プロローグ
初投稿になります、アドバイス等あればよろしくお願いします
誤字脱字あるかもしれません
「筑紫…また就活失敗したのか…」
「はい…でも村雨君はまたデータを全部消してしまいましたか」
「うっ、それを言うなよ…俺は機械が苦手なんだよ…」
「私なんて顔が胡散臭いからって言う理由で不合格ですよ?」
「「…、はぁー…」」
某居酒屋、そこで2人の男が愚痴を言い合っていた
1人は筑紫 有真、真っ直ぐな黒髪をハーフアップにした糸目の眼鏡をかけた微笑みを絶やさない青年
学生時代のあだ名はあり君だ
もう1人は村雨 太智、少し癖のある茶髪のショートヘアのぱっちりした目をした優男
学生時代のあだ名はたっちーである
この2人は中学校時代からの友人で成人した今でも仲は良好だ
現在、2人はそれぞれ一人暮らし、職を探しているのだが…
冒頭での会話通り、有真は胡散臭いから、太智は機械がまるでダメだから
「どうして私はこうも理不尽な理由で不合格なんでしょう…」
「そう言う星の元に生まれたからだろ」
「違いませんね」
「「はっはっはっはっ!…ハァー…」」
「…そろそろお開きにしねぇか?」
「ですね、虚しくなって来ました」
……………
「はぁ…早く帰ってネット掲示板の皆さんと話しましょう…」
有真は太智と別れて帰路についていた
人気のない横断歩道を渡ろうと…
ドンッ
「え…」
後ろから押されて倒れ込んだ有真の目の前にはトラックが迫っていた
有真が最期に見たのは、トラックの眩しいライトだった
うわぁ…下手ぁ…
次回は主人公視点です