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爆縮と体温の機知(3)

おしとどまる者

小さな人間に生まれて

その先も変わらない

これだけの強さは

形を変えない

おしとどまるということは

進んでいるという事だ

時間は経っている

その間に形を変えないとは

立派な現象なのだ

変えた気になっているより

幾分、ましな話だ


一つの形にとどまることは

周りの変化に流されず

存在し続けるということだ

難しいことであり

戦いの日々である

不安と軽口

正しいのかという問い

変わる物を見ながら

変えないように取り入れる様

継続の中で

朽ち果てる覚悟

全てと向き合い続けるから

歴史があると言える


颯と、全てを変えてしまうのは

人が臆病な生き物だからだ

一瞬の大丈夫を

貪りたいからなのだ

科学技術は

そこを突き抜けて行くが

人間の心情は

そうでは無い

同じ所を回っては

結局、同じ位置で安定したり

百八十度の位置で

まだ来ない者を罵倒する

円状の中で

それを繰り返しているから

おしとどめて行こうとすることを

抗っているのだと感じる

そして、それを殆どの物事に

科学技術などの例外無く

適用しようとする


時計回りと反時計回り

結局、流れが違うだけで

同じ円を描いて

たまにぶつかり合う

人は変わることは無い

人が作った社会は

自らの寿命では

対応できなくなった

AIに期待するのか

少なくとも、彼等は

誰かが手を入れない限り

おしとどめる存在だ

そのままの形で

管理し続けるだろう

伝統だと言わずに

決められたことだと

言いながら


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