二話
そう、開けたんだ。そしたら───────
バン!
「みこちゃーーーーーん!」
な、なんか抱きついてきやがった!?
「モガ…フガ…だ、だれ…?」
「僕だよ。覚えてないの?」
「と、取り敢えず離せ。」
ブツブツいいながらもそいつは俺を離した。
「まず、お前は誰だ。」
「ほんとに覚えてないんだね…」
「ん?」
「いや。僕は柊康人。ここの理事長だよ。」
「は?理事……ΣΣええっ」
「ここ何処だと思ってきたの?」
「あ、そうか。ここ理事長室だった。」
「…相変わらずお惚けさんだなぁ。」
「…さっきから俺を知ったようなことを言うけど、初対面だよな?」
「僕の名字を思い出して?」
「…?……柊…柊…そういえば母さんの前の名字も柊だったような…」
「だって僕、ミコちゃ
「その呼び方やめろ。」…巫兎のお母さん、兎乙子姉さんの弟だもん。」
「……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?…そ、そんなこと聞いてないぞ!」
「昔会ったことあるけど、すごい小さいときだったからね。覚えてないのも無理ないよ。」
「そうか…だから母さんはここに入れたかったのか。」
「そうみたい。(姉さんの趣味もあると思うけどね…)」
「で、俺のクラスは何処だ?」
「うん。1-Dクラスだよ。あと寮は…」
「ち、ちょっとまて、俺は家が近いから寮には入らないはずじゃ…」
「うちの学校は全寮制だよ?それと、巫兎は編入試験三位だったから二人部屋ね。」
「そんなこと、母さんは一言も…(元々何も言われてないけど。)」
「姉さんらしいや。あっあと部屋は欅の間ね。」
「旅館かよっ」
「ふふ。これは僕の趣味だから。」
「悪しゅm
「何か言った?(黒笑)」い、いえ。」
「じゃ、そうゆうことだから。この後職員室によって柏木先生に案内してもらって。その人が担任だから。」
「分かった。柏木先生だな。」
「うん。たまにはここにも遊びに来てね〜」
「誰が来るか!」
「あ、そうだ。あとこれとこれ着けて。」
「ん?かつらと眼鏡?」
「うん、巫兎の容姿は目立つからそのままだと直ぐに犯られるよ。」
「や、殺られる!?わ、分かった。着ける。」
「何か漢字違うけど…ま、いっか。じゃ、がんばって。」
「おう!」
「ふふ。(姉さん…気持ちは分かるけどいくらなんでも危ないよ。巫兎の容姿じゃあ直ぐにバレて目を付けられるだろうから。…でも安心して。僕が命に代えても守るからね。)」
。
初めまして。後書き初です。 あ、ちなみに巫兎のお母さんは腐女子ですwだからですね。