深い深い溝
「シ●ア情けなさすぎ!あんな高性能のMSで負けるとかヤバいでしょ」映画三部作から見ろ?信じられない!壺の人のMSが見れないじゃないか!でも哀・○士は名曲と言う考えを持つ俺は初代ガン○ムのテレビ放送版をナッツに見させていた。もう何十回も見返しているのだがこういった初めて見る者の感想を聞きながら見るのもなかなかオツなものだ。さっきから仮面の男のイケボさにキャーキャー言っていたがそのうち主人公に手も足も出ないのを見てだんだん馬鹿にしていくのはあるあるであろうか。とにかく今ナッツはその状態だ。もうすぐで全話見終わる。お次はzだな、と主人公が無事帰還したのを尻目にDVDを変えようとすると「えーまたもう一周してみたい」と今の現代っ子ならばそうはいかないセリフだったので思わず感動した。そういえばナッツは現代人じゃなくて天使だからいいが普通の女の子ならまずまず初代なんか一緒に見てくれないよなぁ。絵が古臭いだのロボットもの興味ないだの言ってさ。しかし天使のナッツにとっちゃ現代社会の何もかもが新鮮なんだよな。まてよ、オタクの俺にとっちゃナッツはかなりの優良物件なんじゃないか。って今更か、俺。それなのについ動物的本能で交尾と言う名の裏切りを堂々と見られながらかましたわけだな、俺は。そう改めて思うと俺の家についてからしげしげとアニメを見ているのが集中している状態なのかあえて後で借りとして残していく策謀なのかはたまた俺の思い込みすぎでありナッツの認識としてはあの時の罵声一つで水に流しているという状態なのか判断がつかないのであった。そんな膠着状態の俺を見やり「何してんのよ。私はもっと情けないけど人間味があって面白い大佐が見たいってんのよ。はやく一話からDVD入れなおしなさいよ」と言うので我に返って俺はハッとなりまたいくらオタクと言えど四クール一気見リピートはかなりきつい。流石に好きなアニメで見る体力の限界をごまかしていても同じ内容じゃ骨が折れるところか複雑怪奇骨折だ。なので俺はリピートを回避するため普通に事実を進言する。「大佐はな、次回作のゼータにも出てくるしなんならその次の作品でも出てくる(オープニングでね)さらにそのお次はなんと映画でしかもほぼメインでじっくり見れる予定だ。これからも大佐は出てくるんだから次の作品にいこう。というかいってくれ、頼む。」と懇願するとナッツは嬉しそうに「えー!またシ○ア出てくるんだ!楽しみ!よかった、それなら早く言いなさいよね!さあさあ、早くビデオ入れて次行きましょう次!」なんか裏切るようでつらいがその次回作の大佐とやらはナッツの期待とは裏腹に少年に殴られただけで泣いてしまう情けない大人になるんだよなぁ。「キャー!一話目から大佐じゃん!やたー!」ふふふ、なんかごめんよ。と俺は一人楽しむ少女を哀れに傍観しつつもちろん映画版ではないもう十回以上リピートしたゼータを見るのであった。そろそろ髪色がピンクでグラサンノースリーブに振られてもなおまだそいつを引きずっている奴が出始めたところで俺の瞼は強制シャットダウンを余儀なくされた。神経の暗記にトラウマを持っている俺はいちいちこれは脳のどこからナニ神経によって閉じられているのだろうと自然に思っているとなかなか寝付けれていないのだが目は開いていない状態が出来上がる。全く何事も中庸が大事だとかの偉い実在するかどうかも不明な文化大革命により継承者が少ないのにもかかわらず知名度は抜群と言う古代中国のあのお方もおっしゃっていたようにテスト期間が短いというのはいささかどうなのだろうか。今現在に至るまで積もり積もったコンテンツ、アニメ、ラノベ、ギャルゲ(まぁ俺は気にせず移植版ではなくエの字もやるが当然純ギャルゲもやる)、音楽、漫画それはもう語りつくせないほどある。であるからにしてそれらを消費するにあたり感性が一番優れているこの多感な時期を選ぶとなればこれまた昨今の殺伐とした景気の悪い時代でもそれらで培われた見識の捉え方で首をくくるはいざ知らず荒波に巻き込まれなかったりもしくは荒波を最低限の被害で抑えたりすることができるだろうさ。もちろん根拠はないがユニバースとかいうセカンドライフの二の舞になりそうな代物よりは俺としてはかなり自負できるものだと確信できる。したがってテスト期間が速いというのはその感性を磨くというある意味自主的な座禅行為に勉強と言う冷水で水を差すということだ。感性を磨く行為と言っても社会不適合者へ進む道でもあるのは否定しない。しかしそういう風に勉強から逃げるために甘んじてやっている行為であると断定されるのはやぶさかではなくそれはテストの合間が少なすぎるからだと大いに主張する。念々と思うこの俺の主張はいつまでたってもあの追試地獄補修地獄の魔の学生生活がその神経からくる生物の授業から、またずっと雲の地面の感触に慣れていた俺はようやく二日目にして地面の感触と言うものを取り戻してきて自分が現代社会の一員であることを思い出させたことから引き出されたのである。眠い、眠すぎる。どうして男性はアレを出したらすぐ眠くなってしまうのだろうか。しかもあの時の俺はくるっていたようにしか見えない。なんと二発も出してしまったのだ、しかもノータイムで。玉袋が縮む、縮んでいく。「う、ううん」っとついうめき声を出してしまった。「ねぇねぇ、なにこのオールバックの人!結構かっこいいじゃない!」結構ミーハー気が強いな、こいつ。でも構える元気はもうない。「ってあれどうしたのよ?寝ちゃった?………」モゾモゾ。なんか動いてるな、どこへ行くんだろう?ポテチとコーラの在庫ならもうないし買いに行くにしても天使が人間の取引なんてわかるのだろうか、ってあっ!?俺の胸に頭を寄せられ腰には腕がまかれ始めてちゃんとハグされた。というかゼータは良いのかよ、なんて考える余裕がこの時の俺にはまだあった。しばらく抱かれた末にぽつぽつと降ってくる、「なんで違う女が最初なのよ。なんでなんで、うぅ………」そんな言葉が俺の心を差してゆく言い訳と言う名の傘は封印しないといけないそして涙が俺のシャツを濡らしていく。あんなに怒っていて怒鳴り散らかしてすぐに前の約束に話へ飛んだりそれ以上言及しなかったりするのを訝しむ権利は俺にはなかった。ざめざめと沈黙の俺に泣きつく彼女を見てそう思った。初めての交際相手ができたと思ったらいきなり他の人と行為をしていたなんて男女天使人間問わず嫌に決まっているじゃないか。本当にバカなことをした。ナッツのえぐれた深い心の傷はもうぬぐう事はできない。せめてもの報いで癒せることしかできない。ごめんなんて言ったらさらに思い出してしまって泣いてしまうだろうかなんていうのは俺のエゴか。俺はそのまま沈黙を守ったまま微力に抱き返す。初めての正面向かってのハグは心地よいものではなかった、それは俺にとってでもありナッツにとってでもあるだろう。
今更ながらナッツの設定間違えたな、と思いましてでも書き直すの面倒だし10万字超えるためだけに作ってるものだしなと思い設定は変えないんですが補完だけ。普通天使は下界に降りれなくて神様がレンをダシに行けることになったとかにしたらいいんじゃないかなぁと。ナッツの人間の男が云々は本当に後悔しています。天使=高圧的と言う先入観から脳死で書いてしまって本当に自分が嫌になる。もう書くことがない、なんやかんや10万字は次回作ってことにします。自分は本の平均文字数も超えれない雑魚でした。次も恋愛書きたい。




