~自営業!?~
「お魚は〇△さんのお店で買ってきてね♪」
私は祖母にお使いを頼まれた時に、よく店の指定までされた。
スーパーですべてを買ってはいけないのだ。
そのお店がいい品を置いているというのもあるが、祖父母は商店街で小さな店を営んでおり、買えるものは商店街という発想だったと思う。
私の親は会社員だったので、そういう発想がない。
すべて、最も安いスーパーで買うという発想だ。
よく地域の商店街が寂れると言われたが、地元の人が全部スーパーにいけばそうなるのだ。
……で、よく問題になるのが、その後スーパーがその地域から撤退する事案だ。
……もう商店街はない。
明日からの買い出しは困難になり、少なくとも安くは買えないという状況になる。
私は漫画の同人誌を扱っていたが、好きなタイプの作家の方は、大体に他の作家さんの本も買って読んでいた。
私の方で『余った在庫と交換してほしい』との旨を聞けば、同じ希望の方の本と交換して発送していた。
嫌なタイプは、『他の人の本などいらない! 全部買い取ってくれ!』ってのだ。
誰だってお金は欲しいが、そこを折れて人の本を買ってみたり、交換したりして勉強するのだ。
確かに、自分の本を売るだけで成功する方もいるだろうが、やはり普通の人は他の人の本も買って勉強した方がいい気がした。
そういう方の方が、話していても気持ちが良いものだ。
……創作家とは自営業者であり、会社勤めのような感覚ではダメな気がした。
まぁ、そんな気がするだけなのであるが……( ˘ω˘)
自分だけ成功したい!
他人は知らん!
……ってのはダメな気がする。
まぁ、そうすることが競争社会である現実なのかもしないけどね (ノ∀`)