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どうでもいい話 脱力エッセー  作者: カキヒト・シラズ


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トランプ当選 ”通夜状態”トレンド入り

初出:令和6年11月10日


 さて、米国大統領選はドナルド・トランプ氏が史上二人目の返り咲きで当選した。

 それ自体は特に大きなニュースと思えないが、”通夜状態”がXでトレンド入りしたらしい。これがちょっとしたニュースに思える。

 通夜状態とは何か。有名人の大規模な葬儀でもあったのかと思ったが、そうではなく、日本のテレビ番組でカマラ・ハリス氏の当選を予想していたコメンテーターたちがまさかの結果に愕然となり、さながら通夜状態のように放心したという意味らしい。

 コメンテーターたちの多くはハリス推しで、かつ選挙戦はハリス優勢としていた。


 一方、小生はほとんどテレビを見ないし、最近は五大紙も読まない。情報源はもっぱらSNSやブログなどのネットである。

 今回の大統領選に関する情報は、具体的にはリチャード・コシミズ、植草一秀、藤原直哉、マドモアゼル愛の諸氏の動画やブログから得た。彼らは例外なくトランプ推しで、またトランプ優勢と予想していた。


 それにしろ、タレントのパックン氏やニュースキャスターの池上彰氏など多くのテレビ文化人がなぜトランプを嫌い、ハリスを応援していたのか。

 もしかしたら彼らはエプスタインリストに載っているから必死でトランプ当選を阻止したかったのではないかと邪推してしまう。

 トランプ(またはその支持者?)は自身が当選したらエプスタインリストを公表するとツイートしているらしい。


 エプスタインリストとは何か。陰謀論マニアなら説明不要だろうが、今これを読んでいるあなたが陰謀論マニアでない場合を想定して念のため説明しておく。

 エプスタインは表の顔は実業家の大富豪、裏の顔はマフィアのボスといった人物で、手下を使って世界中から子供を誘拐し、離島に連れて行って児童売春をさせていた。

 世界中からセレブを離島に招き、児童売春の斡旋の他、子供を殺害して体内からアドレナクロムを抽出し、彼らに販売していた。アドレナクロムは若返りの薬になる。

 エプスタインの客の一覧がエプスタインリストに載っているが、ここには元首クラスの政治家をはじめ、財界の重鎮や米国の有名芸能人たちも多数、名を連ねているという。

 今回の選挙戦でハリウッドスターやミュージシャンが多数、ハリスを応援していたのもトランプの当選を阻止するため。こういう解釈が陰謀論では通説になっている。


 2016年の大統領選挙でトランプが当選したときのこと覚えているが、トランプ(またはその支持者?)は自分が当選したら911自作自演テロの真犯人たちを公表するといったツイートをして陰謀論マニアたちの人気と票を集めた。だがいざ当選してみると結局、トランプは何もしなかった。

 今回エプスタインリスト公開のツイートも選挙前のリップサービスかもしれない。


 日本でも選挙前になると政治家たちは様々なリップサービスで有権者の人気を得ようとする。

 秋葉原が選挙区だった故・与謝野馨氏は選挙前、自分は自作パソコンマニアでこれまで20台ぐらい自分でパソコンを作ったと公言した。

 自身の選挙区の有権者の中には自作パソコンマニアや関連業者も少なからずいるだろうし、彼らから人気を集めるためのパフォーマンスだったのではないか。

 また、かつて麻生太郎氏は漫画「ローゼンメイデン」の愛読者であることを公言した。

 現総理大臣の石破茂氏は趣味でスパイスカレーの自炊をしていると公言した。

 これらは有権者の人気取りが目的であることは明らかだろう。

 パソコンなど部下に任せ、漫画は読まず、カレーは嫌いだが消費税は下げる政治家の方が、有権者にとってありがたいはずである。


 こうした意味でトランプが果たして本当にエプスタインリストを公表するかどうかは心もとないものがあるが、これが杞憂であることを祈る次第。

 

(つづく)

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