表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/81

やってくる者たち 03



「2人とも久しぶり!会いに来たよ」


いきなり光の穴から現れたのは

エルフのお姫様、エレムミーネだった。


「エレ!嘘でしょ」


ピノが驚きながらエレに近付く


「本物だわ、この娘、本物のエレムミーネだよ!」


「本物にきまってるでしょ、偽物なんているの?」


たしかに本物のエレムミーネだな、

俺の目は誤魔化せないから分かる。


「百年ぶりに会うけど2人とも変わりなくてなによりだわ、

良かった良かった、

本当に会えて良かったー」


涙ぐみながら俺達に笑いかけるエレだが、

いやまて、百年ぶり?


「俺達は1年ぶりなんだが」


「へっ?・・・・」


少し固まったあと

エレムミーネは・・・


「私は百年ぶりなのよ、

ちょっとズレちゃったか・・」


百年はちょっとじゃないよ


「エルフ、本物のようですね」


俺達を見ているイトオが呟く

エレムミーネとイトオの目が合った。

そして、


「愛弟子よ!!」


シュタッ、と光の穴から飛び出してきた2人目の人物。


「師匠!?」


出てきたのは見た目小さな女の子、

実態はエルフ族最強の魔導師。

まさかの師匠まで姫路にやってきた!


「元気そうでなによりじゃな愛弟子よ」


俺の前で腕を組み、再会の挨拶をする師匠。


「師匠も壮健そうでなによりです」


それにしても師匠は全然成長していないな(見た目が)


「あ、そうそう、あともう一人来るわよ」


エレが俺達に笑いかけてくる。

もしかして、

ふと、泣きながら俺の頬を叩いた王女様を思いうかべた。


スウーーー


と、光の穴から出てきたのは


黒髪の若く美しいエルフだった。



いや、俺の全然知らない人が来たよ。


「ああ、彼女はね、ワタシの弟子なのよ」


エレムミーネの弟子?



「はじめまして勇者さま、私は、お・・エレムミーネ様の弟子です」


黒髪のエルフとは珍しい、

ていうか初めて見る。


「名前はフーナって言うのよ、仲良くしてあげてね」


そう言いながらエレムミーネは

俺達にウィンクをしてきた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ