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異能ゲーム部精霊戦争  作者: Rink
6/9

#5合宿~1日目~(其の壱)

いつもより少し短めになりました。

棚田と飯を食った日の夜に俺はキルに電話していた。

「もしもし。」

「もしもし。」

「キル。質問なんだが。今回の合宿に妹を連れて行っていいか?」

「妹って。君は関係の無い人を巻き込む気なの?」

「妹は異能力者だ。この戦争のことも知ってる。」

「なんで?別のチームにでも入ってるんじゃないの?」

「入ってない。まあ詳しくはまた話す。今は連れて行っていいか答えてくれ。」

「まあいいわよ。」

「分かった。ありがとう。」

光に言っとくか。



合宿当日になった。

俺たち5人(まあ光もいるが)はキルの家の前に立っていた。

なんて言うか普通の家だ。

棚田がインターホンを押した。「はーい」と声がして、キルが出てきた。

「みんないらっしゃい。さあ入って。」

全員が入っていく。俺が入る時にキルが声をかけてきた。

「で、なんであなたの妹が能力を持ってるの?」

「話すと長くなる。夜とかでいいか?」

「じゃあなんの能力か教えて。」

「光の能力は超能力者(サイコパス)読心術(サイコメトリー)、サイコキネシス、瞬間移動(テレポート)が使えるようになる異能だ。」

「なんか聞いたことあるような。まあいいわ入って。」

俺も家の中に入って全員にキルが言った。

「部屋は二階にあるから。女子部屋か男子部屋かはプレートがかけてあるわ。荷物を置いてきて。」

「「「了解」」」

「「分かりました。」」

コクッ


俺たちは二階の部屋に荷物を置いて1階に集まった。

「全員いるわね。」

俺たちを見回して、キルは言った。

「まずはこの精霊戦争についてしっかり説明しておくわ。」

「まずこの戦争の意味は知ってるわね。」

「精霊が始めた遊びみたいなやつだろ。」

園崎が答える。

「そうよ。そしてこの戦争で優勝すると1つ願いを叶えてもらえるわ。」

「マジか。」

「マジよ。」

「次は異能力について説明するわ。」

「異能力は精霊が作り出す能力で、人に宿ると、命の代わりになるわ。だから戦争で死んでも生き返るの。」

「質問。つえー異能力とかあるが、有名どころとかあんのか?」

園崎が聞く。

「あるわ。有名どころは禁忌(バランスブレイカー)と呼ばれていて、毎回1つずつ増えているわ。あとは神のみぞ知る世界(ゴッドオンリーノウズ)と呼ばれるふたつの異能。このふたつは、賢者と呼ばれた精霊、オルセイア・カルスケラが最後に作った異能。今いる禁忌(バランスブレイカー)にふたつで対抗出来る程の能力があるわ。」

「へー」

「しっかりってほどしっかりじゃねえな。」

「まあそうね。質問は?」

誰も言わない。

「無いようね。じゃあ、次は模擬戦闘をしてもらうわ。2チームに別れて。」

「俺と光と麗でいいんじゃないか?別にバランス崩壊してないし。」

俺が提案した。

「いいと思うぜ。」

そのわけ方ですることになった。

「じゃあ戦場に行くから着いてきて。」

そう言うとキルは階段に向かった。

「そういやこの地下気になってたんだよ。」

「この先が戦場よ。」

階段を下りるとそこは大広間になっていた。

「ここから戦場に飛べるわ。この戦場では致死量のダメージを受けるとこの大広間に戻ってくるわ。舞台は廃れた市街地。前の荒野より建造物が多いわ。」

「へー」

「じゃあ準備が出来たら、神城くん棚田さん妹ちゃんは右の、園崎くんと篠原さん花咲さんは左の魔方陣に立って。自分の異能について質問がある人は聞きに来て。」

全員魔方陣に向かう。

俺は

「俺の能力って1回作ったものをすぐ出せないのか?」

と聞いた。

「3つまでは名前を付ければ出せるわ。」

「サンキュ。」

俺は魔方陣に立った。

「じゃあ飛んでから5分後に開始するわ。私は上から見てるから。」

「転移!」

2度目の浮遊感とともに視界が白く染った。

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