第X集 「か」から始まる熟語 厳選版
愒陰 「かいいん」
光陰をむさぼる、また、年の暮れ。
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詼諧 「かいかい」
こっけいな言動をしてふざけること。おどけ。諧謔。
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夬夬 「かいかい」
思い切りの良いさま。果決のさま。決断して疑いを持たないさま。
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憒憒 「かいかい」
① 心が乱れる様子。
② はっきりとしない様子。
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海壑 「かいがく」
海の深いところ。
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恢詭 「かいき」
他とは著しく異なっていること。非常に不思議なこと。
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晦朔 「かいさく」
みそかとついたち。また、一か月。
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丐取 「かいしゅ」
ねがい求めて手に入れる。
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愒時 「かいじ」
時をむさぼる。
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晦渋 「かいじゅう」
言葉や文章がむずかしく意味がわかりにくいこと。また、そのさま。難解。
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芥蔕 「かいたい」
① 胸のつかえ。わずかな心のわだかまり。
② きわめてわずかなこと。
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戒飭 「かいちょく」
人に注意を与えて慎ませること。また、自分から気をつけて慎むこと。
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槐夢 「かいむ」
はかない夢。また、はかない栄華のたとえ。
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懐緬 「かいめん」
遠く離れたものや過去のことを思うこと。また、その気持ち。
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憒眊 「かいもう」
心が乱れて正しい判断ができないこと。
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磈磊 「かいらい」
① 多くの石が積み重なっていること。山などが高大なこと。また、そのさま。
② 不平なこと。また、そのさま。
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解纜 「かいらん」
船が航海に出ること。ふなで。出帆。
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憒乱 「かいらん」
心が乱れて落ち着きがなくなること。
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瑰麗 「かいれい」
すぐれて美しいさま。あまり例がないほど、きれいなさま。
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薤露 「かいろ」
人の世のはかないことや、人の死を悲しむ涙をいう語。また、漢の田横の門人が師の死を悲しんだ歌の中にこの語があったことから、葬送のときにうたう挽歌の意にも用いる。
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禍殃 「かおう」
不幸な出来事。わざわい。
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呵呵 「かか」
大声で笑うさま。あっはっは。からから。
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花卉 「かき」
① 花の咲く草。草花。
② 観賞用に栽培する植物。観賞する部分により、花物・葉物・実物などに分ける。
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瑕瑾 「かきん」
① きず。特に、全体としてすぐれている中にあって惜しむべき小さな傷。また、短所。欠点。
② 恥。辱め。名折れ。
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擱岸 「かくがん」
船舶が岸に乗り上げること。
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愨愿 「かくげん」
真面目で慎み深いこと。
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擱座 「かくざ」
① 船舶が浅瀬、暗礁に乗り上げて動けなくなること。座礁。
② 戦車・車両などが破壊されて動けなくなること。
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矍鑠 「かくしゃく」
年をとっても丈夫で元気のいいさま。
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馘首 「かくしゅ」
雇い主が使用人を辞めさせること。解雇。免職。
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恪遵 「かくじゅん」
つつしんでそれに従うこと。
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廓然 「かくぜん」
心が晴れわたり、わだかまりのないさま。かくねん。
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瓠落 「かくらく」
丸く中が空虚なさま。
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霍乱 「かくらん」
漢方で、日射病をさした語。また、夏に起きやすい、激しい吐き気・下痢などを伴う急性の病気をいった。
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廓寥 「かくりょう」
ひろびろとして寂しいさま。また、もの寂しいさま。
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獲麟 「かくりん」
① 絶筆。または、物事の終わり。
② 臨終。
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鶴唳 「かくれい」
鶴が鳴くこと。また、その声。
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角甪 「かくろく」
物事の似通っていること。
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覈論 「かくろん」
厳しく論ずること。
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呵譴 「かけん」
きびしく叱る。
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罅隙 「かげき」
裂け目。割れ目。亀裂。
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靴笏 「かこつ」
くつと、しゃく。
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譌言 「かごん」
いつわりごと。
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瑕疵 「かし」
① きず。欠点。
② 法律上、なんらかの欠点や欠陥のあること。
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下舂 「かしょう」
日のうすづくこと。夕日の沈もうとする頃。ひぐれ。日没。
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稼穡 「かしょく」
穀物の植えつけと、取り入れ。種まきと収穫。農業。
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遐邇 「かじ」
遠い所と近い所。遠近。また、遠方も近辺も。
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遐陬 「かすう」
都から遠く離れた片田舎。僻地。
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悴首 「かせくび」
やせた首。細首。
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踝跣 「かせん」
すあし。
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徒跣 「かちはだし」
履物をはかないで地面を歩くこと。はだし。
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喝火 「かっこ」
禅寺で、就寝前に火の用心を呼びかけること。また、その役目の僧。
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黠鼠 「かっそ」
ネズミ。
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戛戛 「かつかつ」
堅い物どうしが触れ合う音。また、その音を立てるさま。
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豁爾 「かつじ」
① ひろびろと、ひらけたさま。
② 酔いや、眠りから覚めてさっぱりするさま。
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黠児 「かつじ」
かしこい子。
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豁如 「かつじょ」
心が大きく小事にこだわらないさま。心のさっぱりとしたさま。
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豁然 「かつぜん」
① 視野が大きく開けるさま。
② 心の迷いや疑いが消えるさま。
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戛然 「かつぜん」
堅い物が触れ合って音を発するさま。
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裹頭 「かとう」
僧の、頭を袈裟などで包み、目だけを出す装い。かしらづつみ。
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和璞 「かはく」
和氏の玉。
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嘉猷 「かゆう」
よいはかりごと。国をおさめるためのすぐれた計画のこと。
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罅裂 「かれつ」
ひびが入ること。ひびわれ。
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蝸廬 「かろ」
蝸牛の殻のように小さい家。また、自分の家をへりくだっていう語。
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罅漏 「かろう」
すきま。
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寒燠 「かんいく」
寒さと暑さ。寒暖。寒暑。かんおう。
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轗軻 「かんか」
世間に認められないこと。志を得ないこと。
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讙譁 「かんか」
かまびすしい。やかましい。
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歛丐 「かんかい」
物ごい。
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扞格 「かんかく」
意見などが食い違うこと。互いに相手を受け入れないこと。
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丱角 「かんかく」
児童の髪形の一つ。あげまき。みずら。つのがみ。転じて、子ども。児童。丱童。
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棺槨 「かんかく」
遺体を納める箱。ひつぎ。
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関礙 「かんがい」
妨げ。
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悍驕 「かんきょう」
気性が荒く、驕って偉そうな態度を取ること。
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懽欣 「かんきん」
嬉しく思うこと。喜ぶこと。
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豢圉 「かんぎょ」
飼育する。
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圜繞 「かんぎょう」
めぐる。めぐらす。かこむ。
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艱窶 「かんく」
貧しく苦しむ。
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奸譎 「かんけつ」
よこしまで、心にいつわりが多いこと。また、そのさま。かんきつ。
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環濠 「かんごう」
周囲に堀を巡らすこと。堀で囲むこと。
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悍驁 「かんごう」
性格や資質が悪く、思いあがった振る舞いをすること。
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関雎 「かんしょ」
夫婦仲がよくて礼儀正しいこと。
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竿檣 「かんしょう」
簡単な見張り台や探照灯などを備え付けた軍艦のマスト。
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莞爾 「かんじ」
にっこりと笑うさま。ほほえむさま。
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澗泉 「かんせん」
谷あいからわき出るいずみ。谷あいの水。
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莞然 「かんぜん」
にっこり笑うさま。莞爾。
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盥漱 「かんそう」
手を洗い、口をすすぐこと。身を清めること。
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浣濯 「かんたく」
あらいすすぐこと。
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巻帙 「かんちつ」
書物の巻と帙。書物。書籍。また、その巻数。
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罕儔 「かんちゅう」
なかまが少ない。世に稀な。
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艱屯 「かんちゅん」
行きなやむ。
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懽暢 「かんちょう」
嬉しく思い、穏やかな気持ちになること。
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澗底 「かんてい」
谷の深い所。たにそこ。
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患惙 「かんてつ」
これから先の心配や悩み。または、心配したり、悩んだりすること。
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戡殄 「かんてん」
敵を全て殺害すること。皆殺しにすること。
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浣滌 「かんでき」
洗いすすぐ。
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奸慝 「かんとく」
よこしまで悪いこと。邪心を隠し持つこと。隠れた罪悪。かんちょく。
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干黷 「かんとく」
おかしけがす。
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丱童 「かんどう」
髪をあげまきに結った童子。転じて、童男、童女をいう。
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奸佞 「かんねい」
心が曲がっていて悪賢く、人にこびへつらうこと。また、そのさま。
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感佩 「かんぱい」
心から感謝して忘れないこと。
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煥発 「かんぱつ」
火が燃え出るように輝き現れること。
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扞蔽 「かんぺい」
ふせぐこと。ふせぎおおうこと。藩屏。
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翰墨 「かんぼく」
① 筆と墨。
② 詩文を作ること。書画をかくこと。また、その出来上がったもの。
③ 広く文学に関すること。文書。
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関鑰 「かんやく」
① 門のかんぬきと鍵。門戸の戸締まり。
② 出入りの要所。また、物事の重要なところ。かなめ。
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管鑰 「かんやく」
① 鍵。
② 竹笛。
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懽予 「かんよ」
快い気持ちで楽しむこと。
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豢養 「かんよう」
やしない育てること。
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乂安 「がいあん」
世の中がよく治まって穏やかなこと。
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慨焉 「がいえん」
悲しんで憂える様子。慨然。
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皚皚 「がいがい」
雪や霜で辺り一面が真っ白く見えるさま。
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街衢 「がいく」
人家などの立ち並ぶ土地。町。ちまた。
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睚眥 「がいさい」
目を怒らして、憎たらしそうににらみつけること。また、その目つき。
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慨息 「がいそく」
ためいき。
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孩提 「がいてい」
2、3歳くらいの幼児。おさなご。みどりご。嬰児。
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駭魄 「がいはく」
魂を驚かすこと。びっくりすること。
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慨懣 「がいまん」
嘆いて悶えること。
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峨峨 「がが」
山や岩石などが険しくそびえ立っているさま。
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瓦全 「がぜん」
大したこともせずに生き長らえること。
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牙籌 「がちゅう」
① 昔、中国で計算に用いた象牙製の数取り。
② そろばん。
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臥榻 「がとう」
寝台。ねどこ。
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餓莩 「がひょう」
餓死した人。餓死者の死体。また、餓死の状態。
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訝賓 「がひん」
人を迎える。迎えてねぎらう。
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衙門 「がもん」
役所。官衙。
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玩愒 「がんかい」
歳月をむだに過ごすこと。
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嵒嵒 「がんがん」
高峻のさま。
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巌牆 「がんしょう」
高くて危うい牆壁。
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紈扇 「がんせん」
白い練り絹を張ったせんす。
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龕灯 「がんどう」
① 仏壇のともし火。灯明。
② 「強盗提灯」に同じ。
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靧雨 「かいう」
ながあめ。霖雨。
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恛恛 「かいかい」
訳が分からず判断に苦しむさま。
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㚍㚍 「かいかい」
多いさま。
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開懐 「かいかい」
気晴らし。
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鐬鐬 「かいかい」
盛んなさま。
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海角 「かいかく」
陸地が海に細く突き出した先端の部分。岬。
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乖隔 「かいかく」
へだたり。
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潰濩 「かいかく」
波が激しく打ち寄せるさま。
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海闊 「かいかつ」
海のように広いこと。
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開闊 「かいかつ」
① 広々(ひろびろ)としたさま。
② 朗らかなさま。
③ 広げること。
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齂呬 「かいき」
休む。休憩する。
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解牛 「かいぎゅう」
牛を骨と肉に解体すること。
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改弦 「かいげん」
弦楽器の弦を張りかえて調子を改めること。
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解甲 「かいこう」
甲をぬぐ。
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回光 「かいこう」
反射の光。
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開闔 「かいこう」
① 開くことと閉じること。
② 平安時代の朝廷の記録所・御書所・和歌所・文殿などの職名。書物の出納や雑務に従事。
③ 鎌倉・室町時代の引付・侍所などの職名。訴訟事務の進行などにあたった。
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快行 「かいこう」
快走する。
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乖迕 「かいご」
くいちがう。そむく。
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魁梧 「かいご」
からだが大きくりっぱであること。魁偉。
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解語 「かいご」
言葉がわかること。
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快語 「かいご」
痛快な言葉。
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海市 「かいし」
蜃気楼の異称。
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解弛 「かいし」
ゆるむ。
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介駟 「かいし」
介馬。馬に馬鎧をつけること。また、その馬。
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会者 「かいしゃ」
連歌の会に参加する人。
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灰心 「かいしん」
火が消えた灰のように勢いがなく落胆している心。
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乖舛 「かいせん」
そむきもとる。食い違う。差誤。
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階前 「かいぜん」
① 建物に出入りする階段の前。きざはしの前。
② 庭先。
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拐然 「かいぜん」
曲がりくねっている様子。
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喙息 「かいそく」
口で息する。獣の類。
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虺隤 「かいたい」
疲弊するさま。病むさま。
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靧澤 「かいたく」
入浴し、体を清めること。
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怪誕 「かいたん」
奇怪で、つかみどころのないこと。また、そのさま。でたらめ。
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海内 「かいだい」
① 四海の内。国内。
② 天下。
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喙長 「かいちょう」
くちばしが長い。口八丁。
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潰堤 「かいてい」
堤防が破れること。
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懈忒 「かいとく」
怠って失敗すること。
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快犢 「かいとく」
威勢のよい子牛。
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開導 「かいどう」
① 堀や溝などを作って、水が流れるようにすること。水利をはかること。
② 人の見聞、知識を広げるように指導すること。
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悔亡 「かいぼう」
後悔することがなくなるということ。
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靧面 「かいめん」
顔を洗うこと。洗顔。
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靧沐 「かいもく」
風呂に入る。シャワーを浴びる。行水をする。
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揩油 「かいよう」
上前をはねる、うまい汁を吸う。くすねる。
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懐孕 「かいよう」
子をはらむこと。懐妊。懐胎。
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靧浴 「かいよく」
風呂に入る。シャワーを浴びる。行水をする。
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傀儡 「かいらい」
① あやつり人形。くぐつ。でく。
② 自分の意志や主義を表さず、他人の言いなりに動いて利用されている者。でくの坊。
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戒﨟 「かいろう」
① 出家受戒してからの年数。
② 芸道の修業の年数。
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偕老 「かいろう」
夫婦が、年をとるまで仲よく一緒に暮らすこと。
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禍淫 「かいん」
悪事をなす者に天がわざわいを与えること。
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颬颬 「かか」
口を開けて息を吐くさま。
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蝸角 「かかく」
① カタツムリの触角。
② きわめて狭小な世界。
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寡鶴 「かかく」
つれあいのいない鶴のこと。
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瓜葛 「かかつ」
血すじ。親類。縁者。
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河漢 「かかん」
① 銀河。天の川。銀漢。
② 黄河と漢水。
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過眼 「かがん」
目前を通りすぎる。
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蠖隠 「かくいん」
不遇のために隠居する人のたとえ。
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讗讗 「かくかく」
誇るさま。
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蠖濩 「かくかく」
① しりぞき隠れるさま。
② 宮室が奥深いさま。
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矍駭 「かくがい」
驚異。
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隔岸 「かくがん」
川の向こう岸のこと。
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革故 「かくこ」
旧故を改める。
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攫鷙 「かくし」
鷲づかみ。
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鶴氅 「かくしょう」
鶴の羽毛を布に織り混ぜて作った衣。つるのけごろも。転じて、雪の降りかかった衣。
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鶴寿 「かくじゅ」
長生き。長命。長寿。
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戄然 「かくぜん」
驚くさま。驚き恐れるさま。
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矐睒 「かくたん」
雷。
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衉唾 「かくだ」
唾を吐く。
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矍踢 「かくてき」
驚き騒ぐさま。
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鑊湯 「かくとう」
① 釜の中の湯。
② 「鑊湯地獄」の略。仏語。阿鼻地獄にある小地獄の一つ。現世で罪を犯した人を釜の中に入れて煮る。
③ 火で溶解している金属。
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攫黷 「かくとく」
見下し、軽蔑する。
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彍弩 「かくど」
① 弓を引き絞ること。多く、速さや危険の比喩として使う。
② 弓を張り、射ること。
③ 弓を射る技術。
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結果 「かくなわ」
① 昔の菓子の名。小麦粉を練って細長いひもが曲がりくねったような形に作り、油で揚げた唐風のもの。かくのあわ。
② 心があれこれと乱れること。
③ 刀やなぎなたを上下左右に振り回すこと。大勢の敵を相手にして勇ましく戦うさまをいう。
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鶴髪 「かくはつ」
鶴の羽のように真っ白な髪。白髪。しらが。
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鶴望 「かくぼう」
鶴が首を長く伸ばすようにして見ること。転じて、待ち望むこと。
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角落 「かくらく」
① 隅。隅の方。
② 辺鄙な所。
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蠖略 「かくりゃく」
進んだり止まったりして行くさま。
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蘳熒 「かけい」
花や葉の美しいさま。
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駕籠 「かご」
乗用具の一。竹製または木製で、人の乗る部分を1本の長い柄につるし、前後から担いで運ぶもの。古くから使われたが、江戸時代に広く普及した。四つ手駕籠・山駕籠・宿駕籠など。
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風疿 「かざほろし」
風邪の熱などがもとで皮膚に生じる小さな発疹。かざはな。
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過市 「かし」
人が多い市場を通り抜けること。
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禾黍 「かしょ」
稲と黍。
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華燭 「かしょく」
① 華やかなともし火。
② 結婚の席にともすともし火。また、婚礼。
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貨殖 「かしょく」
財産を殖やすこと。利殖。
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寡信 「かしん」
信じることができないこと。
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寡二 「かじ」
二つは存在しない、唯一。
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火樹 「かじゅ」
多くの灯火の光。
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呵成 「かせい」
一息で完成する。
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戈鋋 「かせん」
ほこのこと。または、武力のたとえ。
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父母 「かぞいろは」
父と母。両親。かぞいろ。
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火宅 「かたく」
仏語。煩悩や苦しみに満ちたこの世を、火炎に包まれた家にたとえた語。法華経の譬喩品に説く。現世。娑婆。
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夏虫 「かちゅう」
夏の虫。氷を知らないことから世事にうといことにいう。
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恪勤 「かっきん」
職務に励むこと。まじめに勤めること。精勤。かくごん。
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蠖屈 「かっくつ」
尺取虫が伸びるために一時からだをちぢめること。また、人がそのように身をかがめちぢめること。将来の雄飛に備えて慎み深く世を渡ることにもいう。
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葛戸 「かっこ」
猟師。狩人。
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活剥 「かっぱく」
生きているまま皮を剥ぐこと。
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括羽 「かつう」
やはずと羽。
*
豁閜 「かつか」
空虚。
*
瞎説 「かつせつ」
でたらめを言うこと。
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滑脱 「かつだつ」
よどみなく自由自在に変化・順応すること。また、そのさま。
*
過庭 「かてい」
家で教える。父が子に教える。
*
瓜田 「かでん」
① 瓜の植えてある畑。うりばたけ。
② 「瓜田に履を納れず」の略。瓜を盗むのかと疑われるので、瓜畑では靴が脱げても履き直さない。疑いをかけられるような行いは避けよというたとえ。瓜田の履。
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䈖藤 「かとう」
竹の類。
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下婢 「かひ」
召使いの女。下女。はしため。
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涸沢 「からさわ」
水の干上がった沢。また、その跡。登山路にも利用。
*
苛斂 「かれん」
租税などを厳しく取り立てること。
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銜哀 「かんあい」
心にかなしむ。愁懐。
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干雲 「かんうん」
雲の中を押し進むこと。
*
閑雲 「かんうん」
ゆったりと空に浮かぶ雲。
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涵泳 「かんえい」
水中にもぐって泳ぐこと。転じて、深く親しみ、恩恵をうけること。
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坎坷 「かんか」
① 道路が凸凹していること。
② 物事がうまくいかない、思い通りにならないこと。転じて、志を遂げられないことのたとえ。
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観火 「かんか」
火事を見ること。
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干戈 「かんか」
① 武器。また、武力。
② 戦争。
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鰥寡 「かんか」
妻を失った男と、夫を失った女。
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谽谺 「かんか」
谷が深くて広いさま。
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歓咍 「かんかい」
愉快。喜び、笑う。
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瀚海 「かんかい」
北海。
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窾会 「かんかい」
空隙。転じて、機会を指す。
*
闤闠 「かんかい」
① 街や通り。
② 商店、商売を指す。
③ 民衆を指す。
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冠蓋 「かんかい」
冠と馬車などのおおい。転じて、権勢のある人。貴人。
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花晨 「かしん」
花咲く朝。
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閜砢 「から」
互いに助け合うこと。
*
憾悔 「かんかい」
ひどく残念がること。残念に思うこと。
*
閑閑 「かんかん」
① 心しずかに落ち着いているさま。のんびりしているさま。
② 車などがゆっくり動くさま。
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寛寛 「かんかん」
ゆったりとしているさま。
*
汗簡 「かんかん」
文書を書くために用いる青竹の札。転じて、ながく後世に伝えられる文書や書籍。史書や記録。汗青。簡汗。
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轞轞 「かんかん」
車が走る音の形容。
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竷竷 「かんかん」
歌いながら踊るさま。
*
靧盥 「かんかん」
手や顔を洗うこと。尊敬と献身を表す。
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鰥鰥 「かんかん」
憂愁のあまり眠れず、目を閉じることもできないさま。
*
閑雅 「かんが」
① しとやかで優雅なこと。また、そのさま。
② 景色などがもの静かで趣深いさま。
*
陥害 「かんがい」
人を罪におとしいれて、困らせること。
*
鰥窮 「かんきゅう」
困窮している未亡人や寡婦。
*
寒衾 「かんきん」
冬の夜着。
*
寒噤 「かんきん」
寒さで身ぶるい。
*
看戯 「かんぎ」
観劇。
*
艱劬 「かんく」
つらく苦労すること。
*
闤衢 「かんく」
市街地の街道。
*
悍軽 「かんけい」
つよくはやい。
*
間欠 「かんけつ」
一定の時間を置いて、物事が起こったりやんだりすること。
*
関鍵 「かんけん」
① 門のかんぬきと扉のかぎ。
② 門や扉の戸じまり。
③ 物事の本質を得るため、あるいは物事を解決するためになくてはならないもの。大切なところ。かなめ。かぎ。
*
瀚灝 「かんこう」
広く大きいさま。浩瀚。
*
罕遘 「かんこう」
めったにない出会い。
*
黬黒 「かんこく」
光のない闇。
*
驩乍 「かんさ」
歓喜の喧騒。
*
銜索 「かんさく」
縄を通すこと。
*
灌莽 「かんもう」
① 群がって生えている草木。
② 群がり生い茂る原野を指す。
引用先は既出




