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カカの天下  作者: ルシカ
150/917

カカの天下150「第二回、カカラジ!」

「さて皆さん、こんカカー。風にもボケる、雨にもボケる、そういう人に私はなりたい。香加です!」


「皆さん、こんカカ。風にもツッコむ、雨にもツッコむ、そういう生活なんとかしてくれ。同じく留です」


 有名な格言をアレンジした紹介から始まりました、カカラジ第二回目です!


「この番組はネット小説『カカの天下』を盛り上げるため、ぶっちゃけトークや作者の本音などを放送する情報番組ですっ! 私たちは本編自体とは関係ないのでお気をつけくださーい」


「何が違うって? ふっ、そんなことを言うやつは甘いな。違いのわかる男になれるまでこれを読むなっ!」


「留兄は違いわかるの?」


「当然だ。名前が違う」


「それだけ?」


「大体は」


「……それもそっか。それではこんな微妙な感じでいきますのでよかったらお付き合いくださーい。一旦CM!」




「おもしろい子が盛りだくさん! ここに入学すればあなたのお子さんも一躍有名な変わり者! もしくは笑いもの! 人生楽しくすごせそうな学校アンケートでダントツ一位を獲得した我が貴桜小学校にぜひどうぞ!」




 CMが明けて。


「……ね、小学校のCMってアリなの?」


「アリだろ。ほんとのラジオじゃないし」


「ぶっちゃけたー」


「はい、どんどん参りましょう。ラジオに届いた、という設定のおたよりを紹介していきます!」


「ぶっちゃけすぎー」


「ほんとに届いたのもあったりするんだけどな。さ、まず一枚目。カカラジネーム『真実を見抜く目』さんからいただきました。えー、『読んでて思ったんですけど、やっぱりなんだかんだ言ってカカちゃんはトメ兄さんが大好きなんですね。甘えまくりだった143話の「のりノリ」はもちろん、トメ兄さんがモテそうになったらたまに嫉妬したりする場面がありましたし』だってさ」


「あれだね。『真実を見抜く目』なんてネームのわりには全然見抜いてないね」


「そうなのか?」


「カカはね、給料日のトメ兄には甘えるの。何か買ってもらうために」


「うあ、きたなっ!」


「ふっ、汚いと呼ばれてもものが買ってもらえるなら女はそれでいいのだよ」


「……でも、143話って給料日じゃないよな」


「……や、給料日だったよ?」


「給料日って146話だったし。あとその嫉妬したと思われる部分って結構最近――」


「給料日ったら給料日だよ!!」


「や、しかし」


「うるさいなっ! 給料日が月に何回もあったくらいでガタガタ言わないっ!」


「何回もあったらそれはそれでものすごい嬉しいんだけどな」


 とりあえず香加さんが照れまくってますので次にいってあげましょう。


「オイコラなれーしょん! 余計なこと言うな」


 こ、こっちにまでツッコみますか。


「ほんとなんでもありだな……まぁ、とにかく次、っと。カカラジネーム『青春をください』さんからいただきました」


「なんとも切ないネームだね」


「えー『このカカの天下って、何回まで続くんですか?』だって」


「作者が死ぬまでです」


「ほう、つまりこれが書かれなくなった=作者は死んだ、ということか」


「違う違う、書くのやめる=私が殺す、っていうこと」


 やれるもんならやってみろ。


「お、強気だね作者。そういえばカカラジじゃなれーしょんは作者なんだな」


「普段は各話の主人公視点だからね。たまにはこんなもんもいいんじゃないかと」


「あんま喋らないけどな」


 所詮は作者ですから。登場人物じゃないですから。


「はいはい、作者がいじけてると読者減るよ。さ、次いこ留兄」


「おう、カカラジネーム『将来の夢はプリンになること』さんからいただきました」


「なれるもんならなってみろ♪」


「冷たいなー香加。えー『最近タケダ君を見ませんけど、生きてますか?』だって」


「死にました」


「はい、死んだそうです」


 いやいや生きてます! 次回あたり出てきますから!


「最後のおたよりです。カカラジネーム、花火で打ち上げられても死なない無敵キャラさんからいただきました。えー『あたしも出せ!』だって。どうする香加」


「いやだ!」


「だそうです。残念でした。はい、ではおたよりコーナーはこの辺で」


 CMへ。




「血湧き肉踊るサスペンス劇場! どこにでもある一般家庭に起こった恐るべき悲劇! 朝起きてみると、なんと誰もが逆立ちをしていた! そして次々となわ跳びを始めてしまう病気の謎とは!? 犯人はきゅうり? とまと? まさかたまねぎなのか!? こわい、こわすぎる!! いつか放送するかもしれないからどうぞお楽しみに!」




 CMがあけて。


「……ね、いつかって」


「しょせんはCMだ。ツッコむな」


 いつかほんとに書くかもしれないしね。


「はい、では今日のカカラジはそろそろ終了の時間となってしまいましたー」


「今日はどうだった? 留兄」


「作者がうざかった」


 すいませんでした。


「あと、香加が可愛かった」


「……カカでしょ?」


「いや、香加が」


「だから給料日はアレで私は別に何も……! じゃなくて、ああもう、私はいつでも可愛いよ!」


「はいはい、もうからかわないから、そうむくれるな。さて、番組ではリスナー、というか読者の方からご要望や意見をお待ちしてます。こなくてもラジオ(もどき)は続きますが、内容がなんでもありっぽいので面白ければ採用しちゃうかもしれません」


「では最後に。サユカンの待ちうけになっているステキショットを公開、というか説明します。えっとですね、お風呂あがりに鏡の前でポーズをとってたのを隠し撮りしたんだけど、そのポーズっていうのが――」


 カカラジチョップ!


「さ、もう時間もないことだし、また次回お会いしましょー!」


「ちぇ……またね皆。今度こそはトメ兄の恥ずかしショットを公開するからねー! このラジオは貴桜小学校とサスペンス劇場の提供でお送りしました」


「すごい提供だな……」




カカラジはいつにもまして好き勝手やらせてもらってますが…いかがでしょうか?

とりあえず私は楽しいです(笑)

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