表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/12

第三章 過去の君が-⑤

「いいか、さくら。足音を立てないようにゆっくり移動するんだぞ」

 正太郎は小声で私に言う。正太郎の顔は真剣で、緊張感を持っている。

 私は素直に頷いた。

 明るい太陽は当に沈み、暗闇の中を照らす月が顔を出している。

 私達は、生活していくために必要な物をある程度持つ。

「よし、いいぞ」

 寝静まりかえった正太郎の家は、音一つ無い。

 念のため人がいないかを確認した正太郎は、私を手招きする。

 正太郎の家の門辺り、正太郎の家から私達は逃げようとしていた。何から逃げているのかは分からないが、私はこの家から出るのだ。

 門を通り、正太郎は私に手を差し出した。

 私がその手を取ろうとした時。

『ドンッ』

 私は聞いたことの無い、衝撃的な音を聞いた。

 その音を聞いた瞬間、私の意識は途絶えた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ