異世界転生は異世界転生でもそっちかあ…
思ったよりきりよく書けません…
異世界転生ってマジですか!?と脳内で叫んだら何故か反応ありました。
「うむ、その異世界転生っていうのであっている。君は私と同じようなものだからな…。仕事だが、君にいろいろ説明するために来たんだ。あと私は自分で言うのもなんだが…女神であって天使ではないよ。というかあの駄神め……さっさと引退すればいいものを……」
と、何か心の声が最後の方は心の声が漏れていましたが…。
何て言うか大変そうですね、女神様…。
ていうか、あっているって事は…。
「えっと、あの女神様?つまり僕って死んだんですか…?」
このよくある異世界転生もののパターンはそんな気がします…。
「ん?いや、別に死んだわけではないんだが…。
…これは言いにくい事なんだがな…。今は天界は冬になっていてな。
今代の創造神が寒がりでな、魔法の布を燃やして、それを風の魔法で制御して書類仕事をしていたそうなんだが…。
あの駄神は居眠りをしてしまって、君に関する書類が燃えてしまってね…。
慌てて時に関連する女神の私が、呼び出されて書類を再生して肉体は再生したんだが…。
既に家人にみつかり、君の魂は輪廻に入る直前でな…。
慌てて私の管理する世界が、君のやっていたゲームに似ていたから、転生させたんだ」
「あ…そうなんですか。…ていうかそんな天界の不祥事話ていいんですか…?」
話している事はよくわかりませんけど…多分よくある異世界転生をしたんだろうなあ…。
とか思いながら、なんとなく気になった事を質問してみた。
「ああ、別に君は被害者だからな。それに…私も似たような死に方で、女神になったからな、同情しているのもある…。というか…君は落ち着き過ぎてないか…?普通若者らしく、怒鳴るものだと思うのだが…。…君は若者らしくないな」
被害者だからいいっていうのは随分適当な気がするけどそんなことでいいのかな天界…。
それに、落ち着いている事で苦笑されても、逆に僕は苦笑してしまう。
落ち着いて対応できるのは、良いことだと思うし、クリムゾン・フェアリーの世界ならいろいろ楽しめる気がするんですよね。
というか…。
「いえ…そんなことを言われましても…。ていうか女神様も似たような死に方したって…元々人間だったんですか!?」
と、僕としては、そこの方が気になった。
だって、死んだら神様になっていました、は何か凄いです…。
ていうか…僕の魂が輪廻に入る直前とかじゃなかったら選べたのかな、とか思うと少し残念です。
「うむ、君がかなり肝が据わっている人という事はわかった…。あと、私は元は人間、というのはあってはいるが、私が元いた世界では魔術は当たり前だったし、それなりに私の役職は上の方だったからな…。多分君は、余裕があってもこの世界へ来るのは、確定していたと思うぞ?しかも君も楽しそうだし、神様なんて仕事三昧だからな……」
「えっとそうなんですか…お疲れさまです?」
「うむ…疲れるよ。本当疲れるよ…あの駄神共が馬鹿する度に、私が呼び出されるんだからな…。それにくらべれば君は、かなり楽なほうだぞ?この世界ミレニアは君のやっていた、クリムゾン・フェアリーだったか?の60年後くらいの世界でな。今は戦争もやってないし、かなり平和だからな。そう言えば…私は君にこの世界について教えに来たんだったか…?」
「いえ、あの僕にきかれても…」
なんていうかこの女神様はかなり不憫な気がします…。
僕は、神様を信じてはいますけど、信仰していなかったのですが…今からこの女神様は信仰しておこう…。
「そんな同情的な目で見るのはやめてくれないか…?…まあ、それはともかく、君にこの世界について教えておこう。まあ、そうは言っても、君のやっていたゲームとあまり変わりないんだがね…。…というかあれは確実に、運営に何処ぞのサボリ魔の神がいるな…」
と、愚痴を織り混ぜての説明に、僕は苦笑しつつ、先を促す。
「でな、世界に関しては、ゲームと変わらなすぎて教えようがない。まあ、強いて言うなら死んだら生き返らないくらいだな。あとは…君のこの世界でできる事、について教えよう」
「できる事、ですか?」
その質問に、僕は何故か、嫌な予感を感じた。
…世界観に関しては分かったし、死ねない事は現実になったんだから当たり前の事。
だから、何も変な事はないはずですが…。
「まずはできること、といっても名前が大抵必要だからな。君の名前だが、君の名前はユーステミア・フェリウスだったかな?ゲーム世界の名前を引用させてもらった。次に…」
「あのちょっと待ってください!」
僕は今の名前に嫌な予感の原因を、理解しました…。
更に言うなら、自分の声がいつもより高い気がした理由も、わかりました…。
「ん?何か変なところでもあったか?それとも名前を間違えたか?」
「いえ、名前はあってます…。ですが僕男なんですけど!?」
そう……つまり…僕、神埼幽は、女性のユーステミア・フェリウスになっていました…。
しかもそう言った、僕の前で女神様がポカンとしてました……。
一応編集しました…。