深田萌絵 vs 畑中理 メディアが作るヒーロー、隠すヒーロー
初出:令和7年6月2日
さて、ネットメディアで連日、深田萌絵氏が大人気だ。
自分はテレビをあまり見ないが、テレビでは新農林大臣、小泉進次郎氏が早速、コメの価格を下げたとのことでヒーローになっているのだろうか。
オールドメディアのヒーローが小泉氏に対し、ネットメディアのヒロインは深田氏といったところか。
深田氏はネットで衆議院議員の萩生田光一氏への批判を繰り返したところ、萩生田氏側が深田氏を告訴した。
名誉棄損で民事告訴したのかと思ったらそうではなく、内乱罪、共謀罪で八王子警察署に刑事告訴したとのこと。ただし深田氏が八王子警察署に出頭したところ逮捕されなかった。
もともと自民党は昔から旧統一教会を関係が深いが、その中でも萩生田氏は旧統一教会と最も癒着した議員といった感がある。
それにしろ内乱罪、共謀罪、あるいは騒乱罪といった仰々しい罪状は、旧統一教会、創価学会、幸福の科学といった政教分離を逸脱して政治に関わる宗教団体にこそ、憲法違反を根拠に適応されるのが筋ではないか。
深田氏は衆議院選挙に出馬するとのこと。もし小生の選挙区から深田氏と萩生田氏が立候補したら、小生はまちがいなく深田氏に投票する。
深田氏の動画はよく見ているが、日本の半導体が衰退した理由から浙江財閥やチンパンの暗躍まで、彼女は陰謀論系の正論を提唱するインフルエンサーだ。
しかしながら、ネットメディアでの深田氏の人気急上昇ぶりがどこか不自然だ。
人工的に作られた”人気”だと思ってしまうのは考えすぎか。
1. 気になる背後の組織
コロナ騒動以降、ユーチューブの情報統制が厳しくなった。
従来の陰謀論ジャーナリストは次々に垢バンされ、かわりに入って来たのは”電通入ってる”陰謀論ユーチューバーたちだ。
ところで深田萌絵氏が登場したのもコロナ騒動以降だ。
深田氏は一人で活動しているのでなく、背後に組織がついているのだろう。そうだとしたらその組織が気になる。
組織があるからこそ、短期でネットメディアの人気を独占できたのかもしれない。
メディアはヒーローを作り出す。これはオールドメディアだけでなく、ネットメディアも同様だと思う。
とは言え、小生は深田氏を”悪玉”だと断定しているわけではない。
テレビのクイズ番組に思考が慣らされた私たちは、二択問題を10秒以内に回答しなくてはいけないという癖がついている。
すなわち深田氏は”善玉”か”悪玉”かどちらかしかないという発想だ。
小生はもう少し様子を見ないと判断できないという考えだ。
2.中野学校はスーパーマン養成所
ところで話は飛ぶが、戦前の陸軍中野学校をご存じだろうか。
中野にある旧日帝のスパイ養成所で、様々な超人的な人材を輩出している。
たとえば30年間ジャングルを放浪して生き続けた小野田少尉はここの出身者だ。
あなたは30年間ジャングルを放浪して生きながらえる自信はあるか。
畑中理(朝鮮名:金策)をご存じだろうか。中野学校出身者にして実質的な北朝鮮建国の父である。
学校の教科書では金日成が北朝鮮人民民主主義共和国を建国したと書いてある。
ところが国際政治評論家の中丸薫氏はユーチューブ動画で、教科書の記述とは異なる北朝鮮の歴史を解説している。
実は抗日パルチザンの英雄、金日成は建国よりかなり前に死んでいる。
別の人物が金日成に成り済まし、畑中理と組んで北朝鮮を建国したのだ。
二代目元首、金正日は金日成の息子とされているが、彼の父親は畑中理だ。
そして拉致被害者の横田めぐみと金正日の間にできた子供が、現在の元首、金正恩だ。
このへんのストーリーは陰謀論に詳しい人ならおなじみだろう。
マスコミはスポーツ選手をヒーローにしたがるが、日本の本物のヒーローは畑中理のような人物だと思うのだ。
いかなる新記録を樹立しても、一つの国を建国する以上の業績を果たしてスポーツ選手は成し遂げたのか。
3.まとめとして
マスコミが無視するヒーローが畑中理。オールドメディアが作り上げるヒーローが大谷選手や小泉氏。
そしてネットメディアが作ったヒロインが深田萌絵氏。
深田氏は自然発生的に民衆から支持されたのであって、メディアがでっち上げたわけではない、という反論も聞こえてきそうだ。
ネットメディアはオールドメディアと違い、一般大衆も情報発信できるからだ。
深田氏こそ日本を救う”救世主”だと信じたい人もいるだろう。
しかしながら昔にくらべるとネットメディアも”電通入ってる”管理状況に近づいている感じがする。
いずれにせよ、深田氏が政治家になるとしたら萩生田氏よりましだが”救世主”未満というのが、現在のところ小生の評価だ。
(つづく)




