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平凡JKと異世界帰りの自称名探偵  作者: アタリ・ツキ
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勇者見習い殺人事件 見えてきた真相

私たちはある程度ウルフロードの巣を調べ終えた。そこでわかったことは、ウルフロードの巣を壊滅させたのはドナだということだ。


「それでは次は近くにある破壊された魔道具保管庫に向かいましょう。」


ガクの転移魔法で魔道具保管庫まで一瞬でついた。

場所はヤール森林から少し外れた場所だった。そこにあったのは木の破片やレンガが粉々になったものだった。


これじゃ破壊というより爆破だな。


「これは酷いですね。」


とガクが声を漏らす。


「っていうかやっぱりこれがドナ殺害に関係あると思えないんだけど。」


「エレナさん、まあ落ち着いてください。」


エレナが私たちに向かって叫ぶ。それをなだめるウィン。


「どう思う赤羽くん?」


私の質問にまた顔を渋くする赤羽くん。


「事件と関係ないことなんだけど、これは厄介なことになったね。」


「どういうこと?」


「さっき説明したレニーという街のトップはかなりめんどくさい人で、端的に言えば傲慢で頑固な性格なんだ。つまり自分たちの商品がこんなことになったらものすごく怒るんだよ。そしてそれに少しでも俺が関わってるとわかると、恐らく俺も巻き込まれる。」


「なんで赤羽くんが?」


「それはあとでわかると思うよ。」


と赤羽くんは意味深な発言をした。私は巻き込まれたくないのでこれ以上聞かないことにした。

私は他にも聞きたいことがあった。


「どうしてこんな中途半端な場所に保管庫なんてあるの?保管庫なら街の中に作ればいいのに。」


「これはただの保管庫じゃない、この保管庫は輸送途中の魔道具を保管する場所なんだ。つまりこういうことだ。レニーはヤールに魔道具を輸送したい、でもレニー側が直接ヤールまで運ぶとまあまあの距離があるからこの保管庫まで運んで保管する、そして今度は保管庫に届いたことを確認したヤール側の人間がヤールまで運ぶ、というシステムなんだ。」


「なるほどね、でも転移の魔道具があれば一瞬じゃない?」


「転移魔道具はとても貴重だ。傲慢なレニーのトップはそんな貴重な転移魔道具を軽々しく他人に渡さない。要は独占したいってことだ。だからこんな手間のかかることをしてるんだ。」


「そういうことだったんだ。」


そして今その保管庫が爆破されていると…一体何が原因で…


「魔物が破壊したとは考えられないの?」


私は再び質問した。


「それはない。なぜならこういう所には結界がはってあって魔物に破壊されないように対策されてる。」


そういえば、「異世界ペンション連続殺人事件」の時のペンションにも確か結界がはってあるって言ってたな。


…あれ?森林の位置があっちで…そして結界がはってあったここが爆破されて…これってもしかして……


これなら辻褄が合う。


事件の全容が見えてきた私はガクに質問をした。


「ガクさん、保管庫にあった魔道具って何かわかりますか?」


「取引の書類を見ればわかると思いますよ。それにしてもなぜですか。」


答えようとした私より先に赤羽くんが声を出した。


「もしかしてわかったんだな?」


赤羽くんの発言にその場にいた私と赤羽くん以外の人全員が驚いていた。


「それは本当ですかユミさん!?」


「マジかよ!」


「すごい…」


こうも注目されると恥ずかしい。


「い、いやまだ完全に解けたわけではありません。保管庫にあった結果しだいです。」


「わかりました、今すぐ確認してきます。」


そう言うとガクは転移したどこかへ行ってしまった。

10分くらい待ったところでガクが戻ってきた。その顔は妙に険しかった。


「何かあったんですか?」


「いえ、こっちの事情なのですがレニーのトップが今回のことについて怒り心頭らしくて、その上なぜか今回の件にヒロさんが関わっていると知っていて、ヒロさんは近いうちに必ずレニーに来いと言われてしまったのです。」


さっき赤羽くんが言っていた通りだ。本当にレニーは赤羽くんを巻き込んできた。

赤羽くんはとても面倒くさそうな顔をしていた。


「わかったよ、この事件が片付いたら行くよ。そうしないとあんたにとってまずいんだろ?」


「それはありがたいんですけど本当にいいんですか、早く元の世界に帰りたいでしょう。」


「こうなってしまっては仕方がない。なるべく早く済ませるよ。」


「ありがとうございます。」


「それよりも保管庫にあった魔道具ってのは何だったんだ。」


そうだった、今一番大事なことを忘れてた。


「ああ、そうでした。ここに置かれていたのは、解体などで使われる爆弾のような物でした。しかし通常の火をつけて爆発させるというものではなくて、強力な魔力を込めると爆発するタイプの物でした。」


やっぱりそうだったか。


「完全にわかったみたいだね、事件の全てが。」


「うん。今から私の推理を話すね。」








読んでいただきありがとうございます

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