閑話 「~ピックアップデータ~」
2016年11月24日初投稿。
前々から話しておりました、ピックアップデータをまとめて更新させていただきます。
銀次から始まり、最近になって登場した面々等の詳細も書き込んでおきました。
全部ではないですが、ご了承くださいませ。
そのうち、更新致します。
***
ーー【1】ーー
黒鋼 銀次
(※ただし、偽名。本名は、琥珀)
『予言の騎士』兼、『異世界クラス』担当教諭。
10月2日生まれ。
24歳。
(※当初は23歳だと思っていたが、こちらの世界に来た時にギルドカードで実年齢が発覚)
身長180センチ、体重63キロ。
黒髪に、群青の瞳。
(※黒髪はウィッグの為、本来は銀色の髪。
さらに言えば、元々の幼少期の髪は金色で、瞳も青かった)
ただし、最近になってファンタジーフィルターの開眼により、左目だけが銀色のまま戻らなくなってしまった。
元は捨て子で、裏社会筆頭の組織が運営していた施設に収容されていた。
収容された当初は、感情の起伏が乏しくまたそう言った感情を表に出さない。
ついでに、今でこそ悪癖となっている強かな面は、この施設での虐めを受けていた当時から持ち合わせていたらしく、逆にいじめっ子を撃退する悪知恵を働かせる悪餓鬼だった。
当人の談でもある。
その為、わずか7歳にして、裏社会筆頭にして生きた伝説と言われた師匠への弟子入りを強要され、本格的に裏社会への修練の道を歩み始める。
ただし、その後13歳の時に、師匠が妻子と共に絶命。
その時の咎を負ったまま、13歳の時から裏社会に従事している。
本人曰く、生命保険も安全対策も一切ない、企業戦士とのこと。
同僚達からは、何かとフォローをして貰える程には、多少の交友関係はあった。
実は、可愛がられていたとも言う。
18歳の時に、銀次本人への復讐を目的とした科学者達に捕らえられ、拷問や人体実験を受ける。
この時に、髪や眼球の色素変異が発症。
2年間の地獄を体験した後、同僚のルリによって助け出されたのが、20歳の時。
以降、後遺症に左腕の麻痺が残り、裏社会からの引退を余儀なくされる。
だが、組織からの有用性をこれまたルリから提示されたおかげで、皮一枚が繋がった上、彼からの仕事の斡旋を受け、『夜間学校、特別クラス』の担当教諭となる。
異世界に召喚されてからは、多数の問題発生で体調不良が多い。
『ボミット病』の発症もあり、生徒達からも護衛からも体が弱いという認識を持たれてしまっているのは、銀次だけが知らない。
煙草と酒とコーヒーが大好きな、完全ある中毒者。
とはいえ、かなりの強化訓練を行っているので、イーブンとかいう謎仕様。
最近、医者のラピスとSSランク冒険者のローガンという内縁の嫁が出来たリア充。
そのうち、子どもも出来たとか言い出すかもしれない。
結婚式が先か、子どもが先か不透明ながら、毎日よろしくやっている。
『闇』属性の上位精霊『アグラヴェイン』との契約をいつの間にか行っていた異端。
最近になって、『火』の上位精霊『サラマンドラ』との契約にも成功。
武器は、ナイフ、拳銃、日本刀、その他諸々といった万能型。
紛争地帯を駆け回っていた所為か、乱戦や対人戦闘に特化している。
何とか逃げ出したくなる現実に向かって駆け足気味な24歳。
ーー【2】ーー
浅沼 大輔。
『異世界クラス』出席番号1番。
5月22日生まれ。
22歳。
身長167センチ、体重124キロ。
↓
身長168センチ、体重84キロ。
度重なる厳しい強化訓練と、異世界の食事事情の為、大幅な減量に成功した為、ビフォーアフター。
前は、巨漢、今は、ごりマッチョ。
黒髪に、茶色の瞳。
標準的。
眼鏡を掛けて、人気ギャルゲー『連立世界のネクロマンサー・カレン』の鉢巻を頭に巻いている。
(※今は、血や汗で汚れてしまったという事で、巻いてはいない)
団子鼻と顔中の油ニキビがコンプレックス。
ただし、油ニキビは最近になって解消されたとのこと。
ちょっと臭いが凄いらしいが、現在ではそれも解消されつつある。
重度のオタクで元引きこもり。
学校でのイジメが発端でパニック障害などを併発。
自宅警備員歴6年で、実家から追い出されて特別学校に入学。
昔は、女子組の牢屋での裸体をオールリピートして夜のおかずで三杯やっていたらしいが、最近になってから仲間意識の芽生えた少女達を対象には出来なくなりつつある聖人。
ただし、最近出会った獣人のレトや、魔術師のイーリ等、魅惑的な女性達には容赦なく発情する。
異世界教本の執筆者。
今では黒歴史と考えている節もあるらしい。
『水』と『風』属性のダブルを扱い、運動音痴も解消されて成績を中以上に向上させつつある。
煩悩も若さもある22歳。
ーー【3】ーー
伊野田 みずほ。
『異世界クラス』出席番号2番。
2月10日生まれ。
18歳→19歳。
身長141センチ、体重36キロ。
黒髪に、碧い眼。
母親がクォーターだったので、目の色だけを受け継いでいる。
小人症だった父親を持つ為か、身長が伸び悩んでいる。
年齢に見合わない低い身長と裏社会人だった母親がコンプレックス。
(※今では同じような身長のオリビアとシャルがいる為、そこまで気にしてない。)
CAになりたい夢を持っている。
銀次に惚れていた時期があり、CAになりたい口実の為に英語を必死に勉強していた。
喋れるようになってからは、礼儀作法も学んでいた。
しかし、今現在は、『異世界クラス』出席番号4番が気になっている為、銀次への淡い恋心は薄れている模様。
母親と祖母が麻薬の過剰摂取で死んだ事などを受けて、煙草やお酒が大の苦手。
それでも、銀次や出席番号4番がシガレットを吸っている姿は好きらしい。
現金な、夢に恋するお年頃。
読書が趣味で、図書室の常連だった。
最近、この世界でも出席番号4番が一緒なら大丈夫かな?むしろ、一個屋根の下とか幸せ!と思い始めている。
運動音痴を解消できたこともあって、成績は中の上。
『聖』属性魔法の攻撃型、防御型両方に適正を持つ優等生。
母性を兼ね備え始めた、それでも恋する19歳。
ーー【4】ーー
香神 雪彦
『異世界クラス』出席番号3番。
12月5日生まれ。
18歳→19歳。
身長177センチ、体重65キロ。
くすんだ黒髪に、焦げ茶色の目。
生粋の日本人然りの髪や目を持っていながら、英語が堪能なバイリンガル。
一度見聞きしたものを忘れない異能『絶対記憶能力』を持ったサヴァン症候群。
英語が話せたり、記憶力が良かったのも、この異能が関係している。
右目だけを隠しているが、幼少の頃母親から受けた傷痕を隠すために、わざと伸ばしている。
コンプレックスではあるが、最近銀次が包帯で目を隠しているのを見て、あまり気にならなくなってきた。
大手建築業者の社長が父親で、跡取り息子だった。
基本的に勉強は好きなので、元々の成績は上位。
ただし、時たま白紙回答を出してくる為、成績はギンジのクラスでも4番目。
これも、サヴァン症候群が影響して、思い出そうとして一つの問題に掛かりきりになってしまう事が多かったから。
運動も好きだけど、片目しか使っていないハンデなのか、良く転んだり、ボーっとしたりとする。
中学生の時に誘拐事件にあった事がある。
その時の警察関係者の男気に惚れ込んで、将来はそっち方面を目指しているらしい。
でも実は、銀次に対しても惚れ込んでいる。
男としては及第点でも人間としては満点の銀次先生に憧れて、教師になるのも悪くないかもしれないと思い始めている。
ちょっと家庭環境が複雑に育ったのか、色々と面倒くさいお年頃。
恋愛に関しては特に不器用らしい。
童貞。
『雷』と『水』属性と相反する適合を持ちながら、しっかりと上手く付き合っている。
強化訓練の成績も上々で、間宮を抜けば永曽根にも並ぶ。
しっかり者で、調理担当でもある19歳。
ーー【5】ーー
榊原 颯人
『異世界クラス』出席番号4番。
11月11日生まれ。
19歳→20歳。
身長172センチ、体重55キロ。
↓
身長175センチ、体重64キロ。
(※強化訓練の賜物で、こちらも細マッチョにビフォーアフター)
くすんだ明るい赤髪に、目の色は見ようによっては金色に見える茶色。
バンダナやカチューシャなどで髪をかきあげている。
曰く、パソコンが見づらいから。
そういった小物を使ってまで髪型にちょっとしたこだわりがあるのは、御愛嬌。
顔立ちが切れ長な女顔な為、まるで女の子に見えてしまうらしい。
これもコンプレックスらしい。
当時14歳で株を大当てしてしまった天才少年。
それが実は天才ハッカーだったという暴露。
高校に入る前に両親ともに警視庁にマークされてしまったので、已む無くこの夜間学校特別クラスに入学した。
成績は、ギンジのクラスでも3番目。
やっぱりハッカーの頭脳は伊達じゃない。
運動も好きでマラソンが得意。
ただパソコンオタクが祟っているのか、ひょろ長モヤシ体型だったが、現在は先程も言った通り細マッチョ。
永曽根とガチで殴りあった事もあるほど、喧嘩も出来る意外とアクティブ系。
クラスの中でも一・二を争う体力馬鹿、徳川とは同じ年齢という事もあって仲良し。
小学校までは、実は幼馴染だったとか言うなんか不思議な関係。
実家の近くの空手の道場に、同時期に所属していたという事もあって、元々知り合いだった。
『闇』属性を持ってはいるが、中位の精霊『大鴉』を具現化まで出来る万能。
ただし、魔力総量が乏しい為、『ボミット病』発症どころか長時間の具現化が不可能。
強化訓練の成績も、めきめきと力を伸ばしつつあり永曽根、香神に並ぼうとしている。
普段はおっとり、いざという時は切れ者の19歳。
ーー【6】ーー
杉坂・エマ・カルロシュア。
『異世界クラス』出席番号5番。
9月15日生まれ。
17歳→18歳。
身長158センチ、体重45キロ。
↓
身長160センチ、体重47キロ。
(※身長が伸びたのと、太った訳では無く筋力が付いた所為の増量)
金髪碧眼で、フランス人形を地で行く美人双子姉妹の妹の方。
スリーサイズが、B105、W51、H74のナイスバディ。
(※異世界に来てから、多少の変動アリ)
伊野田やシャル、オリビアの寸胴とは雲泥の差。
姉のソフィアと違って野暮ったく眼鏡を掛けている。
(※伊達眼鏡)
髪はお下げがデフォルトで、制服も標準装備のまま改造はしていない。
だが、最近はその必要が無くなった所為かポニーテール等の活発系な髪型を楽しんでいる。
服装は姉と見分けを付ける為と、容姿の所為で目立ちたくないという引っ込み思案なところがあったが、異世界に来てからは逆にお洒落を楽しめない反動で、開放的になりつつあった。
姉であるソフィアと共に、巻き込まれてしまった事件によって深い傷を持っていた。
大の男嫌いを公言していたが、それでも男子と付き合った事があるとか意味不明な行動をしていたりもする。
寂しかったのかもしれない、とはソフィアの談。
しかし、銀次と出会ってからは、彼に一途に惚れ込んでいる。
彼が自分達を容姿や経歴の所為で特別視しないことや、校舎を秘密裏に抜け出して補導・連行されそうになった時に助けられた事で、信頼を覚えるようになる。
その後、信頼がいつの間にか恋心に発展したらしい。
決闘を申し込んだりして、お願いを叶えて貰おうと画策している。
そんな彼女のお願いごとは、まだまだ秘密。
唯一銀次と裸の付き合いをしている事で、生徒達から一目置かれている存在(笑)。
『水』属性に特化している、魔法での優等生。
強化訓練もそこそこ頑張っているおかげか、男子に勝てるまでには成長している。
普段は気まぐれさんでも、懐くと精一杯擦り寄って来る18歳。
ーー【7】ーー
杉坂・ソフィア・カルロシュア。
『異世界クラス』出席番号6番。
9月15日生まれ。
17歳→18歳。
身長158センチ、体重44キロ。
↓
身長160センチ、体重52キロ。
(※こちらも身長が伸びたのと、太った訳では無く筋力が付いた所為の増量)
金髪碧眼で、フランス人形具合はエマと一緒。
こっちは美人双子姉妹の姉。
スリーサイズがB100、W54、H71のこれまたナイスバディ。
エマより胸が小さいけど、制服の所為か大きく見る。
やはり伊野田の寸胴とは雲泥の差。
エマと違って、はっちゃけて制服を着崩している。
前髪をピンで留めて、おでこをアップ。
ブレザーは全開で、シャツも第3ボタンまで開けている。
ちなみにブラジャーを小さめのカップを付けているのは、胸の谷間を強調する為にわざと。
スカートは最高まで折り込んで、お尻が見えそうで見えないパンチライン。
銀次の特別クラスきってのエロリスト。
その実、エマに男子の視線が行かないように守る為に、こんな格好を始めているというのは、エマと銀次だけが知っている。
それでも、成績はエマと同着でクラスで7番目とか言う平均的。
ビ○ギャルとは言わせない。
彼女はどちらかと言うと男子だけでなく、女子も含めた人間嫌い。
きっかけとなったベビーシッターの報復やら何やら、更には両親の反応も含めて彼女には大きなトラウマになっているらしい。
ただ、彼女もやはり銀次には、特別な感情がある模様。
エマもソフィアも元々の根っこの性格が似ているから、好きになる人が似ている傾向もあるらしい。
エマ同様、彼が自分達を特別視しない事や、助けれられたりした事で信頼がいつの間にか恋心に発展したらしい。
だが、最近は、モーションをかける暇も無い。
エマに負けている気もする。
異世界に来てから、当たり前だった生活が覆されて精神的に病んできてしまっている様子。
夜中に泣いているのは、もっぱら彼女。
電気も、携帯も、お菓子も無い。
不満が溜まっている。
浅沼とは別の意味で、溜まっているものがあるらしい。
『風』属性に特化した、魔法での優等生。
強化訓練もエマに負けず劣らず頑張っている為、めきめきと向上中でもある。
格好に似合わず、おっとりしていて、夜になると寂しがり屋さんな18歳。
ーー【8】ーー
常盤 河南。
『異世界クラス』出席番号7番。
1月21日生まれ。
18歳→19歳。
身長171センチ、体重47キロ。
↓
身長176センチ、体重56キロ。
(※強化訓練の結果、見事な長身痩躯な細マッチョへと変貌)
日本人には珍しい白髪に、少し薄い茶色の目。
常盤兄弟の兄の方。
(※双子と言う設定を排除)
とにかく線が細いので、髪の色も相俟ってモヤシにしか見えない。
身長も少々高いのでひょろ長い体型にも見えて、彼にはそれがコンプレックス。
しかし、武道を習っていたので、実は隠れマッチョとか。
趣味は人間観察だったが、最近になって精霊観察なんかも加わったらしい。
有名な代議士の息子。
事故で半身不随になった弟の紀乃を守る為に、家出同然で実家を飛び出した優しいお兄ちゃん。
紀乃の介護をしながら、夜間学校に通っている。
母方の親族の家で厄介になっているらしいが、特別編入枠で伊野田と一緒に夜間学校に入寮して来た。
実は高所恐怖症。
異世界に来てからも、弟の介護は変わらなかったのでそこまで悲観視していなかったらしい。
最近は銀次や永曽根をお兄ちゃん認定し始めている。
守るばかりじゃなく、守られる事も必要と学び始めたらしい。
ただ、最近弟の奇行に困っている。
人体模型が持ち込まれたりしている。
紀乃の顔面神経の劣化が悩みで、笑い声には若干忌避感を抱いているらしい。
だって、怖いもん。
ブラザーコンプレックスだもん。
ついでに、最近では医療関係に手を出した事もあって、着々と技術を吸収しつつあるお兄ちゃん。
将来は、下半身不随の弟の為にも、左腕麻痺の先生の為にも、医者になろうかとラピスに弟子入りを考えているらしい。
『水』、『風』、『土』とトリプルだったが、『闇』属性まで操れるようになったクアドラプル。
今までぼーっとしていても見ていたのが、実は精霊だったりなんだり。
おかげで、精霊から好かれる事が多く、魔法の成績も既にトップ。
強化訓練の成果も相まって、オールラウンダーとなりつつある。
年頃の女の子よりも、弟が好きな19歳。
ーー【9】ーー
常盤 紀乃。
『異世界クラス』出席番号8番。
12月7日生まれ。
16歳→17歳。
身長160センチ、体重38キロ。
↓
身長160センチ、体重44キロ。
(※兄や生徒達に感化されて腕の筋トレだけはしている為、筋力量が増えた為増量)
河南と一緒で珍しい白髪に、少し薄い茶色の目。
常盤兄弟の弟の方。
(※双子という設定を排除)
兄の河南同様線が細いので、髪の色も相俟ってモヤシにしか見えない。
事故の影響で下半身不随となって、車椅子生活。
顔面神経の劣化で言葉の語尾がひっくり返る事が多い。
下半身不随も神経劣化もコンプレックス。
昔は兄よりも活発だったらしいけど、今は見る影も無い。
河南同様武道を習っていたのに、今でもそれも使えない。
趣味は人間観察及び人間の身体構造観察。
有名な代議士の息子。
家出同然で実家を飛び出した兄の事を尊敬し、良く慕っている。
介護をされるのが心苦しいと感じてはいるけど、夜間学校に来てからは兄を独占出来ている事に満足気。
異世界に来てからも、兄と一緒だったので、気分的にはマシ。
銀次先生もいるので、大丈夫かなぁとしか考えていなかったので、最初の騎士から拘束されーの投獄されーの、先生が拷問されたのは堪えたらしい。
ここで、ストレスで顔面神経劣化の症状が進んでしまった。
理科実験大好き。
人体の構造を知るのも好きなので、医療関係の授業は素直に喜んでいる。
人体模型が手に入ったのもあって、最近は毎日磨いて眺めている奇声混じりの笑い声を上げているとか。
花より人体模型。
ただ、お兄ちゃんが居る時はあんまりやらないようにしているらしい。
ブラザーコンプレックスだもん。
当初のキャラよりも本編が進むに連れてちょっと奇天烈な性格にしてしまった気が満載。
兄同様、最近永曽根や銀次を兄認定している。
香神と同じく『雷』と『水』属性という相反する適性を持った天才。
ついでに、魔法に関しての発現は誰よりも早かった為、魔法の成績は常に兄と並んでトップ。
強化訓練は行えていないが、こっそり自室で兄と共に筋トレに励んでいる。
車椅子を自力で押せるようにはなってきた。
年頃の女の子よりも、兄と人体模型が好きな17歳。
ーー【10】ーー
徳川 克己。
『異世界クラス』出席番号9番。
8月1日生まれ。
19歳→20歳。
身長150センチ、体重49キロ。
↓
身長150センチ、体重53キロ。
(※身長は変わらないまでも、筋力量が増えた為の増量)
明るい茶髪に濃い茶色の目。
生粋の日本人体型で、身長も小さい上に童顔。
身長も童顔もコンプレックス。
自分でも制御出来ない馬鹿力の持ち主なので、それもコンプレックス。
頭が弱いと常々言われ続けているので、それもコンプレックス。
実は、日本の防衛担当大臣の孫。
将軍徳川家の分家の末裔という事もあって、家柄も高い。
これもコンプレックスになっているらしい。
少しどころじゃなく頭が弱い所為で高校の授業に付いていけなくなり、2年で留年、3年でまたしても留年して挙句に暴力沙汰で高校を中退。
引きこもりになったが、家族ともトラブルを連発。
見兼ねた防衛担当大臣のお爺さんに、伝手を伝って夜間学校の寮に転入させられる。
趣味は運動や身体を動かす事と飯を食う事。
勿論、花より団子。
体育は彼の一番の得意科目で、飯は常人よりも三倍は食べる。
ただし、燃費が悪いのか、すぐにお腹が減る。
最近は英語の授業にも付いていけずに四苦八苦していたが、生徒達の助けもあって無事にバイリンガルへと成長。
浅沼の人間性を見下していたり、間宮や伊野田を身長的に見下していたりとちょっと性格に難あり。
それも、助けもあった所為か、ほとんど表に出すことは無い。
銀次に対しては、最近反抗心しか芽生えていない。
その実、何でも出来る銀次に対して劣等感を覚えているらしい。
とはいえ、それも最近では………(以下略)。
花より団子だったのに、最近はオリビアに恋をしている。
青い春真っ只中。
けど、オリビアは銀次や永曽根にべったりなのが、余計に彼の反抗心や敵対心を燃え上がらせているらしい。
しかし、今ではオリビアとも仲良しなので、これまた以下略。
その実、最近は銀次の事をお義父さん認定を始めているらしく、榊原と一緒になっていつ呼んでやろうかと画策しているらしい。
永曽根や間宮には、ライバル意識も持っている様子。
榊原とは幼馴染な事もあって仲良し。
小さな頃は近所に住んでいて、彼が引っ越すまでは同じ道場に通っていた。
再会してからも、関係が変わらないと思い込んでいる。
クラスで唯一の『火』属性で、暴発もしまくるある意味劣等生。
とはいえ、強化訓練ではしっかりと成績を残しているので、プラスマイナスゼロ。
天然でちょっと最近は色ボケかましているクラスのワンコポジションな20歳。
ーー【11】ーー
永曽根 元治。
『異世界クラス』出席番号10番。
5月15日生まれ。
20歳。
身長194センチ、体重77キロ。
↓
身長195センチ、体重82キロ。
(※強化訓練の結果、筋力量と共に増量)
常盤兄弟同様珍しい白髪の髪を角刈り、目の色は普通に茶色。
実は高すぎる身長と目立つ白髪がコンプレックスだったり。
実家が有名な武道家なので、そこもまたコンプレックス。
クラスで一番の身長を誇る、日本人とは思えない20歳。
監視カメラだって頭をぶつけて気付いた。
強面だけど、昔犯した間違いを正す為に弱い者イジメはしない。
趣味はバイクや車のデチューン。
だけど、最近菜園をやってみたいと思っているらしい。
幼馴染も家芸が華道だし、アルバイト先も花屋なので本格的に学ぼうとしている。
銀次が裏庭の一角に、石鹸の添加用や薬の原料となるハーブを植え始めたのを見て、自然と花とかも育ててみたいと考えているらしい。
そのうち、勝手に家庭菜園も始めると思うよ。
足腰の鍛錬に丁度良いとか言い出すよ。
しかも、料理にも口出しし始めると思う。
だって、オトメン(笑)。
身長190センチ越えのオトメン(笑)。
元暴走族のリーダーだったり、実はまだ現役だったりもする。
最近、銀次に強化訓練を受けているのが楽しくて仕方ないらしい。
ただ『ボミット病』を発症している事もあって、調子に乗ったりはしない。
元々頭は良かったので、それなりにやるだけでクラストップ。
英語の習得も早かったし要領も良い、文武両道タイプ。
最近は銀次に感化されて、オトメン思考に目覚めた様子。
そして、本格的に常盤兄弟に兄弟認定をされている事に気付いている気の良い兄貴。
そのうち、兄弟になっても良いかも。
ついでに、銀次の事も兄貴やオトンとして認識し始めている。
『闇』属性を操るが、中位精霊『ライラプス』と、いつの間にやら契約していた万能型。
ついでに強化訓練では、間宮には負けるとしても一般人としてなら十分最強の部類に入る程の腕前。
今は打倒間宮で、後々は銀次と対等に渡り合ってもらえる事を目標にしている。
頭でも力でも頼れるクラスの兄貴分な20歳。
ーー【12】ーー
間宮 奏。
(※実は、彼も名字だけ偽名だったりする。本名は不明。)
『異世界クラス』出席番号11番。
10月22日生まれ。
15歳→16歳。
身長157センチ、体重42キロ。
(※彼は元々のポテンシャルがあったので、身長体重共に変動なし)
彼岸花みたいな赤い髪に、色素のちょっと薄い茶色の目。
光の加減で金色にも見えるらしい。
ちょっと前髪を伸ばし過ぎている所為で暗い印象を与えてしまう。
産まれ付きの声帯異常で声が出せない。
しかも、産まれてすぐに捨てられていたらしく、親も兄弟もいない。
施設生活しか知らないところは、先生と一緒。
ただ、本人はそこが一番大事らしく、気にしていない。
身長が伸び無い事に最近悩んでいるらしいけど、先生に撫でて貰えば万事OK。
線は細いけど最近細マッチョに進化しつつある。
先生の同僚兼友人のルリの元弟子だった。
夜間学校には学校生活とか集団生活を慣れさせて、社会に順応出来るようにする為だったのに、異世界に転移しちゃったので色んな意味で本末転倒。
更には今まで神格化して尊敬していた先生に直接師事を受けられる事になったので意外ともうあちらの世界の事はどうでも良くなっちゃってる。
やっぱり本末転倒。
先生同様、施設で特殊訓練を受けていたのでハイスペック高校生。
しかし、戦闘に関してはまだまだムラがあるので、これから鍛えていくつもり。
先生がいるからやっぱり心配も不安も無い15歳。
先生から貰った脇差がお気に入り。
どこに行くにでも背中に吊っていつも持ち歩いている。
忍者みたいな行動が多いけど、本人は気付いていない。
そのうち、呼ばれて天井裏から参上すると思う。
天井裏は既に間宮のテリトリーで清掃済み。
ぶれない。
そのまま、天井裏から先生をストーキングしたまえ。
バレて〆られてもめげないで。
河南同様『水』、『風』、『土』のトリプルどころか、『闇』属性も持つようになったクアドラプル。
銀次曰く、先住民として森神族と一緒になっても分からなくなるから辞めてとのこと。
強化訓練どころか、銀次との修練でそんじょそこらの騎士にも冒険者にも負けないぐらいの腕まで。
勿論、成績は魔法、実技共にトップクラス。
本格的に天井裏で暮らしても良いとか思っている頭のネジがどっか無くなっている16歳。
ーー【13】--
アビゲイル・ウィンチェスター。
ダドルアード王国王国騎士団騎士団長、及び『白雷騎士団』団長。
7月4日生まれ。
脅威の34歳。
身長196センチ、体重77キロ。
黒髪長髪に、淡い琥珀色の目。
銀次先生の同僚兼友人であったアズマとそっくりの顔をしているらしい。
最近出来た友人の銀次先生に頭が上がらなくなりつつある34歳。
実は11歳も年の差があるのに、常に銀次先生が優位。
ダドルアード王国でも公爵の位を持つウィンチェスター家の三男。
兄が2人、姉が1人、妹が1人、弟が1人という6人兄妹の真ん中。
実は一番の出世頭の為、家族も一目置いているらしい。
しかし、その中身はヘタレな下僕犬。
それを知っているのは、やはり銀次含めた学校関係者と部下達だけ。
元々は、兄2人の影響で騎士団に入団し好き勝手やっていた時期があったが、偶々視察の為に訪れた街が 魔族の急襲を受けた際に、頭角を現した。
他国にも知れ渡っている武勇もあり、二つ名が「串刺し卿」。
武芸でも秀でていた彼が最も得意としたのが、突き技であった為この異名が付いた。
銀次先生が来る前は『白雷騎士団』を率いて、魔物の討伐や各地の視察や『予言の騎士』の獲得の為に各国に赴いていた実働部隊。
世界の滅亡を詠んだ予言の始まりを察知して、いち早く動き出していたのも彼。
けど、報告の為に戻って来たら、預言の騎士がもう既にダドルアードにいるって言われて、ちょっとだけ凹んだりなんだりしたらしい。
探し損ではあったけど、今では銀次先生の友人という立ち位置が嬉しいらしい。
決してホモではない。
ゲイでもない。
ましてや、この人は薔薇的な展開を望んでいるわけではなく、根っからのノーマル。
たまに銀次を見て溜め息を吐いているのは、コイツが女だったら良かったのにな、という世知辛い世の中に嘆いているらしい。
『雷』、『聖』、『風』属性を操るトリプルだったが、『闇』属性の適性もあると最近判明した。
異能でもある『言葉』の精霊のおかげで、今回の『異世界クラス』の護衛に抜擢されたという経緯もある。
騎士団では随一の槍の使い手で、王国内でもトップクラスの実力者。
とはいえ、銀次にはもう敵わないと分かってから、修練は欠かさず行っている。
行き過ぎた忠義と、初めての友人に対して距離感が分からないらしい。
今までボッチだったとか可哀相な34歳。
ーー【14】ーー
オリビア。
『聖王教会』序列4番目『聖神』。
誕生日不詳。
年齢も不詳。
身長が100センチぐらい、体重は不明。
銀次の肩に乗っていたとしても、彼がそこまで重さを感じない程度。
ウェーブの掛かった黒髪に、碧眼。
異世界での安定の美貌で、その美貌は花より団子だった徳川すらも一目惚れをさせた。
学校のアイドル的存在となりつつある。
銀次いわく癒される幼女。
能力は、『聖』属性。
眷族となった銀次や永曽根からは、魔力の吸収が出来る。
当初は片手のランプ程度の光を、今では巨大な柱として打ち立てることぐらいは出来るようになった。
それもこれも、常日頃から銀次の魔力を無意識に吸収していたから。
女神としては相当の位置に値するので、『聖属性』魔法に関してはエキスパートと考えて良し。
時たま、人間に人間をやめさせたりすることがあったりなかったり。
腹黒ではないけど、ちょっと過激な一面もある。
怒ると見境がつかないけど、めったなことでは怒らない。
ちなみに、精神感応などの能力で銀次の内心を察知したり、間宮の意思を正確に汲み取ったりする事も出来る。
最近、女子組の趣味でファッションに目覚める。
可愛らしい衣服を好んで着ているのは、もちろん敬愛する銀次のため。
ただ、大人のお友達も寄ってくるらしい(誰とは言わない)
銀次の風呂や寝所に突撃しようとすることがよくあるらしい。
そして間宮に阻止されているらしい。
いつか、体形が大人になったら、銀次に嫁ぐつもりでいる女神様。
それで良いのか、女神様。
ーー【15】ーー
ジェイコブ・オリバンダー。
ダドルアード王国騎士団『蒼天騎士団』団長。
5月3日生まれ。
35歳。
身長186センチ、体重68キロ。
短く刈り上げた金髪にやや、濃い緑の眼。
無精髭を生やしているが、その頻度はまちまち。
城勤めの時は剃ってるけど、討伐隊や警邏の際は時間が無くて剃れないだけ。
異世界に召還された直後の銀次や生徒達を捕縛した部隊であり、監禁されていた彼等を解放した張本人でもある。
最近は、その時の贖罪の為に蒼天騎士団ともども、喜んで犬のようにパシラれている。
その実、問題児扱いだった蒼天騎士団副団長のメイソンがいなくなったおかげと、そのメイソンに与していた部下達も更迭出来たから。
仕事が簡単に片付くようになったのもあり、なおかつ銀次が温情で赦免してくれた事に恩赦を感じているとの事。
実は銀次が面倒くさがっていただけというのは、本人も知らない。
知らない方が良いのかもしれない。
銀次の戦闘能力を実は知らない。
ただし、ゲイルこと騎士団長が認めているから、というザル勘定。
あながち間違ってもいない。
騎士団としての序列は下から数えた方が早いが、民衆からの人気は実は一番高い部隊の団長。
蒼天騎士団自体が実働部隊の為、街の警邏も仕事のうち。
差別意識が低いのも幸いして、街ではお巡りさん的な存在で騎士団ともども支持されている。
最近、メイソンこと『黒焦げ豚』を引き取って飼い始めた。
散々かき回されたけど、人間を辞めさせられた事には同情している。
結構義理人情にも厚い男。
『火』と『風』の適性を持った、ダブル。
獲物は槍だが、剣の心得もある。
最近護衛にあたっている特別学校異世界クラスの、伊野田が気になっているらしい35歳。
ーー【16】ーー
イーサン・メイディエラ。
『聖王教会』司祭にして、『神託』の神官。
6月24日生まれ。
28歳。
身長177センチ、体重58キロ。
青み掛かった黒髪に、碧眼。
女神を崇める『聖王教会』の最高位、司祭を若くして担当している青年。
幼少の頃に、聖域で『神託』を受けた頃から、女神の存在を気配だけで感じ取っていた。
魔法を扱える才能もあり、『聖属性』では国でもトップクラス。
『二文節』、『三文節』とある魔法の『文節』を最高『五文節』までを扱える、ある意味での天才。
ただし、突発的な事には弱い。
白目を剥いて気絶しちゃうぐらいには、弱い。
銀次が来てからは、結構な頻度で女神様達からの『神託』を受けている。
内容は端的なので、微妙に役に立ったり立たなかったり。
幼女趣味では無いが、何故か女神様方に操を立てているらしい。
幼女趣味では無いが、オリビアの事を盲目的に寵愛している。
最近では、銀次が『ボミット病』を発症した一件もあって、思うところがあったらしく女神様方の知恵や力を借りながらも、特効薬の捜索に尽力している。
銀次が連れて来たミアという『ボミット病』の少女も、今では彼の弟子的な存在。
幼女趣味ではないけど、ミアの事も可愛いと思って真心込めて育てている。
そのうち、嫁とか言い出すかもしれない。
そんな28歳、独身の司祭様。
『聖』属性の防御型に特化した聖職者。
武芸に関しては、言わなくても分かるぐらいには底辺。
役に立ったり立たなかったりの28歳。
ーー【17】ーー
ウィリアムス・ノア・インディンガス。
ダドルアード王国、現国王。
13月18日生まれ。
47歳。
(※見えないだろうけど、47歳)
身長175センチ、体重69キロ。
元は焦げ茶だったけど今は白髪で、目の色が青色。
代替わりしたインディンガス王家の2代目国王。
息子の癇癪や我儘に困り切っている、悩めるお父さんでありながら、国政をなんとかしようと奮闘していた国王。
国民を第一に考える政策も多く、国民感情としては結構いい感じ。
とはいえ、貴族間での覚えはあまり良くない為、なかなか思った通りの執政を行えないと悩んでいる部分も多い。
『予言の騎士』が召喚された際、実直に王国へと留まらせようとした執政者としての勘は持っている。
ゲイルを護衛に配属させたり、貿易問題で困っていた時に銀次に助力を願ったりと、割と人を使うのは得意な人間である。
足場が強固な訳では無いが、しっかりと実直な政治を行っている国王。
見た目が更け過ぎている事を気にしているけど、それでも日夜頑張って白髪を量産している国王陛下。
最近、銀次が開発したシガレットとコーヒーが、お気に入りらしい。
後、最近になってまた子どもが産まれて、私生活でも笑顔が増えて来たらしい。
そんなちょっとだけコミカルな国王陛下37歳。
ーー【18】ーー
イザベラ・アヴァ・インディンガス。
ダドルアード王国騎士団近衛騎士、『夕闇騎士団』団長。
11月7日生まれ。
24歳。
身長168センチ、体重49キロ。
赤髪の長髪に、茶色の目。
近衛騎士としてはゲイルに継ぐ地位にして、国王の姪っ子。
国王の弟さんが、彼女の父親。
ただし、彼女自身は令嬢という意識が皆無。
幼少の頃は、戦乱の時代に生まれた為、結構ハードな人生を歩んでいたり。
ダドルアード王国も戦火に見舞われていた為、彼女の周りには令嬢や貴族達よりも騎士が多くいた。
その中でも特に、前線に立っていた父や叔父(ウィリアムス国王)、そしてこの時から戦果を上げていた若きゲイルに憧れて、彼女も騎士を目指す。
ちなみに、この時ゲイルは17歳で、イザベラは7歳だった。
お城にいる姫様は、戦争では全く役に立たないと身近に感じたからこその奮起。
それ以降、学問、礼儀作法、魔法の習得に加えて、武器の扱いにも通じていく。
男所帯の騎士団に所属した事もあり、若くして奇病を患う。
男性の筋肉や骨格に対する、妄執である。
ただ、彼女は仮にも王族で令嬢なので、滅多な事では男性との接触は禁止。
父親や叔父ですら接触禁止。
眼の前にある筋肉や骨格に触れないことでフラストレーションが溜まり、それを補う為の妄想が逞しくなっていく。
そして、いつしかそんな屈強な男を屈服させて、思う存分撫で回したいという行き過ぎた欲求が開花。
サディストへと目覚めた瞬間であった。
銀次の拷問吏を担当したのも、それが原因。
我が侭を言って、拷問吏に立候補。
彼が屈服しない事を悟るとちょっと意気消沈。
無罪放免で銀次が釈放されてからは、いつ懲罰を下されるだろうとハラハラドキドキしていたらしい。
しかし、何も無かった事で拍子抜け。
国王の謁見の際に、向けられた軽蔑の眼に何故か胸キュン。
甚振るよりも甚振られる方が気持ち良い事に気付く。
そのまま、マゾヒストへと転向。
そして、銀次の現役ストーカーへと進化。
『火』と『雷』属性に特化した過激な女騎士。
大したこと無くても、姫様として考えればかなりの腕前。
今では、ゲイルに頼み込んで、どうにかして彼等の護衛に参加出来ないかと奮戦している。
そして、近衛騎士団副団長のジェイデンに止められているそんな24歳。
ーー【19】ーー
オルフェウス・エリヤ・ドラゴニス・グリードバイレル。
ダドルアード王国の隣国、『白竜国』現国王。
8月30日生まれ。
45歳。(←Σッッッ!?)
(※当初から、この年齢の予定でした。ネタバレさせたくなかったので、書かなかっただけ。)
白髪の長髪、琥珀色の瞳。
顔立ちは中性的で、やや女顔の美男子。
45歳を過ぎているオッサンながら、美男子と称されてしまう若作り。
有り得ない程の若作り。
自慢の白い髪は政務の時には上に括り上げている。
オフの時や視察の時なんかは、背中に卸して一つに纏めている。
文官気質で戦争やら何やらは回避したいと考えている温厚派。
少々早とちりや子どもっぽい気質があるのが玉に瑕きず。
惚れっぽいらしい。
最初は銀次に一目惚れ、今現在は杉坂姉妹に惚れこんでいるらしい。
訪問の後の一ヶ月ぐらい後に、校舎には贈り物がわんさか送り届けられたそうな。
交渉術を得意としているらしい。
ただし、銀次と比べると、やや劣化版。
交渉術に関しては右に出るものがいないと称されていたが、銀次に完敗してからちょっと憂き目に合っているらしい。
『水』、『風』属性に適性がある典型的なダブル。
戦闘能力は中の下と低めだが、魔法に関しては上級と言う魔術師タイプ。
接近戦が苦手で銀次とは相性が悪いけど、遠距離武器を好んで弓の腕は国でも有名。
音楽や雅楽が好きらしい。
いつか、銀次も巻き込んで楽団でも作ろうかと考えているらしい。
ーー【20】ーー
ローガンディア・ハルバート。
『女蛮勇族』族長の孫にしてSランク冒険者→SSランク冒険者。
現在は、『異世界クラス』警護担当の主任んいして、『予言の騎士』の嫁。
誕生日は不明。
年齢は、驚異の300歳以上。
身長189センチ(←Σッ!?)、体重58キロ。
赤い長髪に、赤い眼。
一見すると男にしか見えない女性。
実は筋肉ムキムキな上で、巨乳らしい。
銀次いわく、D寄りのE。
バスト97センチ、ウエスト71センチ、ヒップ87センチ。
太っている訳ではなく、筋肉の所為です。
種族は魔族である女蛮勇族。
使っている獲物は十字を模した尖部を備えた、身の丈を越えるハルバート。
長さは約2メートル強。
魔法に関しては種族柄で『火属性』が得意。
別属性を使えないわけじゃないけど、精霊との対話を苦手としているので使えないのにも等しい。
苗字と武器が一緒な理由は、女蛮勇族の特徴らしい。
生まれた家のそれぞれの武器の名前で変わってくる。
ロングソードとかランスとかメイスなんて名前の苗字もあるらしい。
彼女はハルバートの家に生まれたので、苗字もハルバート。
地味に姉妹や多いらしい。
女蛮勇族の名前と等しく、種族は女だけ。
自然と生まれるのが女だけになるらしい。
ただし、男がたまに産まれる事もあるけど、扱いは普通より下という程度。
捨てたりもしないし、戦士としても育てられる。
ただし、子供の頃は女の子として育てる風習があるらしい。
男の娘が自然と発生しているようだ。
戦士になるには、種族の長に認められる事が必要。
その際に一族に代々伝わる飾りや家宝の武器、そして『インヒ薬』を渡される。
その後、強制的に旅に出され、50年の月日を目処に帰ってくる事を許される。
例外として子どもが出来た場合は、速やかに戻ってくることが義務付けられている。
女蛮勇族は産まれる子どもを重んじる種族らしい。
子どもを生んだ戦士は、その後戦士を続行するか村に戻って子育てに専念するかを自分で決めることが出来る。
ちなみに、彼女は未婚の上に、子どもがいない。
コンプレックスともなりつつあるらしいが、最近銀次と結ばれた事で解消された。
先述した通り、『火』属性に特化してはいるが、魔力総量が足りないのが玉に瑕。
しかし、最近銀次から送られた籠手のおかげで、『聖』属性の防御を予期せず扱えるようになる。
銀次に対して、何事も寛大になりつつある女性。
彼への評価は、最初は良い女、次に可愛い男、最後に雄々しい男。
最後には愛すべき馬鹿となる。(良い意味でね(笑))
そんな銀次の事となると、頑張り過ぎちゃうし盲目にもなっちゃうそんな300歳越えの女丈夫。
ーー【21】ーー
ラピスラズリ・L・ウィズダム。
元は『太古の魔女』という異名を引っ提げた森子神族のSランク冒険者。
現在は、『異世界クラス』医療担当にして、『予言の騎士』の嫁。
誕生日は不明。
年齢はこれまた驚異の269歳。
身長174センチ、体重43キロ。
緑がかった銀色の髪に、同じく緑がかった青色の瞳。
寸胴なのがどうしてもコンプレックスな森子神族。
種族柄そこまで体形が育たないとは分かっていても、どうしてもローガンや杉坂姉妹と比べてしまう。
娘のシャルと銀次を溺愛している。
ただし、怒ると怖い。
過去、Sランク冒険者として『太古の魔女』と言う異名と共に、伝説ともなっている女性。
幼少の頃に、『闇』属性を発症したことで、両親からも里からも勘当され、『暗黒大陸』奥地の密林で放り出された。
その後、人間領に逃げ延びた彼女は、『幻影魔法』を駆使して人間として生活。
その時に、医療の知識を得て、医者になるまでに研鑽した。
人間達の柵に巻き込まれないよう街を転々としていた矢先、ダドルアード王国の獣人を含んだ冒険者パーティーと出会い意気投合。
登録一発目でSランクを叩き出し、そのまま冒険者稼業へ。
その後、仲間達の死をきっかけに心機一転、『暗黒大陸』を目指す。
途中で迷ってしまい運悪く遭遇したのが、闇小神族の森子神族による虐殺だった為、同じ種族を敵に回しながらも闇小神族へと助力。
功績が認められ、快く迎え入れられた先で、当時族長の息子で時期族長の座にあったランフェジェット・ウィズダムと出会う。
彼と結ばれ、子宝を授かるが、マタニティーブルーや排他的な里の風土に耐え兼ねて、ランフェと共に出奔。
再び人間領に逃げ延び、シャルを出産した彼女だったが、戦役に巻き込まれ『ボミット病』を発症。
時同じくして『ボミット病』を発症したランフェと共に、逃亡。
その後、夫の命と引き換えに難を逃れるも、闇小神族の里からも追われ、シャルや病気の体を抱えて、ダドルアード王国近郊の東の森でひっそりと暮らしていた。
いつ来るかも分からない、死神の迎えを待ちながら。
シャルが森の中で、銀次と出会った事を皮切りに、彼と知り合う。
その時、シャルと大喧嘩。
娘を殺しかけてしまったばかりか、追い出してしまった事への呵責等で『ボミット病』が悪化。
寝たきりの状態になる。
その後、彼女のオリジナルである魔法を使いつつ、シャルの体をのっとって本格的に銀次と接触。
自身の状態を言い当てられ、助けて貰う事を了承した。
その時には、既に彼女の中には銀次への恋心が生まれていた。
その後、自身を目当てにした闇小神族や騎士団の襲来で、銀次の庇護下に入る事を了承。
『異世界クラス』へとシャルともども出向する事を決めた。
医療担当となりつつ、治療薬での完治を目前に控え、銀次と一線を越えた。
きっと、彼女も寂しかった。
ただ、ローガンとの約束や、娘の手前。
そして、亡き夫とのことで、悩んでしまったりするのは、大人の事情が根深いだけ。
銀次の事は愛しているし、銀次もそれを許しているのが分かっているから、表には出さないだけ。
『聖』、『闇』、『火』、『水』、『風』、『雷』、『土』属性の全7種が使える万能型。
武芸はからきしながらも、『太古の魔女』の異名と魔法能力は伊達じゃない。
シャルともども銀次には助けられた恩があり、それを愛情として返そうと頑張っているそんな269歳。
ーー【22】ーー
シャルアゲート・L・ウィズダム。
森子神族と闇小神族のハーフにして、ラピスの娘。
9月19日生まれ。
58歳。
身長140センチ、体重29キロ。
緑がかった銀色の髪に、青みがかった緑の瞳。
ラピスや伊野田同様、寸胴に悩むお年頃。
杉坂姉妹やらローガンの巨乳を見て、睨みつけてしまうのもご愛敬。
これまた母親と同じく銀次に惚れ込んでいるが、子ども扱いされている事に気付いてこちらもコンプレックスとなりつつある。
母親と銀次の関係には、気付いていなかったり気付いていたり。
進展があったことは分かっている為、どうにかこうにか銀次にアプローチを掛けたいと思っている。
ラピスの病床の身の上を介護していた経験を持つ。
ダドルアード王国近郊の森で生活していた時は、動けない母親の代わりに狩猟に出ていたアウトドア派。
子どもながら、その腕前は一流の猟師と大差は無い。
前は母親を教師に、魔法や魔法陣の勉強をしていた。
現在は、『異世界クラス』で魔法と強化訓練を受けながら、母親から魔法陣の教授を受ける等、幅広い技術を習得しようとしている。
最近、伊野田が医療関係にも従事し始めた為、それにくっ付いてなんだかんだで興味を持ち始めている。
狩猟中に銀次と出会ったのが転機。
母親の病気の事や薬の件で絆されたのか、喧嘩をした後には片道5日を掛けて銀次の下に逃げるぐらいには懐いていた。
その後、『異世界クラス』で生活するうちに、人間への偏見が薄れる。
母親の病状を知ったり、銀次が協賛してくれたことで更に懐く。
母親から過去の事を聞いたり、出生の秘密等を聞いて、母親との距離を更に縮める事が出来た。
立役者となってくれた銀次に、更に惚れ込む。
ただ、最近銀次と母親、ローガンとの関係が気になって寝不足気味。
『水』、『風』属性のダブル。
ラピスからの教授で、魔法陣にも多少は精通している。
強化訓練で、最近伊野田とも互角に渡り合えるようにはなってきた。
未だに、伸び悩む身長と成績に悩みながらも、銀次から褒められたくて仕方ないけど素直になれない、そんな58歳。
ーー【23】ーー
ミア・アンソニア。
『建築連合』代表取締役ジョン・アンソニアの娘。
現在は、『聖王教会』でシスター見習い。
12歳。
蜂蜜色の髪をショートボブにしてるけど、癖毛なのでくりくり状態。
緑に近い碧眼。
一般市民の子どもなので、少々痩せっぽっち。
そばかすがコンプレックス。
ちょっと夢見がちな少女ではありますが、現実を知ったと同時に銀次に会った事が転機となる。
『闇』属性。
武芸に関しては、言わずもがな底辺。
今後は、シスター見習いまでさせてくれている教会のアイドルとして頑張って生きていく12歳。
ーー【24】ーー
ジャクソン・グレニュー。
冒険者ギルドギルドマスター、及びSランク冒険者。
10月2日生まれ。
44歳。
身長205センチ、体重89キロ。
黒髪に、金色の目。
愛称はジャッキー。
戦闘狂な紳士。
妻子持ちで、娘達もAランクパーティーと言う実力派親子。
三度の飯よりも酒が大好きで、銀次曰く酒呑童子。
絶滅したとも言われている『戦狼』の血を引く獣人。
『獣化』という獣人特有の異能を、遺憾なく発揮できる程には戦いに適合している。
冒険者登録をしてからは、29年と言う大御所。
15歳の時、冒険者に登録してから一発でSランクに上ったとかいう猛者。
気さくな性格も災いしてか、銀次とは酒飲みも踏まえての気安い悪友。
幼少の頃、魔族の排斥運動に巻き込まれ、一家離散。
父親と共に、ダドルアード王国へと逃げ延びるが、父親もその時の怪我が原因で早世。
嫁さんと出会ってからは落ち着いたものの、昔は相当な荒くれものだったらしい。
人間嫌いではあるが、銀次や『異世界クラス』の生徒達は別。
騎士嫌いでもあったが、等身大の騎士団長の姿を見て、考えを改めている。
今では、騎士達にもまともな対応ぐらいはしてくれる、気の良い酒好きのおっさんとなりつつある。
『風』属性に特化した攻撃型。
『身体強化』も『風』属性の応用で、速度重視にしている。
獲物は、柄の短い斧。
異名は『双子斧の黒狼』。
戦役にも参加したことがあるが、基本的には人を殺す事が好きでは無かった為、前線に赴く冒険者達の司令塔となって活躍していた時期もあった。
娘の恋愛事情やら、息子のスカウトやら、嫁さんのおっとり具合やら、友人達の無茶ぶりと色々と気を揉む妻子持ちの44歳。
ーー【25】ーー
レトナタリィ・グレニュー。
冒険者ギルド所属、Aランクパーティー『伏せる餓狼』のリーダー。
ジャッキーの娘でもある。
4月9日生まれ。
18歳。
身長139センチ、体重43キロ。
茶色の髪に、明るい茶色の瞳。
光の加減で、これまた金色に見える。
愛称はレト。
姉弟共にAランクパーティーに所属している、実力派。
冒険者に登録して5年目。
身長が小さい事や、父親の威光が強すぎるのがコンプレックス。
ただし、おっとりしながらも美人で料理上手な母親のおかげで、自身もそれなりの美人で器用なところは自慢。
性格は、ジャッキーに似た所為か、やや戦闘狂。
とはいえ、一応は自身の力量だったり、相手の力量だったりを見極める事は出来る頭脳は持ち合わせている。
銀次達の初冒険者ギルドでのクエストに同行したのが縁で、生徒達とも懇意にしている。
その実、獣人だから、冒険者だからと倦厭しない、銀次や生徒達に懐いたとも言う。
最近、とある騎士団長が気になっているらしい。
実を言えばレト自身も父親同様、騎士嫌いだったのだが、クエストで同行した騎士団長が思っていた以上に気さくであり、生徒達と同じく種族を問わず平等に接してくれた事に惹かれたみたい。
『風』属性の適性を持っている。
『獣化』はまだ出来ないにしても、『身体強化』は心得ている。
獲物は、身の丈を超える戦斧。
色恋ごとやら、訓練を始めて半年の生徒達に抜かされそうでやきもきしている18歳。
ーー【26】ーー
ディルゴートン・グレニュー。
冒険者ギルド所属、、Aランクパーティー『伏せる餓狼』のメンバー。
ジャッキーの息子でもある。
13月22日生まれ。
16歳。
身長197センチ、体重68キロ。
黒髪に、青みがかった緑の瞳。
愛称はディル。
姉弟共にAランクパーティーに所属している、実力派。
冒険者に登録してから4年目。
獣人である事や、口下手でカタコトである事がコンプレックス。
普段は顔やその口下手な性格を隠そうとして、兜を被っている。
父親の事は尊敬しているし、母親の事は大好きで、姉の事も実力を認めあえる友人とも思っている家族大好きっ子。
性格は、レト同様、ジャッキーに似た所為か、やや戦闘狂。
銀次や間宮との手合わせが楽しみで楽しみでしょうがないので、ちょくちょく抜け出しては『異世界クラス』に行ったりしている。
銀次達の初冒険者ギルドでのクエストに同行したのが縁で、生徒達とも懇意にしている。
獣人だから、冒険者だからと倦厭せず、更にはゴーレムを討伐して見せた銀次の強さや男気に惚れ込んでいる。
彼から受けているスカウトの件は、受けても良いとか思っている。
むしろ、徒手空拳に転向したのがきっかけで、更に生徒達と交友が深められている為、『異世界クラス』に所属したいと考えている節もあった。
それが、ジャッキーに勘付かれてしまったとは言わない。
おかげで、銀次が地獄の酒場巡りに連行された事も知らない。
知らない方が良いのかもしれない。
最近、とある生徒の1人が気になっているらしい。
いつか言われた、尻尾を触りたいという求婚紛いな言葉を、半ば本気で真に受けている純情青年。
『土』と『火』属性の適性を持っている。
『獣化』も出来るが未だに修練中。
『身体強化』は心得ているので、『咆哮』なんかも出来たりする。
獲物は、以前までかなりの重量を誇る槍を使っていたが、最近は徒手空拳に転向した。
銀次からのスカウトは嬉しいけど、パーティーメンバーとの折り合いをどうしようかちょっと悩んでいる16歳。
16歳には見えないけど、16歳。
ーー【27】ーー
サミュエル・チェイン。
冒険者ギルド所属、、Aランクパーティー『伏せる餓狼』のメンバー。
5月25日生まれ。
24歳。
身長178センチ、体重67キロ。
金髪碧眼。
愛称はサミー。
絵に描いたような王子様風な優男。
冒険者に登録してから7年目。
Aランクパーティー『伏せる餓狼』のメンバーで、アタック担当。
装備は某RPGの勇者に酷似した姿で、若干軽装備にも見える。
腰に吊った長剣を得意とした、基本的に前線を担当する実力派。
『聖』、『風』、『水』属性に適性のあるトリプル。
獲物は先程も言った通り、長剣を得意としたアタッカースタイル。
レト達との出会いは、Aランクになってから。
ソロで活動していたが、パーティーでの活動へと切り替えようとした矢先に、野生の勘を発揮したレトとディルに揃って熱烈な歓迎を受けて、『伏せる餓狼』に所属することになった。
ジャッキーや銀次の事を尊敬している。
何故か知らないけども、尊敬されている。
ちょっとおっとりしながらも、切れ者でかなりの実力を持った24歳。
ーー【28】ーー
ライアン。
冒険者ギルド所属、、Aランクパーティー『伏せる餓狼』のメンバー。
誕生日は不明。
大体25歳前後。
身長186センチ、体重71キロ。
黒髪に、青い瞳。
雰囲気がどこか香神に似ていると称されている、Aランクパーティーでも生粋の武闘派。
Aランクパーティー『伏せる餓狼』のメンバーでアタック兼タンク担当。
冒険者登録12年目。
レトと似たり寄ったりの格好で、重装備を身に着けている。
このメンバーの中では一番の常識人にして、突っ込み担当でもある。
12年目と冒険者歴も長いので、何かとメンバーに頼りにされている兄貴分。
サミーとは良く酒を飲みに行くほど仲が良い。
『水』属性を持ってはいるが、魔力総量が少ないので魔法は使わない物理系戦士。
獲物は、背中に吊った槍と、腰に吊った短剣で、遠近両方の戦闘スタイルを持っている。
ちなみに、彼も最近『異世界クラス』の1人が気になっているとの事。
レト達との出会いは、レト達がAランクパーティーを結成をしてから。
別のパーティーで活動していたが、これまた野生の勘を発揮したレトとディルに揃って熱烈な歓迎を受けて、『伏せる餓狼』に所属することになった。
永曽根同様、何かと頼りになる25歳前後の兄貴分。
ーー【29】ーー
イルグレイス・ホーラントリム。
冒険者ギルド所属、、Aランクパーティー『伏せる餓狼』のメンバー。
8月24日生まれ。
年齢不詳。
身長177センチ、体重45キロ。
金色の髪に、緑色の瞳。
愛称はイーリ。
Aランクパーティー『伏せる餓狼』のメンバーで、後衛担当の魔術師。
冒険者歴は、ディルと同じで4年。
おっとりとした風貌の巨乳の美女。
回復担当と後衛からの援護を担当している。
胸当てのみの装備にローブ姿、魔術師らしく鎚矛を持っている。
ただし、その風貌には不釣り合いな程のごつい鎚矛なので、初見の人間には打撃担当かと勘違いされることもしばしば。
『聖』属性の防御型、『水』、『風』属性の適性を持った、バランスタイプ。
武芸は鎚矛での打撃ぐらいしか出来ないまでも、魔法の能力に関してはメンバーも一目置いている程の速度と選択能力を持っている。
治癒魔法の適性が強く、サミーとは違った意味で天才。
レト達との出会いは、冒険者登録をしてから。
登録した時、魔法の適性からCランクとなっていた彼女が、他のパーティーから執拗な勧誘を受けていた矢先、これまた野生の勘を発揮したレトとディルに引っ張られて、そのまま『伏せる餓狼』へと所属する事になった。
今ではその時の事を幸せな事だったと思っている。
実は10歳前後の子どもがいるらしい。
毎日、子どもの為に冒険者として稼いでいる、子持ちの働くママさんである年齢不詳の美人さん。
ーー【30】ーー
アレクサンダー・ビルフォニア・ナイトロード。
正体不明の吸血鬼。
100歳前後の年齢不詳。
ただし、幼い言動がとにかく目立つ。
身長は140センチ前後、体重も40キロ前後。
くすんだ灰色の髪に、赤眼の美少年。
髪と同様に浅黒い灰色の体をしている。
種族は魔族である吸血鬼。
活発そうなイメージをそのままに、後ろの髪が少しだけ逆立っているのが特徴。
魔法の属性に関しては、全属性対応。
魔族であっても聖属性だって使えるし、闇属性も得意。
銀次の血がお気に入りになってしまった悪食童子。
年齢が低そうに見えるも、産まれてから100年は経過しているらしい。
人間で言う10歳ぐらい。
吸血鬼なので、寿命が800歳から900歳までいく。
魔族故に外見的変化が無いまま寿命を迎えるらしい。
ちなみに、彼曰く太陽の光は苦手というだけで、灰になったとしてもしばらく時間が立てば復活できるとの事。
十字架も飲み込んだり、刺されさえしなければ大丈夫だとか。
ニンニクは大好物だとか。
本気で討伐したいなら、やっぱり銀製の銃弾が必要。
心臓を杭で刺したりしても良いけど、寝ちゃうだけなのでやっぱりしばらくすると復活する。
そのしばらくの期間が100年ぐらい掛かるのは、ご愛嬌。
長寿だからこそのロングプール。
灰化すると憑依が出来るようになる。
以前は、その能力でゲイルに取り憑いて、銀次にいたずらしたのもご愛嬌。
ただし、ゲイルとは相性が良いとの事。
おそらく、精神感応のどこかで、マッチしていると思われるが詳細は不明。
それ以外も、不明なことの多い少年。
最近、彼女が出来たらしい…。
ーー【31】ーー
ヘンデル。
冒険者ギルド所属、Sランク冒険者。
13月10日生まれ。
43歳。
身長186センチ、体重76キロ。
黒髪に、緑の瞳。
元騎士団。
冒険者歴24年。
現在はソロ活動中で、獲物は大剣。
ーー【32】ーー
カレブ・アイザック。
冒険者ギルド所属、Sランク冒険者。
Aランクパーティー『ブレイク・ドレイク』リーダー。
8月22日生まれ。
58歳。
身長218センチ、体重95キロ。
短く刈り込んだ黒髪に、青い瞳。
冒険者歴45年。
元々市井の人間で、貧困層の出だった為13歳で冒険者登録。
徒手空拳で、肉弾戦を得意としたマッスル爺さん。
ーー【33】ーー
ベロニカ・ボルフォ・ボナード。
冒険者ギルド所属、Sランク冒険者。
誕生日不詳で、年齢も不詳。
身長177センチ、体重52キロ。
長い黒髪に、紫とも青とも見える瞳。
冒険者歴20年。
ほとんどが謎としか言いようがない、魅惑のダイナマイトボディを持った美人魔術師。
『風』、『水』、『雷』、『聖』属性の防御型を操るクアドラプル。
生後4か月の子持ち。
ーー【34】ーー
ディラン・フォール・グランカッツ。
『異世界クラス』へと編入予定の男爵家長男。
6月13日生まれ。
18歳。
身長168センチ、体重54キロ。
茶髪に、焦げ茶色の瞳。
やや浅黒い肌をしているが、ゲルマン系特有の堀の深い端正な顔立ち。
父親が『彩雲騎士団』所属。
男爵家と言う事で家柄が低い事や、自身が『闇』属性を持っている事を気にしていた。
今春から、『異世界クラス』へと編入予定で、強化訓練には参加している。
生徒達とも大分馴染んできているようで、ちょっとだけ怒らせると怖いという認識を持たれているらしい。
ーー【35】ーー
ルーチェ・G・エルモンテ。
『異世界クラス』へとへ編入予定の男爵家令嬢。
2月12日生まれ。
18歳。
身長170センチ、体重42キロ。
茶色の長髪に、碧い瞳。
絵に描いたような貴族令嬢ながら、初心者用の訓練に食らいついてきた豪胆な少女。
少しばかり目立つそばかすと、目元が父親に似てキツイのがコンプレックス。
父親は『白雷騎士団』所属。
今春から、『異世界クラス』へと編入予定で、強化訓練には参加している。
なんとか女子組とも馴染んできている様子だが、引っ込み思案で少々口下手なところで、周りから浮いていると勘違いしているらしい。
女子組から言わせると、別に気にしなくていいのに。
ーー【36】ーー
シュヴァルツ・ウィンチェスター。
元騎士団所属の元武器商人で、現在王国騎士団、魔術部門顧問。
5月7日生まれ。
39歳。
身長197センチ、体重75キロ。
短く刈り込んだちょっと濃い目の茶髪に、金色の瞳。
ゲイルの兄で、ウィンチェスター家次男。
『投擲雷槍』という、当時難しいとされていた『雷』属性を組み込んだ魔法具の開発者。
『闇』属性を持って生まれ、家人に冷遇された過去を持つ。
現在は、ゲイルとも良好な関係を築いている。
ハルを重宝し、武器商人と大成していた過去を持ちながらも、ゲイルの補佐役として騎士団に復帰した。
ーー【37】ーー
ハル。
(本名は、フリューリンク・コフマン)
10月23日生まれ。
28歳。
身長182センチ、体重58キロ。
元は派手なブルーアッシュと金髪だったが、地毛が黒髪で、碧い瞳。
銀次の同期で、ついでに施設から訓練所まで一緒だった腐れ縁。
とはいえ、銀次は師匠の元へと出ていた時期があるので、共に施設で生活した記録が正確には無い。
異世界に召喚されたことで、現代では生死も行方も不明扱いになっている。
魔法が使えない体質と言う事で、攻撃手段はもっぱらナイフなどの近接戦闘。
毒の扱いに長けている為、こちらの世界でも珍しい暗殺者。
元々、銀次が弟子入りした師匠へと弟子入りする事が決まっていた事もあって、昔は銀次を逆恨みで嫌っていた。
今は、理由を知る由も無いまでも、説明を受けたからか納得して割り切っている。
数少ない同期として、異世界に召喚された同胞として気に掛けている節がある。
実はゲイなので、ヴァルトの事がとにかく大好きな、28歳。
ーー【38】ーー
ヴィクトリア・ハリス。
(※本名は、ヴィクトリア・ウィンチェスター)
『商業ギルド』所属、『セフィロト』代表取締役。
3月21日生まれ。
37歳。
身長179センチ、体重57キロ。
黒髪に、碧い瞳。
ゲイルの姉で、ウィンチェスター家長女。
政略結婚をさせられるのが嫌で、ついでに家人から母親が違う事で冷遇されたことが嫌で家を飛び出した豪胆な女性。
今現在は、『セフィロト』という多目的量販店を経営して、大成している。
元々、ゲイルやヴァルト、ヴィンセント等の家族とは良好な関係を築いていた。
酒好きである。
最近は、シガレットにも嵌って、コーヒーの話を聞き付けたりもしているとかいないとか。
ーー【39】ーー
ライトパーズ・ウィズダム。
闇小神族で、現在Aランク冒険者。
誕生日は不詳。
大体、200歳ぐらいとの事。
身長188センチ、体重68キロ。
水色の髪に、水色の瞳。
浅黒い肌をしているが、人間に変装すると白い。
愛称は、ライド。
ラピスの夫・ランフェジェットの実弟。
ラピスにとっても義理の弟となり、シャルにとっても叔父となる。
ラピスが死の淵に立った事を知らされた時、駆け付けた闇小神族の兄妹の兄の方。
彼女と仲直りをしたことで、銀次達とも必然的に交友が深まった。
普段は人間然りに幻影魔法で変装をして、冒険者稼業。
排他的な種族である闇小神族の里に帰るのも億劫になり、ラピス達親子のその後の展望が気になる事もあり、そのまま妹ともどもダドルアード王国に移り住んだ。
銀次の人柄やその技術に惚れ込んでいる為、基本的に彼からの頼み事は断ったりしない。
ーー【40】ーー
アメジスエル・ウィズダム。
闇小神族で、現在Aランク冒険者。
誕生日は不詳。
大体、180歳ぐらいとの事。
身長176センチ、体重56キロ。
水色の髪に、紫にも見える青の瞳。
兄同様浅黒い肌をしていて、変装すると白肌になる。
愛称は、アメジス。
ラピスの夫・ランフェジェットの実妹。
ラピスにとっても義理の妹で、シャルにとっても叔母。
ラピスが死の淵に立った事を知らされた時、駆け付けた闇小神族の兄妹の妹の方。
彼女と仲直りをしたことで、銀次達とも必然的に交友が深まった。
普段は人間然りに幻影魔法で変装をして、冒険者稼業。
ちょっとだけ銀次が気になったりしているけど、義姉であるラピスのものと割り切って、今は新しい恋や冒険を楽しむために、日夜兄と共に銀次の手伝いや冒険者稼業で溌剌としている。
以上、ピックアップデータ。
そのうち、更新致します。
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長々と失礼いたしました。
全部ではないですが、これが現状の登場人物のピックアップデータとなっております。
また時間が出来ましたら更新させていただきます。
この人は~?とか、あの人の詳細をもっと!というリクエストがありましたら、感想やコメントで承りますのでご了承くださいませ。
誤字脱字乱文等失礼いたします。




