12スレ目【初めまして】灯台下暗し【妖精さん】
474イッチ
そろそろ寝ます、おやすみなさい
475匿名ネット民
おやすみー
476匿名ネット民
おややー
……………
『フ、ァ…』
何でしょう…急に眠気が…転生してから眠気なんて感じ、た、こ…と…
……………
ピッ、ピッ、ピッ、ピピピピピ…
『っー!…え…あ…スマホの目覚まし機能でしたか…』
んんー…転生してから初眠りですね、今は6時ですか…
せっかくですから村を散歩してみましょうか
『おはようございます』
「ん?あぁ、おはよう、今日はどこに行くんだい?」
『少々村のあたりで散歩しようかと』
「そうか…なら北の森には気をつけな、あまり良くない噂があるからね」
『ご忠告ありがとうございます』
北の森…ですか
そういえば北の方が異常に魔力が濃かったですね
“マッキナモンテ”の人々魔力かと思いましたが…何かありそうですね
……………
〈キィィィィ!!〉
『邪魔ですよ』
コウモリ?が多いですね…さっきから群がってきて…チスイコウモリのような種なのでしょうか
目で追ってしまうのであまり視界に入れないように…
〈キィ‼︎〉
!…耳元で鳴かないでください…
ん?何でしょうか、枯れた…木?
“鑑定”で見てみましたがまだギリギリ枯れていませんね、
沢も凍ってしまっていますし…水分不足でしょうか、まぁこれもこの木の運命でしょう。
〈ちょちょ!ちょっと待てーい!〉
…早く村に戻りましょう。
〈聞こえてる?おーい〉
お土産でも買っておきましょうか。
〈いい加減こっち向け!〉
『やかましいですね、何ですか?』
〈お前に用があるんだ!
まずその前に魔族であるお前が妖精族である僕に声をかけられた事を泣いて喜べ!〉
?
あぁ足元に居たんですね。
……………
〈僕は妖精族であるアルストロ・スターリリー・メリアだ!〉
『…はい』
〈お前の名前は言わなくていい!魔族に特別に、特別に!妖精族の素晴らしらを教えよう!〉
『…はい』
〈妖精族はこの世界でもっとも魔力が強いんだ!ーーーーーーーーーーでーーーーーーーーーーがーーーーーーーーーー!〉
『…はい』
〈ーーーーー、ーーーー!ーーーーーーーーーーー!〉
『…はい』
ずっと妖精族は素晴らしいしか言っていませんね…
“ディザトラ”が言っていた“少々偏った性格”ですか、
…まぁこの子が特段こうって事かもですし…
えーと…リリー?が言うには
地面に変なものが埋まってからこの辺が急に寒くなったからその変なものを取り出して欲しい
との事。
『変なもの…と言うのはどんな形ですか?』
〈魔族の足りない頭で考えたら?〉
『…村に戻りましょうか』
〈うそうそ!長い丸!長い丸の形!〉
『最初から言ってくださいよ…』
……………
「ねえ!“タンジェント”と“クレセント”ってどっちがお姉ちゃんなの!?」
「うーん、知らない」
「私も…」
「そうなんだ!じゃあ2人は双子⁉︎」
「多分?」
「多分って…まあ双子でどっちが上だなんて親にでも聞かないとわかんねえからな」
「まあ双子じゃね?知らんけど」
「うわ…また出た」
「辛辣だね‼︎」
「じゃあ私たち、今から換金しにいってくるね!」
「行ってくる…」