~逆お気に入り~
どのサイトにいっても、なろうに重要なのは題とあらすじと書いてある。
もはやある種のテンプレ的エッセイともいえる。
……が、成功者が見ず知らずの人間に、無料で成功する方法を教授することは無いというのが、私の考えである。
よく、なろうはあまり作者読みされないという。
ここでの注意点は、【あまり】ということである。
ある人の話によれば、逆お気に入りの約20~30%がブックマークに反映されるという。
たった2、3割と考えるかもしれないが、その差は大きいと思う。
ちなみに、前述とは別の方の話によれば、逆お気に入りの数が500未満だと、下流作家だという。
定義はよくわからないが、500の3割はなんと150である。
例えば、初速が大事なランキングにおいては、逆お気に入り数という基礎戦闘力の差は、絶大な力を発揮するだろう。評価が1PTでも上の作品が僅差でランキングを制するのだ。
作品の稼ぐ実力が同じならば、PVなどの差は開き、そもそも対等な競争にはなっていないだろう。
ランキングに関係なくても、検索項目にはPTを選ぶことが出来る。
少しでも強い作品が、より強い作品になるシステムだ。
以前に、過疎ジャンルである作家さんが日間を独占したことに異議を唱えたエッセイがあったが、それはその作家さんが、時間をかけて逆お気に入りさんを深耕した結果だと思う。
なろうにおいて、題やあらすじが大切なのは事実だろう。
しかし、作品を出す前に、ある程度勝負がついているという側面もまた隠れた真実だと思う。
まぁ、その謎の核心たる他人様の逆お気に入りなど見えないのだが……。
……例えば、選挙で勝つ政治家は何が大切だろう?
【演説】か【政策】か?
確かにその二つは重要だが、政治情勢が普通に推移していたならば、地盤を持っている方が勝つのが選挙である。
やはり、【〇△党公認】だとか【〇△党幹事長推薦】などの地盤を持つ候補者が圧倒的に有利だ。
それは選挙期間中よりはるか前に構築した地力である。
孫子曰く、『戦う前に勝て!』である。
きっと、才能がないと自覚する人なら、テンプレうんぬんより地道にファンを集めることが先決なのだ。
地道というのは、大方の人が嫌がる道のことだけどね……(・ω・`;)
実は私自身、地道ということが苦手である。
偉そうなことを言ってどうもスイマセン (;'∀')




