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鍛錬の一コマ

 月日という奴は案外あっという間に過ぎ去るもんだ。

 最初はまともに戦ったり出来なかった俺もいっぱしの戦い方がこうやって出来てるんだからな!

 

 「ていりゃあ!!」

 『おっと!』


 現在、俺はアドウェルザの爺さんと卒業試験を兼ねた模擬戦をやってる。

 もっとも、相当手加減してもらってんだけどな!この空間じゃアド爺さんは自由に動く事は出来ないが、俺は縦横無尽に動く事が出来る。いや、アド爺さんも魔法を使えば岩を自在にすり抜けて移動可能なんだが、それをやると、俺じゃ模擬戦の勝利条件「爺さんにまともな一撃を入れる」って事が不可能になるんだよな……。

 しかし、今日こそ一発当ててみせる!

 

 駆ける、駆ける、駆ける!

 実際に試合なんかをやってみて痛感したのはやっぱりスタミナだな。

 どう見たって俺は「頑強且つタフな体で受け止めて反撃する」ってタイプじゃない。間違いなく、「高機動で相手をひっかきまわしながら致命的な一撃を狙う」ってスタイルになるだろう。重戦士じゃなく軽戦士、いやむしろ盗賊とかアサシンとかそういう戦い方のはずだ。

 まあ、アサシンと違って基本、真正面からの戦いだけどさ。

 だから、徹底的に走り込みと機動性は鍛えた。その為に色々とアド爺さんから魔法も教えてもらった。

 そう!この世界きっちり魔法があるんだよ!!

 アド爺さんが得意なのはやはり大地系の魔法だけど、その他の魔法も一通り習得していた。そんな中から俺が取得したのが……。


 「バウンド!」


 空間を足場に変えて跳ねる。

 空間魔法と呼ばれる風魔法の上位魔法だ。無論、上位って言われるだけあって風魔法もちゃんと勉強して身に着けた。この世界では火魔法の上に熱魔法、土魔法の上に粒子魔法、水魔法の上に時間魔法なんて上位魔法があるらしい。ただし、注意しないといけないのは「上位だから強力とか、下位だから弱いなんて事じゃない」って事だが……まあ、それは後回しにしとく。

 あってもどれだけの奴が使えるかどうかは知らん、とは言われたが俺には幸い風とその上位には才能があったみたいだからな!つい熱中してしまった。ちなみに治癒系魔法はやり方は違えど、全魔法にあるんだとさ。


 さて、ウサギは何見て跳ねる!

 なんて思いながら、ひたすら動き回る。

 風魔法で加速しながら、同時に幻影も作り出して動き回る。複数の魔法を同時に行使するのは面倒だったけど、出来なけりゃアド爺さんとの相手なんてお話にもならねえんだよな!!

 アド爺さんとの戦いでは互いに魔法での攻撃は行わない。あくまで補助と防御だ。


 「ていっ!!」 

 『シールド


 呪文は極短い。

 アド爺さん曰く「初心者ほど詠唱が長い」「そんなもん実戦で使いづらいに決まっとるじゃろ」との事で短い詠唱を叩きこまれた。

 ちなみに無詠唱はアド爺さんでも不可能だとか。平時に使う呪文は詠唱が長くてもいいが、戦闘に使うものや咄嗟に使うものは徹底的に短いよう仕込まれたもんだ。そして、こちらの死角からの攻撃はあっさりとアド爺さんが生み出した盾で防がれた。  

 これが土魔法の上位とされる粒子魔法の怖さで何もない空間に強固な物質を即時構築する事が出来る。それどころか光子フォトン重力子グラビトンといった俺が知る限り存在の証明すらされてないものですら構築し、操る事が出来るらしいんだが、それはさておき。

 

 ガン!

 

 と、構築された壁を蹴り飛ばして、更に動く。

 

 『ほれ、今の対応も良くないぞ、攻撃系の防壁じゃったらどうするんじゃ』

 「分かってるよ!!」


 そうなんだよなあ。

 今の壁が雷の壁とかだったら感電してたし、単なる板でも表面が尖った棘で一杯だったらえらい事になってた。

 その為には蹴るにしてもきっちり足を防御しないといけないんだが、咄嗟だったんでそれ忘れてた!

 そして……。

 

 『時間切れじゃな』

 「ああっ、もう砂時計落ち切ってる!?」


 くそう、今日も駄目だったかあ……。

 アド爺さん強い!



魔法の詳細に関しては後に語る……機会あるかも?

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