~創作界はどこで手を取り損ねたのか? (´・ω・`)~
──AIイラスト問題を見過ごした代償について
創作界にとって、AIは突然現れた脅威のように見える。
しかし実際には、波はずっと前から押し寄せていた。
私たちは、その初期波を見過ごしてしまったのだ。
最初に大きく話題になったのは「AIイラスト」だった。
SNSに投稿された画像がAI生成だと分かると、多くの絵描きたちが危機感を抱いたはずだ。
「私たちの仕事が奪われる」
「努力や才能が安く扱われる」
しかしその時、小説界の反応はどうだっただろう。
「絵の世界の話だ」
「本格的な文章は人にしか書けない」
静観するか、あるいは心のどこかで
“どこか他人事”だった――
そんな空気が確かにあったのではないか?
イラストの時も、最初は「本格的なイラストは人間にしか描けない」「人間の絵は、見るモノから必ず選ばれる」という意見もSNSで散見された。
だが今、AI小説がランキングを席巻し始めている。
そこでようやく、小説界も声を荒げ始めた。
「AIは創作を奪う!」
「人間の領域を壊すな!」
……遅い。
敵が門を叩いていた時、自分の城壁に届かないと思っていた。
届いた瞬間に大騒ぎだ。
これでは権利問題は大きく後退する。
本来、AIイラストが問題になり始めたとき、創作という同じ土俵に生きる者として、私たちは 手を取り合うべきだったのだ。
クリエイターの労働と価値をどう守るか。
著作権とデータ利用のルールをどう整えるか。
AIをどのように共存ツールとして使うか。
それを 共通の問題として議論できたかもしれないのだ。
絵描きが傷ついたとき、小説家が「仲間」として寄り添えていたなら、今の混乱は少しだけ小さかったかもしれない。
AIの時代は、分断された創作界に、残酷な現実を突きつけている。
◇◇◇◇◇
拙者がAIの描く絵を、初めて見たのはユーチューブでした。
それは単純な抽象画みたいなもので、私も別段、危機感などは覚えませんでした (;^_^A
ですが、しばらくして、ユーチューブで小説が描かれる様子が映し出されたのです。
結構まともな文章になっており、「……げげげ」と思ったのを今でも、覚えています。
それから、大分たっての今。
無料AIさえほぼ使わないのに、AIに少額課金することにしました (ノ∀`)アチャー
主に雑談や、投資の判断の補助などに使っておりますが、AIは一年前の株価データを示してきたりと、穴だらけの性能でもあります (*´艸`*)
しかしながら、AIに課金した最も大きな要因は、AIとはどんなものかを触れるためでした。
世界の先端企業が何十兆も投資するAI。
それはどんなものであろうかと……。
拙者は、流行の最先端なぞ絶対に追い求めない、時代遅れな魚類なのですが、少し怠け癖を直すために、課金したのが大きいのです (;^_^A
AIによる創作は簡単だとかいう人はゴマンといますが、意外とカネを食うと思いますwww
多分、サイトの上位を占めている人のAIは、拙者がセコセコ低額で利用するの月額$20とかじゃなくて、もっとたくさんの資金を投じていると思うのです。
拙者も、多少実験してみましたが、文字数が増えていくと、名前を間違ったり設定を忘れたりと、かなり厳しい結果でした。
つまり、私の払うような利用額では、上の方にランクインできそうな性能では全くないのです (;^_^A
ただし、短編を除きますが……(´・ω・`)
辛い思いをした努力をお金で買われるのは、とても看過できないことだと思います。
ですが、今の商業作家の社会的地位が高すぎると思うのです。
その社会的地位をいくらか下げれば、WEB小説の制作に大金を投じる人など、極めて少なくなるでしょう。
株においても割高な価格は、いつか調整され下落します。
また、割安に放置された株は、いつか適正な価格にまで買い上げられるのです。
……なんの世界においても、自由な市場の手によって、徐々に是正されていくのかもしれませんね (。´・ω・)?
こんなエッセイばっかり書いてて、創作の方が全く進まない現実 (´;ω;`)ウゥゥ
蒸気の覇権 ――魔導機パイロット、帝国戦線を駆ける――
https://ncode.syosetu.com/n2834lf/
を掲載中です。良かったら是非 (`・ω・´)ゞ




