短編
私の名前は【ジーニ】。日本に留学しているフランス人。大学の学費などのため、コンビニでバイトしています。漸く慣れてきて、一人で初の深夜……。
「じゅーしー過ぎて逆に凍らせた肉まんください」一人目のお客さん! 肉まんね! これは小さな袋に入れるパターン!
「あっ!」「へ?」驚く私に「袋いいです。金かかりますからね。一つ百円でしたっけ? 肉まんはすぐ食べるのでいいです」
「は、はい。では、じゅーしー過ぎて逆に凍らせた肉まん、お一つ四千円になります」
「じゃ、ピットコインで!」
「はい」ピ!
「ありがとうございました!」無事クリア! とてもスムーズで良かったのでは?
「すみません。タバコの七百万二千二ください」二人目!
「はい! お一つですか?」
「はい」イイぞイイぞ!
「では、六千万円になります。袋は要りますか?」因みに六千万の内訳は税金が九割九分。
「はい。お願いします」
「お支払いは?」
「キャッシュで」
「はい。投入してください」ジャラジャラジャラジャラジャラ……数時間後。朝になっていた。早朝シフトの人が来たので、おしまい。今日は楽だったなぁ!