表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうでもいい話 脱力エッセー  作者: カキヒト・シラズ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/89

イスラエル vs イラン 世界情勢詰将棋 トランプ次の一手

初出:令和7年6月15日


 イスラエルとイランが突然、戦争を開始した。

 イスラエルのカッツ国防相は13日、イランに先制攻撃をしたと発表した。イランの核関連施設を標的に空爆したとのこと。先制攻撃の理由はイランの核武装を牽制するためか。

 これに対し、イランは報復攻撃としてイスラエルに弾道ミサイルを数百発、発射しているらしい。


 上記の件に関し、トランプ米大統領とプーチン露大統領は緊急で電話会談し、この戦争を終息させることで合意した模様。またトランプはロシアとウクライナの戦争も終息すべきだとプーチンに伝えたとのと。

 

 さて、あなたはこの戦争と今後の世界情勢の行方をどう読むか。

 このまま第三次世界大戦が勃発してしまうのか。



1.ニュースの解釈


 ヤフーニュースにはイスラエルのネタニヤフ首相は戦争しなければ自らの政権を維持できないので戦争したと書いてあった。だがなぜ政権維持に戦争が必要なのかは説明していない。


 陰謀論的解釈をすれば、ネタニヤフが断末魔の悲鳴を上げているとも読める。

 早く第三次世界大戦を勃発させなければ、自分の親方であるディープステート=”戦争屋”が経済的に疲弊してしまう。だから無理やり戦争をはじめたのではないか。

 イスラエルは国内でガザ地区を攻撃している最中ではあるが。


 かつてブッシュ大統領の米国はイラクのフセイン大統領が核兵器を隠し持っているとして戦争を仕掛け、フセイン政権を倒したが、イラクに核がないことが判明した。

 今回もこれと似ているかもしれない。

 イスラエルはイランが核を持っているとして戦争を仕掛けたが、もしかしたら核を持っていないのではないか。また弾道ミサイルでテルアビブを攻撃したとのことだか、イスラエルの自作自演のような感じもする。

 こうした”弱いものいじめ戦争”は、歴史的にみて米国やイスラエルのお家芸と言える。



2. トランプの敵は”戦争屋”


 トランプは大統領就任以降、仰天発言や珍プレーの連続でマスコミを騒がせている感がある。

 少なくとも地上波テレビや五大紙だけから情報収集している人にとってはそう見えるだろう。

 一方、ネット陰謀論マニアにはトランプファンは多く、珍プレーの裏には何か深謀遠慮な策略があるはずだと期待しているが、それでも将棋にたとえるとトランプの次の一手は読みにくい。

 ところがここへきて、トランプの敵は”戦争屋”だと解釈すると今回の件は釈然とする。

 

 ディープステートの辞書的解釈はともかく、この語を世に広めたのは前回大統領に当選したときのトランプだ。

 トランプは単純に自分の敵対勢力をディープステートと呼んでいたようだが、もう少し具体的に言えば、いわゆる死の商人、あるいは”戦争屋”をディープステートと呼んでいたのだ。

 では”戦争屋”とはだれを指すのか。


 直接的には軍需産業の企業が”戦争屋”と考えられる。戦争が起きれば起きるほど儲かるからだ。

 だがこうした企業を支配しているのは直接的にはその企業の取締役会だが、間接的には大口株主である親会社である。そして親会社もまたその親会社に支配されている。こうして株主をたどっていくと上場大企業の多くはニューヨークのウォール街やロンドン特別区(シティー)などにある大手金融機関にたどり着く。

 また”戦争屋”は各国の政治家たちを金の力で操り、わざと必要のない戦争を勃発させる。

 戦争により経済全体が活性化するからだ。そして経済が活性化すると大手金融機関は潤う。



3.トランプの黒幕はペンタゴン良識派


 ところで陰謀論的にはトランプの黒幕、または後ろ盾とされる勢力がペンタゴン良識派と言われている。

 米国は軍産複合体が権力を握っているとされるが、”戦争屋”による金儲けのための戦争に嫌気がさした軍上層部の一部の軍人たちが集まり、いつしかペンタゴン良識派と呼ばれる集団になった。

 米国の国益になる戦争や米国民の命を守る戦争にはやぶさかではないが、金儲けのための戦争とはいかがなものか。こうした思いから軍人である彼らは”戦争屋”を警戒するようになった。


 さらには南米の国際麻薬シンジケートが”戦争屋”とも結びついた。軍産複合体が軍産マフィア複合体になっている。

 ベトナム戦争では多くの米兵が現地でヘロインを覚え、復員後も麻薬を吸い続け、マフィアを儲けさせた。

 また911同時多発テロ後、米国はアフガニスタンとの戦争でタリバン政権を倒し、傀儡政権を樹立させ、アフガニスタンを世界一のヘロイン生産国にした。

 このように米軍がマフィアの片棒を担がされている状況を憂い、ペンタゴン良識派はトランプを応援した経緯があった。


 トランプがロシアとウクライナの停戦を望むのも、”戦争屋”を儲けさせたくないからだ。

 同様にトランプはイスラエルのガザ地区攻撃を反対し、今回のイランとの戦争も反対している。

 いずれも戦争は”戦争屋”を利することにつながるからだ。

 

 その一方でワシントンで軍事パレードを実施したり、ロサンゼルスの不法移民たちによる反トランプデモを軍事力で制圧するのは、トランプの中では”正義の戦争”なのかもしれない。


 ちなみに反トランプデモはジョージ・ソロスなどディープステート=”戦争屋”側に金で雇われた不法移民やプロ市民が起こしているのであって、一般市民ではないようだ。

 そうだとするとデモ隊の負傷ニュースも自作自演の可能性がある。


(つづく)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ