チートスペックの確認~うん、さすがにやり過ぎました~
「う、む。ああ…なんだ君は男なのか…?ああ、うむ…なんだそれは本当にすまない事をしたと思うが本当にか…?正直生前?の君の顔とかはちょっとみたが冗談じゃなくか…?」
正直信じられん、とさらに付け加えて女神様は止めを刺してきた。
ぐぅ…ええ、ええ、たしかにリアル男の娘とか言われていましたよ…だからひらきなおってクリムゾン・フェアリーでは女口調でしたよ…
しかもクリムゾン・フェアリーでの僕のみため(つまり今の自分のみため)は友人が悪のりした結果まず左右の目が赤と青のオッドアイで背は150㎝くらいしかも12、3歳くらいにしかみえないという合法ロリだとか友人が言っていた。
まあそのみためがリアルの自分のみためになった今では友人を殴り飛ばしたい衝動にかられるがもうそんなこともできないので押さえておこう。
「はい…冗談じゃなく、です。やり直しというか体を前世のままにとかできませんか…?」
と、僕が女々しい(ていうか今は女の子だけど)とは思いながらもさめざめ泣きながらもたぶん無理だろうなあとか思いつつも女神様に質問した。
「うむ、まあ…無理、だな…すまない。すでに魂と体が繋がっているし、なんていうかそれにな…うむ君のみためをゲームどうりにしようと悪のりした輩共がいてな…そやつらが無駄に権力というか高位の神なんだ…すまない。」
「そうなんですか……ていうか神様って馬鹿ばっかりなんですか!?」
なんですかその悪のりは…ていうか最高神の適当なとことかもしかして高位な神はみんな適当なのか…?
「うむ、正直否定できん…。高位な神ほど無駄に長く生きてるせいか自分の管理してる世界に無理やりチート持ちで召喚して遊んでいる馬鹿もいるからなあ…。ああ、ちなみにこの世界で他の転生者とかは気にするなよ?そんなのこの世界には君しかいないからな。全く…あの阿呆どもはどれだけ阿呆な転生者が世界を破壊してるのか知らないのか…しかもそのあと始末は全部私がやっているんだぞ……」
「あ、はは…」
なんていうか本当にこの人は真面目過ぎるんだろうなあ…
でも不快にならない程度の真面目って感じだしとりあえず愚直を聞いておいてあげよう。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ああ、なんだ、本当にすまなかったな、ユーステミア」
「いえ、大丈夫ですよ、クリムゾン…」
うん……まさか軽い気持ちで聞いてあげようと思ったらまさか半日以上愚痴を言い続けるとは…
もう日がくれかけていますよ…
しかもそのせい?で女神様――本名はクリムゾンだそうです――と友達になってしまいました。
なんですかねこの状況。
しかもその間にいろいろ返答していたら僕の口調の注意から始まって女言葉を練習させられて自分のことを私というのに違和感なくさせられましたよ……
ジェンダーアイデンティティーなんて風前の灯火ですね……
今度から愚痴がたまっていそうな女性には近寄らないようにしましょう、ええ、そうしましょう…
「ああ、それで何処まで話たかな?覚えているか?ユーステミア」
…この女神様は本当に何しにきたんでしょうね…
まあ僕が脱線させたわけですが…
「えっと…たしか名前でとまっていたような気がしますね…。ていうかクリムゾンが愚痴を言いはじめるからいけないんですよ」
「うむ…それに関しては本当にすまない。うむ、それでは次の説明にはいりたいんだが…あー…これに関しては完全に私のミスなんだが…この世界に君と君に関する情報を世界の改竄で矛盾すら発生させないでいれた結果ユーステミア、君の力はゲームの時と全く変わらない状態になった」
「えっと、はい?それってつまり……」
「うむ、あれだな合法チートとかいうやつだな。しかし……あれだな結局のところスキルに関してはこの世界にも本当にあるのだが私の考えたスキルをいくらなんでもそんなに手にいれるのはやりすぎだろう……。いや、この世界よりはスキルを手にいれ安いのかもしれないがどう考えてもおかしいぞ…?私と本気で戦えるレベルの力だからなあ…。……どう間違っても世界破壊とかはやめてくれよ?私は友人とた高いたくないのでね」
と終始呆れながら言われたが最後だけは真顔だった。
まあクリムゾンの愚痴の大半はどれだけチート能力者が世界を崩壊させてきたのかだったしね……。
それに……
「ええ、わかってますよ、クリムゾン。ていうか私も友人とは戦いたくありませんしね」
とわりと本気で思っていることなので安心させるために微笑みながら告げると何故か顔を赤くしたクリムゾンが早口で、
「で、では次の説明にはいるぞ!次はステータスと言ってみてくれ!」
「?わかりましたけど、なんで顔を赤くしてしかも早口なのですか?」
なんとなく気になる反応だったので聞いてみたのだが顔を赤くしたまま黙ってしまったので気になりはしたがとりあえず指示にしたがってみた。
「『ステータス』」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
名前:ユーステミア・フェリウス
性別:女
種族:吸血姫(真祖)
職:魔法使い(New)
称号:無血の魔導姫
年齢:20
武器:素手
防具:頭:吸血姫のヘッドドレス
服:上:吸血姫のゴシックドレス
下:吸血姫のゴシックスカート
靴下:吸血姫のゴシックニーソ
靴:吸血姫の編み上げブーツ
ステータス:
Level:1☆150
HP:7,800(+2,000)
MP:99,999(+5,000)
SP:8,500
Attack:50,000
Mattack:90,000(+30,000)
Defense:80,000(+30,000)
固有スキル:
『超再生』
説明:再生の境地、同系統のスキルを全てMAXにすることで発現。
効果:即死以外数分で部位破損であろうが消滅だろうが再生する
『夜の覇者』
効果:日中でのステータス7割減、しかし夜中でのステータス5割増
『吸血』
説明:吸血鬼(姫)の本能。
効果:ある一定の時間事に吸血を行わないとステータス8割減
New『魔導の神髄』
説明:既存の魔術を全て納めた魔導士に送られるもの
効果:創造した形に属性を付与したスキルを放てる
パッシブスキル:
『吸血の真祖』
説明:吸血鬼の真祖を圧倒的に打倒した事により種族、吸血鬼または吸血姫を得る。
効果:全防具用専用装備を装備する事により発現
Defense+50、固有スキル『再生』強化、日光によるステータス弱体無効
『狂化』off
説明:offのため詳細は表示せず。
『死神』
説明:哀しき死神を圧倒的に打倒したことにより職、死神を得る。
効果:専用武器を装備する事により発現
斬撃系スキル、斬撃系武具での攻撃でattack+100、斬撃系スキルまたは武具での攻撃をHPではなくSPへの攻撃へ変更
▼以下の項目を表示する場合は触れてください
ノーマルスキル
▼表示したい場合は触れてください
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
うん…なんていうかこれはわかっていたけどチートだ…。
というか称号までついてきたのかあ…。
ちなみに称号とはクリムゾン・フェアリーにおいてある一定の事を成し遂げたものに所属する国、またはイベントで参加した国からもらうものでこの無血の魔導姫という称号はPKやらナンパしてきたバカを魔法で血を流さずに倒していたら戦争イベントのあと何故か呼び出されてもらえた。
たぶんある一定数を戦争イベント中で撃破数を越えたんだろうけどなんか中2病適すぎて素直に喜べない称号なんだよね……
あとは推測だがノーマルスキルが開いてないのは数が多すぎるからだろう。
たしか火炎系だけで数10はあったし。
ていうか魔法使いってなんだろう?
たしかに魔法系は魔法使い系とは言われてたけど結局魔導士までしか実装されてなかったし…
と、そこまで考えているとようやくクリムゾンが復活してきたようだ。
「うむ、ちゃんと開けたようだな。それでユーステミアならすでに気づいているようだが魔法使いの職は私達神々からの謝罪の意味を含めて送ったものだ。というかな…ユーステミアが習得していない唯一の魔導系だからなあ…。正直渡すものの考え直しも考えたのだが君ならスキル習得に奔走しそうだからそれになったのだ」
「うっ…まぁ否定しませんけどね。ありがとう、クリムゾン。あ、そういえばクリムゾンもしかしてステータスが開けたならアイテムボックスとかも開けるのですか?」
とりあえずチートスペックは置いといて気になる事について質問を述べてみた。
理由はいくつかあるがまず1つ目の理由が身分証のようなものがアイテムボックスにはいっているからだ。
これは確実にないとここが何処だかいまだに聞いていなかったのでわからないが関所を通る必要はあるだろうから必要だろうと思ったからだ。
……別にゲーム内のレア武器が欲しいとか思っていませんよ?
そして2つ目の理由がこの世界のお金もアイテムボックスに収納してあるためこれはとれなくてもかまわないかもしれないが貰えるなら貰いたいところだ。
……別にカンストしてるとかは関係ないですよ?
「ん?ああ、アイテムボックスかそれならたぶん開けると思うが…。しかし、ユーステミアたしかあれは鞄系のアイテムが必要ではなかったか…?」
「あ…」
そう、たしかにそうだった…。
アイテムボックスはいろんなゲームにあるように倉庫に直接繋がった魔法の鞄だ。
ただこのアイテムボックスは魔法の鞄を名乗っているくせにいやに現実的で鞄系アイテムからじゃなくては取り出したりしまうという事ができないという仕様。
しかも複数鞄を持っても同じ倉庫に繋がるというよくわからない仕様だ。
「ふぅ……君はいがいに抜けているな。まあとりあえずあれだな。次はチュートリアル戦闘、といこうか」
「チュートリアル戦闘?それはつまり魔物でも倒して素材をてにいれて鞄をつくるってことですか?」
「うむ、察しがいいな。さすがユーステミアだ。とりあえず君は実戦じたいは初めてだからな、万が一があるかも知れないからな…危なくなったら助けよう。とは言っても君なら余裕な相手しかいないのだがね」
「そうですか…そこまでいわれたなら余裕で殲滅しませんとね」
そう満面の笑みで言ったらまたクリムゾンがまた赤くなっていたがそれに気づかずまだ見ぬ実物大の魔物との戦闘を楽しみにしている自分がいた。
なんだか書いている途中で文が消えてしまってから新たにかきはじめたので文が変かもなので編集するかもです(;・ω・)