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カカの天下  作者: ルシカ
550/917

カカの天下550「第十八回、カカラジ!」

「留殿様、大変でござる!!」


「どうしたのだ香加!!」


「トメトノって言いにくい」


「それだけかよ!?」


「い、いえ! 農民が攻めてきました!!」


「農民とは読者のことか! い、いったいなぜ!?」


「心当たりはないのですか?」


「あれか。最近の小説がおもしろくないからか!?」


「や、多分私の水着の描写シーンがなかったからだよ」


「それじゃあ今すぐやろう。例えるなら細くしなやかな肢体のトマト――」


「今までの例えの中で一番美味しくなさそうじゃん!!」


「トマトをバカにするなよ、サラダの彩りには重要なんだぞ!」


「あ、それとも最近の更新時間がバラバラだからかも!」


「……いいじゃん別に」


「作者も生活あるしねぇ」


「結局何が原因なんだ?」


「あ、農民がきた!!」


『我々は要求する!! カカの天下をもっと――』


 さて、こんカカ!! 冒頭の小芝居で準備運動もしたことだし、第十八回、カカラジ始まります!!


「あ、あれ!? 続きはどうなったの!」


 続きは読者の皆さんに任せます。この際カカ天に対する要望でも叫んじゃってください。おもしろかったら採用したり紹介するかもです。


「適当だなー……あ、改めまして留です」


「初めて先に言われた! なんてショックを隠しつつ夏休みの三割くらいを夏祭りで使われちゃって遊びたりないよぅそりゃ海の家でバイトもするし畑を走り回ったりもするさまだまだ遊び足りないよーって感じの香加です!!」


 はいはい、長くて悪ぅございましたね。そんなわけで作者です。この番組はネット小説『カカの天下』を盛り上げるため、ぶっちゃけトークや作者の本音を交えながらいろいろやるラジオ番組系のお話です。留とか香加とか作者とかがここで話す内容は本編自体と直接関係ないのでお気をつけください。


「む、どんどん進むね。もっと遊びたいと言ってるのに!!」


「いっつも好き勝手に遊んでるからいいじゃん」


 ささ、CMにいきます。




『空読財閥。あらゆる分野に進出し、日本だけに限らず世界にまで展開している大企業集団です。それこそ図書館道具屋庭手入れ、さらには萌え業まで幅広くこなしています。KYシステムを作ったのはまさか……という噂もありますが真偽のほどは定かではありません。こんなバケモノ企業に、あなたも参加してみませんか? バケモノと言っても各地で目撃されている不審で声のでかい女性とは関係ありませんのであしからず――』




 Cmがあけて。


「それ長さね。センチメートル」


 CMでした。間違えちゃってセンチな気分。


「うるさいよ。それより……何、今の」


「何ってCMだろ」


「あんまりおもしろくないよ?」


 私のダジャレが?


「それもだけど」


 ……センチだ。


「でもおもしろくないって言ったってCMだし」


「本物のCMじゃないんだから、おもしろくないと意味ないよ?」


「また身も蓋もないことを……笑いを取るのが目的じゃないんなら、何かの伏線だったりするんじゃないか? なぁ作者」


 さてさて、どうでしょうね。


「微妙な言い方するね。まぁそのうちわかるだろ」


「あ、そうだ。コーナー行く前にちょっといい? 冒頭のやつだけどさ」


「ん、さっきの小芝居か」


「うん。あれでも言ったけど……もうちょっと私の水着の話しない?」


「んー、香加のは読者さんの想像に任せるってことでいいんじゃないかな。強いて言うなら……鍛えてるから身体が無駄なく引き締まってる、胸はそんなにない、頭の中身以外は健康体……こんなとこか?」


「むー、サエちゃんとかサユカンの表現と全然違う!」


「タケダに言えよ。またキモい言いかたしてくれるんじゃないか?」


 そうそう、『タケダきめぇ』というメッセージが結構あってあまりに可哀想に思ったので、そのときの様子をちらりと紹介したいと思います。


「そのとき? ああ、香加――じゃなくてカカたちとタケダが海で会ったときのことか」


 はい、VTRスタート。



『おお、カカ君たち!! こんなところで会うとは奇遇だな!』


『タケダ君だー』


『えっと……あ、ニシカワ君の友達のタケダ』


『カカすけ……そこから辿らないと思い出せないの?』


『うぅ、いいのだ。俺はカカ君に覚えてもらえているだけで』


『それはそうとタケダ君』


『なんだサエ君』


『私たちを見てなんとも思わないのー?』


『ふむ……水着がよく似合っているな!』


『それだけー?』


『……なんだと』


『すぐに褒めたのはいいよー。でもその一言で済ますのかなー?』


『す、すごく似合っているぞ』


『もっと褒めてー』


『い、いやしかし』


『女をどれだけ褒められるかが男の甲斐性だよー。さぁー自分の持てる感性と語彙を全て使って褒めまくってー。できないと男じゃないよー。カカちゃんが好きになるなんて絶対ないよー』


『ぐっ……そこまで言われては引けんな! 聞くがいい、俺の全身全霊を込めた感想を!』


 聞いた結果。


『気持ち悪くておもしろかったよー。これでカカちゃんが好きになるなんて絶対ないね』


『え……ちょ、サエ君!?』


『じゃーねー』




 そんな感じでサエちゃんは楽しそうに、他二人は微妙な顔をしてタケダから離れていったそうです。


「ふむ、つまり脅されて仕方なくキモいことを言ったというわけだね、タケダは」


「でもそんな風に思ってたのは変わりないんだろ? じゃあどっちにしろキモいんじゃないか」


「そだね」


 救済企画、失敗。ごめんねタケダ、頑張って本編で汚名を挽回しろ。


「汚名は返上するもんだよ?」


 挽回するさ、タケダなら。


「間違いないね。ささ、そんなのは放っておいて、おたよりコーナー行こうよ」


「よし、僕読むぞ。えーとカカラジネーム『甘党に悪い奴はいない。多分……』さんからいただきました」


「ぶっちゃけ本当にそうなら世界はもっと平和だけどね」


「誰よりも平和なおまえが言うな。えっと、『ルシカさんはカカ天の中で、誰が自分に一番似ていると思いますか? もし、タケダ君だったら可哀相……』だって」


「あんなキモい発言するようなのと一緒だったら確かに可哀想だね」


「それでどうなんだ、作者。あとがき読む限り、お盆はキリヤと似たような生活だったっぽいけど」


 まぁ、職種はキリヤと似たようなものです。飲食業……ファミレス東治じゃなく居酒屋病院の方ですが。ちなみに本当に病院という居酒屋で働いているわけではありません。


 ついでにぶっちゃけますと、カカ天を更新するのはほとんどランチタイムと夜の部の間、中休みです。で、余裕がなくなると早番で夜の部が終わった後に更新したりするのです。最近更新時間のバラつきが多いのはそんな感じだからだったりします。


「……昨日、休みだったのに更新時間が遅かったのは?」


 二週間ぶりの休みで疲れが溜まってたのか、気がついたら寝てたからです。


「をい」


 まーまー、話がズレました。私が誰に似てるかですが……テンカ先生、かなぁ。


「うわ、人気投票一位の人を持ってきた!!」


「そこに反応するか我が妹よ。まだ根に持ってんのか」


 いやいや、そういう意味ではなく。まず言葉使い、私は普段あんな感じです。接客したり目上の人に対してはちゃんと敬語使いますので、その辺はテンカ先生と違いますが……あと性格。おもしろけりゃ細かいことは気にしない的な感じが同じです。考えすぎない、マイペース、何かあっても「ま、いんじゃね?」「なんとかなるっしょ」と酒を飲んで乗り越える。


「最後のが重要だね」


 ……どうせ飲む人ですよーだ。大人は飲まなきゃやってられなくなるもんです。


「よくわかる」


 さすが留。大人だ。


「それが楽しいお酒ならいいんだよ」


 そうそう。それを明日の活力にするのが大人なんだよ。


「どうせお子様だからわかりませんよーだ。はい作者の身の上話はこの辺にして次いくよ。カカラジネーム『ぱんぷきんX』さんから! 『もしかしてカカって地球で姉に並ぶ最強人物!?』ってあんなバケモノと一緒にすんなー!!」


 おもしろい質問ですが甘いですね。カカなんてまだまだです。まず胸、雲泥の差です。色気についてはどっちもありませんが――


「なんの話をしとるか」


 ああ、そういうことじゃなくて?


「夏祭りのお姉の暴れっぷり見たでしょ。あんな漫画か小説みたいなことできるわけないじゃん」


 これ小説なんだけど。


「うっさい」


「しかし確かにあんなの見るとなぁ。登場当初は冗談っぽく言ってたのに、いまや本当にバケモノだよなあの人」


 カツコのバケモノっぷりのルーツ――なぜカツコだけバケモノでトメとカカは普通なのか。この辺はいずれ過去編と題して書こうと思っています。


「さっさと書けばいいのに」


 その前に書こうと思ってるイベントがありますのでね、何編になるかはご想像にお任せします。それはそうとカカが最強か? という質問についてですが……


 答えるなら“そうでもない”ですね。


 人としての成長も歳相応、家柄も普通。変な部分はあるし運動神経は並以上だけど、そこまで飛びぬけた才能があるわけではありません。夏祭りのときの指揮っぷりは人形の『祝』の力の後押しもあってあそこまでいきました。


 しかし、最強ではなくとも、強運と人を惹きつける魅力を持っていることは確かかと。後々、大勢の誰かにとっての最高の人物になる可能性はあるかもですね。


「要約すると、これ以上ファンタジー化はしないってことだね」


「香加、おまえわかりやすいな」


「でしょ」


 ……私の説明が無駄に長く思えるような発言禁止!!


「ふ、作者といえど私には敵わない。やっぱ私最強じゃん?」


 もーいいよそれで。


「拗ねるな。次いくぞ――ってあれ、なんかいっぱいある」


 夏祭りにもらったメッセージまとめたものです。で、まとめて答えます。


 えー、改めまして。今回はこの好き勝手に書きまくったお祭りに参加していただきありがとうございました。登場した読者様はお疲れ様、しなかった人もなんか叫んでた人に混じってた、ってことで楽しんでいただけたなら幸いです。


「つまりは無茶やったことへの謝罪だね」


「今日の香加はわかりやすい」


 そして私の面目がない。次!!


「はいよっと。お、ここからは新コーナー、“今月の脅迫状”です!! 皆さんから送っていただいた脅迫状の中から一枚、紹介して、ツッコんだり従ったりしていこうと思います」


 たくさんの脅迫状、ありがとうございました。


「脅迫状もらって喜ぶのも変な話だけどな。それじゃ早速いくぞ。えっと……『脅迫状toキリヤ』だと」


 そいじゃ桐谷君登場。ほい。


「お呼びでしょうか?」


「よう桐谷。こんなの届いたんだけど」


「ふむふむ? えーと『夕方までに東治食堂のメニューを全品アタッシュケースに入れて用意しろ。もしこの脅迫状を無視した場合、今日中に店の前で胃の中身を盛大にぶちまけるじょー』と。なんですかこれは」


「今日吐くじょー?」


「それ違……くない! あってるじょー!」


 数々の脅迫状を送ってくださった方々、すみませんだじょー。私、こういうくだらないダジャレ大好きなんですじょー。てへ。


「それで桐谷、どうするんだじょ?」


「いいですよ、用意しましょう」


「えー! じょーって言ってくれないの!?」


「香加、そこはどうでもいいから」


「じょーん……」


 しょぼーんの別バージョンのようです。


「えっと、やり直すぞ。桐谷、用意できるのか!? だってもう夕方だぞ? 更新時間的な意味で」


 本日は18時にあたりに投稿しました、ハイ。


「できますよ、一瞬で。だって“メニュー”を“全品”入れればいいんでしょう?」


 ……あ。メニューにある料理を全て、とか書いてないからそうともとれる。メニュー自体を入れればいいんだ。


「トンチの勝利ですね。現代の一休さんと呼んでください。神社の息子ですし丁度いいでしょう」


「略してげんきゅう?」


「減給!! なんて恐ろしい言葉を!!」


 働いている人は絶対に聞きたくない言葉ですね……


「頭は丸めてないし神職っぽいこと何もしてないし、一休さんなら本当に減給されそうだけどな」


「しょせん私の設定なんぞ目立ってないからいいんです。では私はこれで」


 ふむ。おつかれー。


 しかし、新コーナーを始めてみたものの……正直あまり、ピン! とくる脅迫状がなかった感じだったりします。もっとおもしろいの募集! あまりぶっ飛び過ぎてると読者さんにおもしろみが伝わらなかったりするので、適度に考えてみてくださいね。


「おもしろい脅迫状って難しいね……」


「だって脅迫状って元々そういうもんじゃないしな」


 あと、夏祭りに出さないと泣くぞーみたいな脅迫状がいくつかありましたが、そんなこと言われてもあくまで抽選なんで……すいません、出られなかった人は泣いてください。


「鬼だ……」


「悪魔だ……」


「お姉だ……は言いすぎか。お姉なら謝らないだろうし」


 まぁまぁ勘弁してください。メッセージも結構いただけるようになり、全部対処できるほどの余裕はなくなってきているので……でもちゃんと全部読んでますよ! 正直、感想欄のように気軽に返信できないのが惜しいです。


 あと、たまに『私の作品を読んでください』とか『アドバイスをください』とかメッセージをいただくこともありますが、私自身、他人に何か指導できるほどの力量があるとは思えませんし、何より自分自身のことで精一杯なので……いまだに読んだりできていなくて申し訳ありません。


 今後、余裕ができればもしかしたらお邪魔するかもしれませんが、そのときはアドバイスなんて偉そうなことはせず、普通に感想を書こうと思います。ただ……しばらくは余裕ができなさそうなので、そこはご勘弁を。


「作者、話長い」


「香加、仕方ないんだよ。歳とるとこんなもんさ」


「留兄って作者の一個上だよね」


「……どうせ僕だってたまにじじくさいさ」


 はい、なんか話断ち切られましたが……引き続き脅迫状、メッセージ等お待ちしております。紹介したり採用したりするかはわかりませんが、送ってくれると私が元気になります。そしてきっとカカ天の寿命も延びます。


「それだけ最終話が遠くなるってことか」


「ほんと、いつまで続くやら」


 私の元気が続くまでですね。さて、長々と書いてしまいましたが、CMへ!




『空読財閥。ご存知あらゆる分野に進出し、成功を収めているバケモノ企業であります。最近、数々の不正が暴かれていますが、これは末端の子会社による勝手な行為であり、当財閥は全く関与していないことをここに宣言します。そして引き続き、将来有望な社員となるべき皆様をお待ちしております』 




 笑う部分がないCMがあけて。


「だから、それじゃダメでしょ」


「いいんだって。意味があるんだって……多分」


「そうだね、変に細かい伏線とか好きだもんね作者」


 今回のは細かくないからいいでしょ! はいはい閉めますよ。留!


「あいよ。えーと、カカラジでは引き続きおたよりメッセージを募集しております。ふとした疑問なんかありましたら遠慮なくどうぞ。あと、脅迫状も待ってます。オリジナリティ溢れるものを期待します。それから……あ、冒頭の小芝居の続き、暇な人は考えてみてください。ついでにカカ天への要望とか叫んじゃってくださいね」


「今回のカカラジは特別なことがほとんどなかったねー」


 たまには普通のラジオっぽいことしてもいーじゃない。なんとなく聞き流すーみたいなノリで。


「ぶっちゃけ作者、ちょっと疲れて休みたいだけだろ」


 余計なことぶっちゃけた留にカカラジチョーップ!!


「ぐぎゃぶ!?」


 私だって夏休みがほしいのだ。


「羨ましいでしょ、ふふ」


 く、この小学生め……でも可愛いから憎めない……


「やっぱ私ってば最強じゃん。てわけでカカばい!」 


 この番組は、空読財閥の会長の提供でお送りしました。




 そんなわけでラジオ終了です。なんだか私喋りすぎな気もしますが笑 なんかたまに私自身への質問きたりするからいっかなーと……ま、ラジオ話はいつも以上に自由なもんなので適当に流してください笑


 夏祭りでぶっ飛んだので、その分カカラジでも一休み的な(一休さんとは読みません)感じでさらっといきましたが……物足りない、もっとカオスな感じがほしいという方は遠慮なく言ってください。

 次あたりにはカオスにできるくらいの元気があるでしょうしね笑


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