死者の手
第一話
何者かの伝言 その一
事件が起きたのは、午後10時人けの少ない通りにある一軒家で起きた。
何者かが、部屋に侵入しドンキを使い寝ていた女性春美聖子20歳を強く胸骨に叩きその後ナイフで複数回体を刺殺しその場を後にした。
「お父さん!早く起きてもう7時よ!」この声は、娘の次女高田留衣だ。毎朝、起こしにきてくれたり朝ごはんを作ってくれたりする。そしてもう一人、女子大学生でいつもアッシーくんに送ってもらい遅くに帰ってきている高田聖子。
「ちょっと!早くしないと遅れるよ!」
「ああ、わかったわかった」ここは、私と娘二人妻は、この子達が生まれてすぐに病気にかかり亡くなり代わりにこの子達が、奥さんみたいな様だ。
そんなことを思っていると当然、電話が鳴り始めた。
「もしもし高田ですけども」すると早口で受話器の向こうから喋り出した。
「東が丘警察署の中村です先輩!早くきてくださいよ!今署の中が大騒ぎですよ!」
「どうしたんだ?そんなに急いで喋らなくても何が起きてるんだ!」
「昨日の夜とある女性がドンキで頭を殴られて体を複数回刺されたんですよ。」
朝っぱらから物騒な事件だと思い急いで、ご飯を食べ服を着て外に出た。
「ちょっとお父さん!お弁当また忘れるよ!」
「悪い悪いじゃ行ってくる。」
署の中は、中村が言ったおり忙しくしていた。
「おっ高田!ちょっとこっちに来てくれ」
「事情は、中村から聞いてるな。」
「はい。」
「これを見てくれ」見せられたのは、彼女の死体だった。余りにも無惨で長く刑事をやっていてもこれは見るにも耐えなかった。
「これは、この女性に恨みを持ってないとこんなにも刺しませんよ。」
「そんなんだが、犯人は彼女の頭だけ取っていきそのまま行方不明。今捜索中だが。」
「犯行に使ったドンキは?」
「まだ見つかってない。そして、お前ら現場に行ってくれないか?こっちは間に合ってるから。」そして、後輩と一緒に事件が起きた彼女の家に行った。