていただく。


 タケダをそんな目に合わせたくないのなら、次の要求に応えて貰いたい。


 その一、クリスマスパーティーでサユカンとトメを二人きりにすること。


 その二、朝の一杯はコーヒーに限る。


 その三、タケダにコーラを与えた後に、メントスを与える。


 コーラメントスが想像つかないのなら実際に試してみるといい。


 コーラ入りのペットボトルにメントスを入れてみたまえ。直ぐに分かるさ。


 あとこれは忠告だ。試すなら近所の公園でやるんだな。


 花屋の店長 ぬこより」


「……え、これ脅迫状じゃないの?」


 どこがさ。


「え、や、だって脅迫状って書いて――」


 タケダをそんな目にあわせたくなければそんな目にあわせろって言ってる時点で脅迫になってないし。


「へ、あ、あー。そっか。要求に応えても応えなくてもそんな目にあうんだねタケダ。どうでもいいけど」


「ほんとどうでもいいな」


 どうでもいいです。でもなんかおもろかったので紹介しました。


「いろんな意味でレベル高いな……え、今度こそ脅迫状の紹介? ペース早いな」


 後半に企画やりたいので、ちゃっちゃと紹介いきます。


「ふーん、いいけど。んっと、カカラジネーム『双葉』さんから三連続でいただきました」


『サユカとトメがくっつかないとサユカが不憫すぎて死にます(僕が)。


 サユカとトメがくっつくと失恋で死にます(僕が)。


 どうにかしてください。


 でないと死にます(僕が)』


 どないせいっちゅうねん!!


「要は殺してくださいってことじゃ」


「そこの妹、怖いこと言うな。えーと二枚目は」


 格好いいトメが見たいとかいうふざけた内容なのでスルー。


「じゃ三枚目」


「オイおまえら」


『クリスマスの夜0時にあなたの心臓ハートを盗みにまいります。


 親愛なるでモテモテで女泣かせなトメ様へ。怪盗忍者より』


 はい、盗めませんでした。


「ということでですね、いよいよ本日のメイン企画にいこうと思います! ん、どしたの留兄」


「や……なんか……寂しくなって」


 ざまぁみろ、というわけで年末特別企画『今年を振り返ろう』に移りたいと思います。


「名前そのまますぎ」


 まずは去年の正月からいきましょうか。


「ツッコんだのに誰も聞いてくれない……」


「留兄、キモいだけだから泣いてないで元気出して」


「泣いてなんかないやい」


 はいはい、気を取り直してやるよー!!


「気落ちさせたのは誰だよ……はいはい、去年の正月だって?」


 初っ端から騒いでたよねぇ。


「そうそう、このときトメ兄は大凶ひいたのにさ、結局今年は大して悪いこと起こらなかったよね」


「……そうか?」


 いい思いばっかりして、ねぇ?


「……そうか?」


 あと年賀状企画もやったよね。今年は……ちょっとやる余裕ないかなぁ。二日から仕事ですし、私事で申し訳ないですが。


「……そうなのか?」


 さて、次にあったイベントといえばサユカンの告白!


「これは盛り上がったね」


「……そうかなぁ」


「留兄、戻ってこーい」


 そうだぞ主役。君が情けなかったときの話してるんだぞ。


「む、それに関しては返す言葉もない」


 このときの展開はほんと、行き当たりバッタリMAXでした。なにせ書き終わってから「あ、告白しちゃった」ってマジで言いましたからね私!!


「感想欄とかメッセージの応援の声が強すぎて、つい書いちゃったんだっけね」


 はい、それでも満足いく結果になったと思います。さすが私。


「調子に乗るな」


「読者さんの声のおかげだろ」


 そのとおりです、サーセン。


「それがひと段落したらバレンタインか」


「投票で決めたんだったよな。誰が誰にチョコをあげるか」


 そうだったよね、色男。


「や、単に男性キャラが少なかっただけだろ。そのときは特に」


 うまく逃げたね。まぁその通りだったんだけど。


「今年はどうなるんだろね……」


 そのときの私の気分次第です。


「あんたいっつもそれだね」


 あ、そうそう。このバレンタインのおまけ話のほうでサエちゃんがトメにチョコあげたのに、ホワイトデーには返してないですけど? みたいなお便りもらったんですけど。


「あー、サエちゃんが可愛かった話ね。相手が留兄、というかトメ兄なのがムカつくけど」


 なんだかんだで恥ずかしがったサエちゃんは、次の日に笠原家で普通のおやつとして提供した――というわけです。バレンタインのものと気づかせずに食べさせたわけですな。


「サエちゃんらしいといえばらしいけど、作者が忘れてただけじゃないの?」


 忘れてたとしても、それはもらった当人のトメです。私のせいじゃありません。


「オイ」


 さ、お次はサエちゃんのお宅訪問でそのスジの方々に大きな波紋を呼んだりしましたが、それについて語るとまたもや色んな人にあーだこーだ言われるのでスルー。


「さすがサエちゃん大人気! でも私のな」


 はいはい、次はホワイトデーがありましたね。


「悪ノリしたトメ兄最悪」


 で、次は――


「なぁ!! ちょっとは僕にも喋らせ――」


 お楽しみ会! 400回記念風味に書きましたな。


「これは文字通り楽しかったよ。バク転しまくったし、サエちゃん真っ黒だし、サユカン爆発したし」


 うーん、これはなんだっけな。何かの舞台を見て、「あ、こんなん書きたい」って思って書いたイベントだったはずですが……何を見てそう思ったのかが思い出せません。


「あとがきとかに書いてないかな?」


 さすがに全部読み返す暇はないですなぁ。


「さっさと更新しないと来年になりそうだったからな」


 お、復活してきたね留。


「細かいことは気にしないことにした。年末だしな、忘年忘年」


 そかそか。どうでもいいや。


「オイ――気にしない気にしない」


 この頃からサラさんの登場率も上がってきたね。


「サユカンの発奮材料にもなってたね、このとき」


「最初は一発キャラだったのに、なぜか人気が出てレギュラーになったんだよな」


 今じゃ立派な恋愛要員ですね、留。


「僕に振るな」


 いっそフラれろ。さて、その後は……


「キリヤと仲良くなってきたな」


「むぅ、留兄が冷たい扱いを全く気にしなくなってしまった。つまんない」


「キリヤも読者さんの声からレギュラーになったようなもんだよな」


「むむ! 今度は私を無視か! 負けんぞ!」


 それをサイドに書きつつ、進めていたのがクララちゃんのお話。


「すっごいファンタジーだったよね!」


「あれも反則的に読者を騙す勢いだったよな!!」


「そうそう! 桜が正体なんてわかんないよね!」


「誰の子だーって色々憶測が飛び交ってて!!」


 はいはい、そんな競い合って発言しなくていいから。普通にやってくよ? いい加減にしないとこれ以上書かないよ?


「……はい」


「わかったよ」


 よろしい。えー、このときはですね。無性にファンタジーが書きたくなりまして。カカ天でファンタジーといったらどんな感じになるかなぁ……と考えた結果、あんなお話となりました。


「柔らかいファンタジーって感じだったな」


 そうそう。私ですね、元々は激しいファンタジーを書いてたのですよ。長編をいくつか書いて投稿したりしてて、その一休みと練習に始めたのがこのカカの天下というわけです。そしたらいつの間にかこの作品が自分の中で大きくなってきて……でもたまに書きたくなるんですよ、ファンタジー。


「それが弾けたのが夏祭り、というわけか」


「あのよせてあげる人形だね」


 夏祭りのクララ&姉サイドは、ほんとコメディー脱線させて楽しませていただきました! が、その話の前にもいろいろあったので、先にそっちの話題にいきましょう。


「ああ、まだ早かったか。えっと、桜の話の次は何あったっけ」


「僕ことトメとサユカちゃんの誕生日だろ」


「ああ……ひどい結末だったアレか」


「サラさんとサユカちゃんがくっついて終わりだったよな」


 その前の誕生日がいい話だったし、桜の話でしんみりした直後だったので……阿呆な話にしたかったのです。


「いい迷惑なんだが」


 サユカちゃんには悪いが、留とかトメの扱いなんてそんなもんだ。


「そして次はお見合い話だね。トメ兄とカカたち大活躍!!」


「暴れたよな……おまえら」


 実はテンカ先生が登場してから間もなく「テンカ先生がお見合いする話を書いてください」というリクエストがきまして。「まだ早いです」と返事して、ずーっとずーっと一年くらいあっためて、ようやく書いたお話だったりします。


「おー、今日は裏話多いね」


 せっかくですのでね。今だから言えるぶっちゃけとかもしようかと。


「じゃ、さっきも話題に出たけど次にあった夏祭りは?」


 あれねー!! ぶっちゃけねー!


 漫才考えるのすんげー疲れた!!


「……ほんとぶっちゃけだね」


 や、ほんとね? 漫才のネタ考えるのにずーっとずーっと悩んでてね? うーんうーんネタ……ネタ……って唸りながら「私はいつからお笑い芸人になったんだろう」とか真剣に疑問を覚えたからね。カカ天書いてて一番悩んだかもしんない。


「いつもはその日のノリで書いちゃうもんね」


 あい。姉とクララの戦闘シーンなんか微塵も悩まずに書いたのに……漫才奥深い。難しい。お笑い芸人の皆様尊敬。


「まぁまぁ、それだけ悩んだ結果がちゃんと読者さんに受け入れられてよかったじゃないか」


 ほんとですよ! ほんと嬉しかったです! ほんと報われました! 皆さん感謝!!


「はいはい、作者のテンションが上がりすぎて喋りすぎないうちに次にいこうか。カカ?」


「次の大きな話といえば、サカイさんのサエちゃん奪還話!!」


 こちらも一年以上に渡って引っ張ってきた話ですね。


「長かったねー。でもそのおかげで生まれたドラマもいっぱいあるよね!」


 そのたびにコメディから脱線したりもしましたが、自分的にも良い経験となりました。こんなの書いたことないけど書けるかな、いいや書くしかない、なんてことがちらほら。ちゃんと書けていたかどうかは、読者さんの声を聞くしかありませんが……


「とりあえずハッピーエンドにまとまってよかったよな。色々あったが」


 はい、ハッピーエンド好きで知られる私ですが(作品見てればわかると思いますが)それだけじゃ嫌なんですよね。


「次の運動会でもそんな感じだったよな。ヤなヤツを負かすぞー!! って熱血かと思いきや」


「色々と重い話に……」


 その話も勝手に展開していったーって感じですね。カカ天世界はもう半ば独立しちゃってるので、『ちょっとだけ幸せになりやすい、でも現実』みたいな感じの世界観に、勝手になってる気がします。


「六百日以上も続けてれば世界観が固まるのも当然か」


 かもしれませんね。でも暗い話ばっかりも嫌なので、次のお結び式は気合入れましたよ!


「私念願の、サエちゃんとの結婚だからね!」


「読者さんの投稿企画もあって、色々とありえない展開もあったが」


 そうそう、読者参加型話が多くなってきたんですよねぇ。楽しいんですよこれがまた。ただ書いてるだけじゃない! 皆で何かしてる! って感じで。


「でも疲れるんでしょ」


 はい!!


「でもまたやるんだろ」


 はい!!


「……お疲れさん」


 はい!! 誕生日、お結び式ともに楽しい時間でした。ちなみにカカのプレゼント、皆で二人三脚っていうのも前日あたりに思いつきました。


「ほんっと行き当たりばったりだなアンタ!!」


 や、一応先のことは考えてはいるんですが……直前のほうが色々思いつくんですよね。ま、そんなお結び式が終わりまして、普通っぽい話が続きます。


「イベントを敷き詰めすぎたから、って言ってたよね」


 そうですそうです、ちょっとリセットな意味も込めてクリスマスまで普通のペースに。


「とか言ってたらクリスマスが近づくに連れて作者の余裕がなくなってきて……」


 本当にちょっと一休み、ということになりましたとさ。こっそり大晦日にカカラジの日をあわせる予定にして、クリスマス、年末とイベント気分に浸りながら書かせていただきました。


「それで、どうなの。来年は年中無休で続けられそう?」


 んー……私もこれだけを書いているわけじゃありませんしね。


 お休みをいただいたからこそできることが、やっぱりありましたし。時間にも頭にも本当に余裕が持てたので、もしかするとまたお休みをもらったり、二日に一話更新に変更するかもしれません。


「二日に一度か。随分ペース落ちるな」


 できる限りは毎日続けるつもりです。詳しいことは決めてません。来年のことは来年決めます。


「そだね。今は今年の話だった」


「振り返ってみて、どうだった?」


 ふむ……香加、どうだったよ。


「私は前話で言ったじゃん。全部楽しかった!」


 留は?


「大凶じゃなかったな、間違いなく。良い年だったさ」


 そうか……


「作者は?」


 私は、言うまでもなく良い年でした。


 この一年間、最初から最後までずーっとカカ天を書いていました。最後にちょこっと休みましたが、その間も読者の皆さんとずっと繋がっていれたと思います。


 私はわりかしマイペースかつ自分勝手な人間ですので、せっかくの読者さんの感想やコメントに気を使えなかったことや、書きたいように好き勝手書いたせいで不快に思われたこともあったかもしれません。


 でも今年も終わり! このカカラジをカカ天式忘年会ということにして、全てを棚上げして忘れて――楽しかった、そして嬉しかった一年だったと、ここに断言します。


 これを読んでいただいている全ての皆さんにありがとう。


 そして今年もよろ――ん。


「どしたの」


「待て、何かきた。脅迫状? ああ、いつもの『鶏助』さんからだ」


『これは呪いの手紙です。この手紙を一文字でも目に入れてしまったのならば、貴方は今から来年の大晦日までに以下のことをしなければなりません(読者も含む)。


「残り少ない今年を楽しい気持ちで過ごすこと」


「来年を今年よりもさらに良い年とすること」


「鶏を崇め奉ること」


 以上のことを見事成し遂げることができたのならば貴方は、トメによる笠原家に代々伝わる伝説の裸踊りを拝観することができます。


 ルシカ先生も『カカ天』に登場する皆さまも、勿論今これを読んでいる貴方も、『カカ天』を愛する全ての方が来年も良い年を過ごせるように、この、幸せを呼ぶ呪い(まじない)の手紙を送らせて頂きます。


 では、これからも良い日々を』


「うわーいいこと言うねー!」


「裸踊りのところ以外はな!!」


 さてさて、そんなわけで。今日のところはこの辺でお開きとさせていただきます。


「もう間もなく新年だしね!」


「迎えうたなきゃなんないしな」


 はい! それでは皆様カカばい!


「よいお年を!」


「来年もよろしくお願いします!!」


 過ぎ行く今年と、楽しくなること間違いない来年に――カカラジチョップ!!




 この番組は、今年の感謝と来年への希望でお送りしました。




 今年は皆様、本当にお世話になりました。

 日々皆様の声が何よりの活力となり、充実した一年を過ごすことができました。

 来年もどうか、よろしくお願いします。


 それでは、よいお年を^^


 よーし年越しそば持ってこーい!! 

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