第2話あとがき
第2話にお付き合いいただき誠にありがとうございました。いかがでしたでしょうか?
今回は舞台をノルウェーに移し、カインと少女リザの邂逅から始まりました。
正直、この第2話はかなり苦しんで生み出しました。政治的思惑などをストーリーにかなり絡めてしまったせいか、ロイ=リーフやDr.リースのキャラクターがイマイチ立ち辛かったです。
また、ライたち他の『悪魔の御子』が殆ど出てこなかったので、正直少し寂しかったなぁと言う感もあります。
第3話からそれぞれの人物にスポットを当ててストーリーが展開します。
何故Zからかは作者にもわかりませんが(苦笑)。
では、第2話の解説に行きましょう。
Q1.アイリーンたちは何者?
第2話ゲストキャラクターには特別モデルはいません。それぞれの役割は本編で明かしていますが、少し補足を。
●アイリーンは情報部所属の政府側の人間です。祖父によって育てられ、政府側の情報を掴むために彼女は利用されました。もちろん情報部所属ですから『北の悪魔』や『悪魔の御子』のことは熟知しています。
●Dr.リース(本名:エドワード=リース=フリーマン)。弱冠20歳にして天才医師の名をほしいままにしていた人物です。アイリーンとは姉弟ですが交流は15年前までありませんでした。ちなみに友人にツッコまれましたがリースが最年少入学、最年少卒業をしているのはもちろんレーンによる特別措置です。現実とは異なりますのであしからず(苦笑)。
●ロイ=リーフは本来もう少し活躍させる予定のキャラでした。情報部長官で、本来カインの監視をするような人物ではなかったのですが必然的に彼がするはめになりました。挙句に死なせてしまったので再登場の予定もなし・・・。ロイ、成仏してくれ。
●ジェイソン=シェーンコップ(名前は某スペースオペラアニメと海外ドラマから頂きました)も損な役回りでした(苦笑)。CIAのエリートで、もっと仕事に対してシビアな性格だったのですが、誰かさんの登場をちらつかせたせいであまりパッとしなくなってしまいました(泣)。彼も再登場は決してありえません。でも、殺すにはちょっと惜しかったなぁ。
●フロイス=レーン。イメージはよくある影の独裁者です。そんな人間が歳を取ったらどれだけ威厳を失うのか興味があったんですが・・・結局最後にちょっと出ただけでした。コスカルともども面白いキャラだったんですけどね。
Q.2.リザとカインの関係は?
第2話において2人は関係どころじゃなかったですね(爆笑)。リザは出会ったときからずっとカインのことを想っているんですが、カインはリザのことを妹かなにかのように思っています。というか思っている『つもり』なんですね。やっと出てきたヒロインですから、リザにはゆっくりカインのことを理解しながら成長してもらうつもりです。さて、どうなりますか・・・。
Q.3.神出鬼没なあの男は今?
これが出て来る度に『愛されてるね、カイン』と言われますが(苦笑)カインにとってはかなり災難ですね。今回のフィロスの登場は第1話のときとは違い最初からです。リザがカインを受け止める役割ならば、フィロスはカインを追い詰める役割を担ってる、と言っておきます。フィロスには作者の意図があり、「毎回必ず少しでも出す」をコンセプトにしています(ヲイ!)。フィロスファン(いるのか?)は毎回楽しみにしていてください♪
Q.4.ルビーのピアスの謎?
今回プロット段階ではなかったシーンを増やしました。それがカインの『左耳朶事件』(爆笑)。気を失っている間にカインはフィロスにピアスをつけられてしまいました。しかもどうやら彼はかなり酷いやり方をしたようで(苦笑)医師にすら取れないようになってます。『刻印』と呼ぶフィロスの意図はいずれ分かります。このシーンの追加理由はフィロスがあまりにもストーリーに深く関わってきてしまっているので、カインに執着する理由の伏線として出してみました。
理由がわかったときにはこんな伏線忘れられているかもしれませんが(苦笑)。
第2話についてほかに疑問点や『これだけは教えてくれ!』ということがございましたら何なりとお尋ねください。ネタバレしない程度でお答えします(笑)。
次回、第3話は舞台をパリから日本へ移します。
真夏の京都でZは狂い咲きの桜に惑わされる。すべては13年前のあの日に始まった・・・。その頃、新たな依頼を受けたカインもまた日本の東京へ向かっていた・・・。
どうぞ、お楽しみに♪