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どうでもいい話 脱力エッセー  作者: カキヒト・シラズ


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高未婚率・高童貞率は非モテ男子にチャンス?

初出:令和7年3月2日


 日本人の生涯未婚率は男性が28%、女性が18%で過去最高だが、この数字は将来的にさらに上がると予想されている。

 バブル世代の小生に言わせれば、今の時代、考え方によっては非モテ男子の若者にとってチャンスの時代かもしれない。


 バブル時代の大学生は、家庭を持つために会社に就職しなけらばならなかった。

 無職では嫁さんが来ないし、相手にされない。しかし会社に就職すれば、確実に家庭が持てるはずという幻想があった。だから上司のパワハラに耐えてでもリーマンになった。

 ちなみにパワハラという語はなく、それゆえ昭和時代、会社の上司はパワハラし放題だった。

 実際のところ、リーマンになっても結果的に生涯独身だった人が出始めたのもこのへんの世代からかもしれない。


 ところで今の時代、特に非モテ男子は会社に就職しても生涯独身の可能性がある。だとしたら最初からリーマンとは別の道を選択すべきだろう。リーマンは人間関係で悩むこと必須だからだ。

 一番簡単な選択肢は学校を卒業したらニート、引きこもりになることだ。しかしこれは実家に経済的余裕がない場合、苦しい。

 また自営や起業、ユーチューバーを目指している若者もいるかもしれない。成功するのは狭き門かもしれないが、うまくいけば会社に就職するより収入が増え、家庭を持てる近道かもしれない。


 もし小生が今の時代の若者だったら、あるいは人生をもう一度やり直せるなら、田舎に住み、自給自足に近い生活を夢想する。

 田舎とは言え、青年団や消防団に入ること必須のしがらみが強い田舎でなく、「ぽつんと一軒家」のような完全に世間とは孤立した田舎を指す。

 無人島などが最適かもしれない。

 人生の大半を都会で生活した小生がこんなことを書くと、アウトドア生活経験者などから、原始生活はそんなに甘くないと批判が来そうではある。

 しかし世の中の一定人口がこのような自給自足の田舎暮らしを望むようになると、それをサポートする業者が出てくる。

 また行政が仮に自給自足の田舎暮らしをサポートするようになれば、小生のアイデアはさらに現実味を帯びてくる。


*********


 さてオタキング、岡田斗司夫氏のユーチューブ動画で、お笑い芸人ぐんぴぃ氏と対談している回を最近見た。

 ぐんぴぃ氏は”バキバキ童貞”というキャッチフレーズで、自分が童貞であることをセールスポイントにしている芸人だ。

 岡田氏によれば高齢の童貞や生涯童貞率が高い時代、こういう非モテ男子の代表たるバキバキ童貞は人気を集めそうだとしている。

 しかしながらネットではぐんぴぃ氏は童貞を演じているビジネス童貞で、本当は意外と性体験豊富なのではないかとの書き込みも散見する。小生もこれに同意する。

 かつて清純派アイドルという言葉があったが、彼女たちがプライベートでも本当に清純派であったかどうかは微妙なところ。今の表現では彼女たちはビジネス処女といったところか。


 いずれにせよ、LGBT時代、同性愛者を人種差別してはいけないなら、公人が公の席で童貞を蔑視する発言もできなくなるかもしれない。

 90年代、『サピオ』という雑誌だったと思うが、参議院議員の蓮舫氏が当時まだタレントで、「病気でもないのに25歳過ぎて童貞の男性はおかしい」と発言している。今同じことを言ったら問題発言視されるかもしれない。


 小生が若い時分、童貞は軽蔑され、チャラ男からマウントを取られて散々からかわれたものだが、今の時代、童貞の人権がようやく認められたのかもしれない。

 いずれにせよ、未婚や童貞の非モテ男子が昔より生きづらくない世の中になっている。これを拡大してニートの人権も認めてほしいところだが、そこは行政がなかなか許してくれそうにない気がする。


(つづく)

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