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鞄作りのための素材集め2~僕のライフは、大丈夫ですか?…誰か大丈夫といってください…~

今回はぐだぐだかもでごめんなさい(>_<)




「ふぅ…さてどうしましょうか?」


僕達は今、とりあえず、といった感じだがあのモヒカンのゴブリンを『分解』しててにいれた装備を両手で抱えてまたあの魔封じの網の前まで戻ってきていた。


「ふむ…そうだな。確実に素材をてに入れるのならこのまま森に入ってしまえばあれがあるだろうし、ついでに外装部分は魔物や獣でも狩ってしまえばたりると思うが…。この荷物だしな」


困ったな、と言うように苦笑しながら言うクリムゾン。


一様言っておくが、クリムゾンが苦笑するのは何も僕がコレクター魂に火がついてしまってワガママを言ってゲームでてに入らなかったゴブリン数匹分の装備を持ってもらっているから、などという理由ではない。


いえ、まあ…実際転生して初めててにいれた装備なのだからそれなりにうれしいもので持っていたいとは思うのですが…


でも今回はそうではなくて…



「…しょうがないではありませんか、クリムゾン。この装備をそのまま放置したら盗賊などのごろつきが装備を手に入れて無駄に強化されて悪事を働くかも知れないじゃありませんか…。それにやっぱりあれはあるんでしょうか…?」


そう、実際のところ八割ぐらいはこれが理由なのだ。


まあ、僕の性格上僕の関係ないところで知らない人が襲われていたり、不幸になる者がいても笑っていられるので僕の性格を知っている人がいたららしくない、というような行動だがこの話はそういう事ではないのだ。


まず、これを説明をするにはあのゴブリンの強さについて説明しなくてはならない。


あのゴブリン達は僕達のチートレベルの強さの人?からの評価なら強さはそれほどではなく雑魚とよべる強さなのだ。


だが、純粋なこの世界の強者と呼ばれる者達以外の人達からみたらあのモヒカンのゴブリン達はクリムゾンいわくここら辺ではかなりの強者であり森の獣や魔獣の群れが数10匹程度なら2、3匹でしかも無傷で倒せる強さでこの世界では森の中にアジトを置いて行商人の積み荷を盗むようなタイプの盗賊の頭領をしている事もあるらしい。


しかも、あのゴブリンの装備は全てゴブリン達が自分で作った装備らしく防具ならDefense,Attackの+1000上昇、武具も同じような効果があるが違いは初級魔術補助(大)という補助スキルが全てについていてかなりのスペックを持っていた。


ここで予断がはいるが、まず最初に説明するのは補助スキルだ。


補助スキルとは武具または防具を精錬または加工するさいに一定確立または素材の質によってまれに追加されるスキルで、補助というだけあってそれなりに強い効果がつく事が多い。


そしてこれにもランクのようなものがあり小、中、大の3つで違いは威力や効果の上昇度の違いだ。


例をあげるならこの初級魔術補助もそうだが、一番わかりやすいのは武具にしかつかない火炎属性付与などの属性付与だろう。


この属性付与がついた武具は相手を攻撃するさい、通常、スキルを問わず攻撃をするさいに火炎属性なら武具からMPを消費することなくまず、小ならうっすらと魔術の火が放出され、中なら武具の回りに目にみえるが少量の炎が放出され、大なら武具の回りを陽炎ができるレベルの熱量を持った火炎が放出される火炎属性の技となりさらにAttackにかなりの上昇がみられるし、さらには鉄くらいなら小でも普通に焼ききれるといった強さだ。


通常そういうものは通称として剣なら魔剣といわれたりするくらい、馬鹿みたいな威力なのだが、やはりというかなんというか素材の質でかなり確立を上げて作ろうと思っても馬鹿らしくなるくらい強い魔物や聖獣などがゴロゴロいる場所にあったりする鉱物や樹木などだそうでなかなか見つからなかったり危険過ぎていける人が少なく、偶然できた物が市場に出回ったりするくらいらしく、しかも買うとしたら馬鹿みたいに高いらしい。


次に初級魔術補助という補助スキルは、ゲームでは初級魔術の威力上昇だったのだがこの世界ではクリムゾンいわくそのままの意味になっているようだ。


また、例をあげるとするなら、まずこの世界では初めに僕が魔術を使うのに魔力の流れを感じる、という動作を行ったように魔術を使うためには魔力の流れを感じられてからようやく初めて職、魔術師(見習い)が追加され魔術を使えるようになるらしい。


そのためには通常才能があれば半年から1、2年、才能がなくても数10年程度で感じられるらしい。


だが、初級魔術補助の装備がある場合ではその限りではない。


まず、魔力の流れを装備して才能ある者で、小なら半月から1、2ヶ月、中なら3日と半日から1週間、大なら、一瞬から数分などという風に異常に流れを感じられるのにかかる時間が短縮されるのだ。


しかも、それに加えて初級魔術の呪文だけなら覚えるのにかかる勉強時間も短縮されるようだ。


はっきり言って公式チート状態である。


ちなみに僕の場合は装備にそういう類いの補助スキルはついていないが何故数秒でできたかというとこの身体にはゲームでの経験がもとから現実だったと認識がされているらしくそういうものだ、と既にわかっていたからできたのだろうとクリムゾンが言っていた。



つまり、先程から某竜があまり関係無いクエストのスライムでも倒すように燃やしたり凍らせたりしたゴブリンの装備ははっきり言ってそこらのごろつきなどが拾った瞬間からどこぞの王都への行商人やら旅人が襲われまくって物流などが低下する被害がでる、さらにはこれから気ままに旅でもしようかなと思っている僕のもとへとゲームでの実績がそのまま現実になったこの世界では巡りめぐってごろつき討伐に召集されたりなどの面倒事が帰ってくる可能性があるのだ。


というか…全ての武具に補助スキルのしかも大で同じ補助スキルが付いているのはゴブリン達の仲間の誰かが相当鍛治特価型のステータスと装備でかなりの幸運なのかそれとも…


「うむ、確実にあるだろうな。というかな…確実になければこの装備は説明がつかないだろう?ユーステミア。確実に森にはAランクかSランクの…これは予想だが、樹木があるな」


そう、鍛治師の運がよすぎるなんていう現実的じゃない理由ではない理由があるとしたらこれしかない。


しかも、それ以外にその存在を決定的なものにしているのは全ての武具に同じスキルがついている、という通常付いていることすらあまりにレアで今持っている物を全て売りさばけば普通にかなりの土地を買ってもお釣りがくるであろうものなので異常なものなのだが、かなりの高ランクアイテム(☆8~☆10までだが)なら成功確立が9割近く確実に付いていれば同じスキルになるというものがあるからだ。


それと予断だが、クリムゾンが樹木と言ったのはゴブリン達の装備は基本的に防具は木製、武具は柄だけ木製のもの、だったからだ。


「そうですね…。確かにあの形状なら樹木とみて間違いないでしょう。あ、あと荷物なのですが持ち運び方に考えはなくはないのですが……」


そう、ないわけではない、ないわけではないのですが…


「ん?どうした?ユーステミア。何か言いにくい事なのか?」



「いえ、別に言いにくいわけではないないのですが…。この魔封じの網は穴が大きくないですし、大きさもかなりのものですからこれを半分くらいに降り立たんで使って今ある武具と防具を真ん中に置いて、そうですね…大きめな袋のようにして持って行ければいいんですが……。これ、異常に重いらしいんですよね…」



そう、魔封じの網は最初に説明した通りに、魔道具専門のNPCショップやプレイヤーショップで売られているなかでその効果からか、無駄に高く設定されていて、プレイヤーショップでも売られているくらいなのだから作れるのだがこれまた無駄に強いうえ、鈍足効果のある糸を吐き出す魔物のドロップアイテムなどで、魔封じの網の説明にはその原材料たる魔物の糸やら何やらのせいか、『とにかく重い網、だが、ステータスを大幅に下げられるうえ、一定確立で魔物がそのまま捕獲可能である(ステータスダウン+テイム効果)』という説明がつくくらい重くて高いという説明なのだ。


ここで、予断だが、クエスト用はテイム効果ではなくそのまま捕獲に変わっていて捕獲したら何故かアイテムボックスに収納できた。


だが、ゲーム時には持たせたまま戦闘しても動く速さが多少遅くなるだけだったのだが今は現実でとにかく重い網がどこまでの重量をほこるかまだわからないのだ。


ちなみにこの世界にはAttackが高ければ高いほど重いものでも軽く持てるらしい。


だから、持ったまま戦闘をするのは多少きついだろうと思っていたので最終案くらいの気持ちで言ったのだか…



「ん?そうなのか?なら私が持っているとするよ」


「え?い、いえ、だめですよ!?クリムゾン。女性に持たせるわけにはいきませんし私が持ちます!」


そう、さらっと紳士的な発言をクリムゾンは言っているクリムゾンには悪いが僕は今は完璧に女の子になってしまったが、こういうところで持ってもらったりしたら先程赤くなってしまったみたいに心まで女性的になってしまいそうで、嫌だったので咄嗟に自分で持つと言ってしまった。



「何を言っているんだ、ユーステミア。今は君も女性じゃないか。それに君は戦闘のチュートリアルの最中だしな、咄嗟に反応できなくて怪我でもしてしまったら大変じゃないか」


が、最後のは流すとしても正論を言われてしまったので言い返せない。



「まあ、荷物持ちくらいならしても他の神からなにかお小言を言われる事もないだろうしな。それに久しぶりにできた対等な友人の手伝いくらいしたいのでね、っと…中々重いなこれは…」



と、言い返せないでいると今度はウインクをしてきたのでこれにもドキドキしてしまった。


…………もう、手遅れなんてことになってませんよね…?


とりあえず今度はかなりのショックを受けつつちょっとどれくらいの重さか興味がわいたので質問してみた。



「そ、そうなのですか…。あの、それでどれくらいの重さ何ですか?」



「うむ、そうだな…。ユーステミアのもといた世界で言うところの像3頭分と言ったところかな」



像3頭分ってそれって平均的に9000から15000㎏らしんですが…?


クリムゾンはやはりチート女神様ですね…



「ぞ、像3頭分ですか…。あの…重くないのですか?」


「うむ、そうだな。多少は重いがユーステミアが心配してくれるなら問題ないな」


「えへへ…」



と、少し呆然としながら心配だったので聞いたのだが、頭を撫でられてしまってその撫でられた感覚がなぜか気持ちよくて変なことをくちばしってしまった気がする。


あれ……?本当に大丈夫なんでしょうか……?


誰か大丈夫と言ってください……



「えっと、あの。と、とにかく大丈夫なら行きましょうか、クリムゾン!」



このまま流されてしまっては危険な気がするので僕は多少強引にクリムゾンの手を振り払…うのは気がひけたので手を掴んでおろしてからクリムゾンの顔をみてみると凄いニコニコしながら自分の世界に入っている感満載な顔だったので少し顔をひきつりつつ、背を向けて足早に森の中にはいっていった。



「フフフ…やはりユーステミアはかわいいな…。っと置いて行かないでくれないか、ユーステミア!?」



その、後ろからクリムゾンの叫び声が聞こえた気がしたがとりあえず今は気にしないことにした。


ええ、もうクリムゾンは確実に百合趣味でしょうね、あれ………


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