ユーチューブ動画 占星術と陰謀論
初出:令和6年2月311日
最近、西洋占星術系のユーチューブ動画をよく見ている。
コロナ前までは陰謀論系の動画をよく見ていたが、突然規制が厳しくなり、陰謀論系ユーチューバーが次々とアカバンされた。
それに入れ替わるように新手の陰謀論系ユーチューバーが続々登場したが、彼らはいわゆる”電通入ってる”ユーチューバーに思える。
売れないお笑い芸人がユーチューバーになり、プロの動画制作スタッフと組んで陰謀論系番組を作っているようだが、ミスリードが目的のようでどうも物足りない。
そこへ行くと占星術の動画番組が意外と陰謀論的な内容だったりする。
マドモアゼル愛氏は、本業が占星術師だが、ユーチューブ番組はほとんど陰謀論系と言ってよい。
反ワク、親トランプを唱え続けるのはまだしも、エンドゥー氏のマッドフラッド陰謀論にはまっているらしく、地球は球でなく平らで、かつてタルタリアの巨人が地上を跋扈していたという説は、ちょっとついていきがたい。
ただし愛氏が人類にとって明るい未来を予言していることに好感が持てる。
これまで支配者層が人民をプロパガンダでだまし、不当に搾取してきたが、これからの時代は支配者層の嘘が人民にばれてしまい、搾取から解放されるという未来だ。
一方、占星術師のAYUKAママ氏は”二極化”を提唱。
二極化とはもともと日本人の所得や資産が、富裕層と貧困層の二つの別れ、中間層がなくなるという意味だった。
ところがAYUKAママ氏は、従来の常識を信じている人間と陰謀論を信じている人間に二極化するという。さらに言えば、ワク信派と反ワク派に二極化するという意味だ。
これまでツイッターの攻防を見ているかぎり、コロナワクチンは毒なのか薬なのかどうかに決着が着き、ワク信派と反ワク派のいずれか間違っていた方が絶滅するはず。
これがワク信派と反ワク派の両方が描いていた未来である。
ところが今後、ワク信派と反ワク派がどちらも絶滅することなく、異教徒のように同じ社会に共存し続ける。これがAYUKAママ氏の予言のようだ。
二極化が西洋占星術で運命づけられているなら、そういう社会もありかもしれない。
占いと陰謀論をごっちゃにするな、という反論が聞こえてきそうだが、これも”どうでもいい話”ということで聞き流していただきたい。
(つづく)