一話
俺は在原巫兎。
今年私立星鈴学園高等部に編入した。
ここはエスカレーター式で、幼稚園から大学まで繋がっている。外部入学生は珍しいらしい。
なんでそんなとこに俺が入学したかというと…
「あんた、ここ受けなさいよ。」
「は?そこってエスカレーターじゃん。やだよそんなとk
「受けなさい?」…はい。」
とまぁほとんで脅されて選んだわけだ。ま、他に行きたいとこもなかったし、別にいいんだけど。
べ、べつに俺が頭が悪い訳じゃないからな!
ま、所詮高校だし、どこでもいいと思っただけだ。
そんなことより…
ここ、どこだ?
この学校広すぎんだよ!ったく、理事長室行かなきゃならんのに…
ったく金の無駄遣いだ!
ブツブツ…
「もしもし?」
「ブツブツ…」
「そこのおちびさん?」
「だぁれがちびじゃゴルゥゥアア!」
「…やっと気づきましたか。」
「ん?あんただれ?」
「ん?私ですか?私はここの生徒会高等部副部長の成宮斎です。」
「へぇ、イツキか。」
「はい。(漢字分かっていませんね…)貴方こそお名前は?」
「俺?俺は在原巫兎だ。」
「巫兎さんですか。この学園の人ではないですよね?」
「うん。転入してきた。」
「そうですか、ではあなたが噂の転入生なんですね。」
「噂かどうかは知らないけど新しく転入してきた。」
「わかりました。ところでこんなとこで何をやっているんですか?」
「それがよぅ…迷っちまって…」
「そうですか…わかりました。私が案内しましょう。理事長室でよろしいですね?」
「おう!頼む。」
「では参りましょう。」
やった♪
副カイチョーさんがつれてってくれるって!
いいやつだなぁ…
副カイチョーさんがこんなにいいやつなんだからカイチョーはもっといいやつなんだろうなぁ…
「つきましたよ。」
「えっあっおう。サンキュ。」
「いえ。では私はこれで。」
「ありがとな〜」
いいやつだなぁ
ほんとに。
てか扉がやたらにでかい…
よ、よし!入るぞ!
俺は扉を開けた。
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