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悪魔の御子  作者: 奏響
第4話 香港狂詩曲
53/71

第4話あとがき

 今回の主役はライ。故郷の香港を舞台に大活躍・・・というよりは、活躍したのはフィロスですね(苦笑)。


 第1話で『受け入れることもひとつの強さ』と語ったライですが、今回その言葉の背景を少しだけ垣間見えました。

 4話に至るまで、『悪魔の神子』の過去、とりわけ15~18歳の数年を敢えて伏せてきました。ライは普通の生活をしながらも暗殺者として仕事をしていたようです。また、彼の『恩人』などまだ明かしていないエピソードも実はたくさんあります。これらについては、本編の流れと被らないので、そのうち番外編として書きたいです。


 また、今回からレギュラー陣に加わったセイラ。(よくセシルと書き間違えるんですが・苦笑)セシルやアイラとはまったく異質で、リザよりももっと儚げな女性を書いてみたくて登場させました。が、意外に芯の強いキャラに仕上がりました(苦笑)。・・・結局、本当に『女の子』という感じの娘は書けない事が判明・・・。男のほうがよっぽど可愛らしいですな(苦笑)。


ではQ&Aにいきましょう。


Q1.ライの家族構成は?

 彼の実母は黄美月(みつき・中名ではメイユエ)という名の女性で、中国人の父親と日本人の母親の間に生まれました。育ちは香港ですが、未婚のままライを出産。赤ん坊のライを連れて母親の故郷に移り住みます。その後、日本人男性と結婚し、美星が誕生しますが程なく離婚。再び香港に戻った美月は既に死去した両親の家で暮らしますが病魔に冒され死亡。孤児となった2人を養子にしたのが神夫妻でした。彼らはライの祖父への恩返しに2人を引き取ったようですが、神家は非常に仲の良い家族と評判です。

 ですが、母親との生活を記憶に持っていたライにはどうにも馴染めずにいたようです。


Q.2.ライの恩人『星天狼』とは?

 ライが15歳の頃に九龍街で出逢った人物です。中国本土から逃げてきた、ということですが、噂では上海で何かをやったからだ・・・とか。九龍街の中にあるどの派閥にも属さない一匹狼ですが、彼の生き方に憧れる若者が取り巻いていたようです。作中でもあるように、ライは麻薬中毒から救ってもらったようですね。


Q.3.麻薬中毒者だったカインとライ?

 生活を続けるために麻薬に手を出したと告白したライ。けれども、カインもまた意味有りげな発言が・・・。ひとつ今言える事は、ライは自分の意思で麻薬に手を出した、そして自分の意思で止めたということです。


Q.4.脇役を紹介してください。

 神美星はライの異父妹で確かに血の繋がりがあります。大学では映像を勉強し、現在はテレビ局の製作プロデューサー見習いです。セイラとは高校時代からの親友でした。裏設定として特定の恋人はいません。・・・兄ちゃんがカッコ良過ぎるかららしい(笑)。

 李月香、彼はライの高校・大学時代を通しての親友です。ずっとライのことを親友以上の眼で見ていたようです。それは今でも変わらない様子。現在は独身で婚約者や恋人もいません。後継者とし親戚筋の優秀な少年を育てているとか。

 楊明鈴はライのかつての恋人であり月香とも友人でした。中流家庭で育っていますが、自己顕示欲、物欲がかなり強く、また月香を実は嫌っていたと。ライを愛していたものの、月香と賭けを行ったところなど、真実の愛だったかどうかは不明。

 姫眞麻は作中で語りましたので省略します。

 成青飛は新進気鋭の若手俳優です。『九龍寓話』でさらにスターダムに昇ることになります。そのうちハリウッドへ進出してきてセシルたちと再会しそうです(苦笑)。


 さて、今回結構出番が多かったフィロス。またかなり意味深発言多しですが(苦笑)、少しずつ彼の内面が露わになってきています。

 どうも複雑な想いを抱いているようです。それはまた、カインも同じのようですが・・・。


では、また次回にてお会いしましょう。

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