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ゲーミングヤンキー〜喧嘩最強の男、少女となりて激走する〜  作者: アスク
第二章 Hurtling Burst -online-〜超高速のその先へ〜
46/82

RE-S05-MAGNET:03




ーーーーーー

【鳩バス】カスタマイズがあまりにも多すぎるゲーム【実況】

紫兎ch・6222回視聴・1日前

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ーーーーーー

2号機

形状:二輪装甲型

装甲:レッドナイト

主力砲:卵型真空ジェット

推進装置:卵型真空ジェット

ーーーーーー

「バレル型から卵型に変更。1号よりマシ、マシなだけだったぜ」



ーーーーーー

6号機

形状:二輪装甲型

装甲:シャープネスクリアー

主力砲:ー

推進装置: 超電導磁気浮遊式02版

ーーーーーー

「すげえ!なんかテキトーにやったらいい感じになったぜ!」



ーーーーーー

改6号機

形状:二輪装甲型

装甲:シャープネスクリアー

主力砲: 超電導磁気浮遊式第2版

推進装置: 超電導磁気浮遊式第2版

ーーーーーー

「すげえ!装置同士がくっついて飛べねえ!クソかよ!」




ーーーーーー

11号機

形状:ジェット機型

装甲:レディアントアース

主力砲:ー

推進装置: 超電導磁気浮遊式第3版

ーーーーーー

「興味本位で形状変えたぜ、垂直落下した、もう一生ジェット機には乗らん」




◆◆◆◆◆◆




「ごめん鬼葉!配信切り忘れてた」

「おう」

「……なんかあった?」

「いんや」


 ヒナタがようやく帰ってきた。どこほっつき歩いてたのかは知らんが、勧誘でもしてたんだろう。だから許そう。


「……ねえ、やっぱりなんかあった?さっきと顔つき違う気がするんだけど」

「いろいろあった、いろいろな」


 9割は墜落。


「で?お前こそんな血相変えてどうした!」

「あっ……鬼葉、大変なんだ、急遽予選だって!どうしよう、チーム登録までの期間が短くなっちゃったよ!」

「おう、そうか」

「……お、落ち着いてるね」

「んなもんゲーム内通達ですぐ知らせ来るわボケい」

「あ、そか」


 今慌てたって仕方がねえ。数分で人集まられるなんて俺も思っちゃいねえし。あとはもう巡り合わせに賭けて俺らなりの練習をするっきゃない。え?『おめーも数分前は慌ててただろーが』って?

 いろいろあったんだよ!いろいろ!


「なァヒナタ。シケた話ばっかで萎えそうだからよ、ちょっとここいらでいい風に当たろうぜ」

「と、いうと」

「勝負しろい」


 9割墜落、1割は────。








 再びやってきた【アンドロメダサーキット】

 ヒナタとやりあったのは記憶に新しいが、今回は俺が完勝させてもらうぜ。


「実はよォ、カスタムでマシン作ったんだけどよォ」

「へえ、ついに」

「結構失敗したぜ、最終的に20回ぐらいだァな」

「わーお。鬼葉って意外と研究的なんだ」

「まぁな」

「それで、結果はー」

「いや、それについては俺もまだわからん。この"完成系"は、今初めて走るからな」

「え」


 【傭兵のウルフ】【エージェントバニー】にそれぞれ変身し、お互いスタート地点に降り立つ。

 モードはハードコア、序盤は直線、おう、いける。ぶっつけで行ってみようか、第二十……忘れた、100号!!


「相変わらず二輪装甲型なんだね」

「まあな。すっかり慣れちまったし」

「流石」


 ブザーが表示される。もうすぐにスタートだ。降りしきる流星を眺める、コックピット内のヒナタに向かって声をかける。


「本気でこいや。試作的だろーが練習でマジにならなきゃ本番は尚更無理だぜ」

「言われなくても!」


[○○○○]

スタート開始!!


「先行奪取!!」


 ヒナタは前回同様最初の直線で急加速した。いや、若干抑え目か。反省の色が見えて良いな。だが。

 悪いなヒナタ。ちょっとズルっぽいが勝たせてもらう。展開!


「ヒナタァ!」

「なにさ、おにの────んぁぁ!?」



[ヒナタ 脱落]


「やりぃ」


 あまりにも早すぎる出来事で、ヒナタ本人も何が起きたかわからないだろう。

 俺が特攻して壁と挟んですり潰した。そして爆発した。そこに焦げ目ついてんのが何よりの証拠だろう。

 俺か?俺の相棒は全然平気だ。











[鬼葉 1着ゴール]


 つーわけで無事完走。うーん心地がいいなァ。ああ、ちゃんと全力でコーナーの際攻めたり、きっちりエネルギー燃料を出し切った。全国100以内のラップタイムだったぜ?流石俺。

 宇宙船に戻ってくる。唖然とした顔ってこのこと言うんだろうな。口をぽっかり開けてこっちみるヒナタ。


「なに、今の」

「突撃した」

「にしたってだよ!?」


 多分ヒナタはわかってるんだろう。突撃することがいかに難しいか。


「速度でリードしてたのに、どうやって追いついたの?ゼロランを加味してもそんな急過ぎる加速しないよね?」


 俺は笑ってみせた。


「機体の性能ってやつだ。ついてこい、俺の相棒をじっくり見せてやる」

「相……棒!!」


 なんかすげー目を輝かせるヒナタ。興味を持ってくれんのはありがたいが、そんなに?

 宇宙船内を闊歩し、部屋を移動する。移動した先はガレージ。機体が並び立ち、そこのでっけー近未来シャッターを開けるとそのまま宇宙空間へ飛び立てるらしい (あくまでそういう設定で実際は無理だった)

 そうして、ある一台の機体の前で足を止める。ヒナタもそれに合わせて止まり、覗き込む。


「紹介するぜ。さっきお前と戦った俺の相棒だ」


ーーーーー

【二輪装甲型:RE-S05-MAGNET】

形状:二輪装甲型

装甲:レディアントアース

主力砲:マグネットパルサー 2基

推進装置:風力式波動ジェット第5版


搭載機器

ーーーーー


 白ベースに所々黄緑色のラインが入ったこちらの車両は俺の鳩バスにおける相棒だ。スーパースポーツみたいな見た目だがその背後にはガチゴチの機構、そして側面に今回の絡繰がくっついてる。


「マグネットパルサー、これが速攻突撃の正体だ」

「マグネットパルサー?」


 通常、敵を倒すための砲台がくっついている部分に黒柱にコイルやらそれっぽい機械が巻きつけられたものがぶら下がっている。これがマグネットパルサー。


「マグネット……磁石……もしかして引き寄せられるの!?」

「そういう事だ。俺の相棒は手前の奴に引っ張られる」


 右手を出す。


「手前の奴は俺の磁石に引っ張られる」


 左手を出す。

 そして両手をぴしゃりと叩いてみせる。これで理解できるだろ?ヒナタも頷いてくれた。


「だがもちろん磁石の力だけじゃあねえぜ、ジェットの方も俺なりに工夫した」

「風力式波動ジェット第5版、なんだか小難しいよねこのゲームのパーツ名」

「それ、俺もイマイチ覚えてねえ」


 エネルギーを噴射する推進装置に目をやる。灰色の文字が三つ、Sと0と5


「ペイントされてるからS05って呼んでるぜ」

「機体名にもついてたね。【二輪装甲型:RE-S05-MAGNET】か。なんか改めて聞くと小難しい感じも悪くない?」

「頭良くなった感じするよな」


 今一番頭悪そうなこと言った気がする。

 これは俺がかっけーと思ってつけたネーミング。狙い通りならいい。


「こいつの特長は加速力と小回りだ。順当に突撃するのにちょうどいい推進装置っつーわけだ」

「無敵じゃんね」

「いや、弱点は明確だ。最高速度が大した事ねえ」


 普通のやつが650を事故しないギリギリの最高速だとするならばこいつは500後半が限度だ。そのかわり500に達するまでの加速時間はそこまでかからない。


「先行リードをキープできねーから、後ろからすぐ抜かれちまう」

「でも抜かした奴から超高速で粉砕するでしょ、磁力と合わせて」

「まあな」

「やっぱ無敵じゃん!」


 いや一応弱点はまだあるぞ。風を取り込んで高速に達するという特徴故に、すぐ後方につけられ壁があるとスピードが損なわれるし。まあ、それぐらいだけど。


「つーわけで俺は強力な機体ベースを手に入れたってわけだ。これを元に試合に向けて走り方揃えてくぜ」

「うんうん!」


 あ、そうそう、この機体はまだ配信に乗っけてないからな。これがお披露目されるのはおそらく。


「予選だな、まずは」

「そう、だね。でもその前にメンバー……」


 だぁーー!!思い出したくねえやつ!!


「おいせっかく詰まった流れ変えたのに話戻すなよ」

「あ、ごめん。いや違うんだ。流れは変わった(・・・・・・・)よ」

「ほう?」


 ヒナタは、嬉しそうにSNSに繋がってるウィンドウをこちらにみせ、今どうなってるかを口で説明するのであった。


「メンバー参加希望、1人来たよ!」

「上出来だぜ。いい風が吹いてきた!」


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