打ってみないと進まない
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さもないと天鳳の昇格戦で回線落ちする呪いをかけます
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新しく当店でお世話になります。宝石新人のつかさです。普段は雀極戦リーグの女流プロとして……
あぁ⁉ 女に麻雀が打てるんか⁉ 生意気なやっちゃな――
まあまあお客様、熱くならずに麻雀に集中を……
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ふと、昔『宝石』に働きにきた女流プロが、常連の爺に絡まれた光景を思い出した。
女流プロ本人と話す機会があったのでそのときのことを聞いたが、本人は別に麻雀なんて好きでもないというのが本音だと言っていた。曰く、女流麻雀プロとして働くと、一定層追っかけができてビジネスになるから、だと。
けれど、紗耶香の思いは、おそらくそういう掛け値付きのものではない。
麻雀は、男社会だ。
煙たいイメージ、アウトローなイメージもあいまって、主な客層は男である。
女の子らしさとか、そういうのが求められる時代背景ではないとはいえ。
純粋に麻雀なんてゲームを好む女の子って、いるものなのかと。思っていたが、違ったようだ。
理音は紗耶香を見た。足取り軽やかな歩き方。輝いた目。
会話を聞いてみる。さも、楽しみといった様子。
対局が始まった。さいころをふって最初の親番を決め、そこから配牌を取っていく。
それがゲームの始まり、ここから、各自が手を作っていく。
麻雀は、運と実力のゲームだ。ほぼ純粋な運で決まる「配牌」と「ツモ」(ゲーム中に山から取る牌)が手牌の進行を大きく左右する一方で、そこからどう戦うかは、人それぞれの戦略や思考力に大きく左右される。
対局は、東場四局と南場四局、合計八局で終わるのを基本とする。一局――ラウンド、といってもいい――の戦い方は、大きく二つ。安全に戦い、放銃――他プレイヤーにアガリをゆるす牌を打ち込んでしまうこと――を避け、守備的に戦う。もう一つは、アガリを目指し、攻めていく。
いずれにせよ、思考力は大事だ。純粋な運だけでも決まることがあるとはいえ――山に何の牌が残っているか、他プレイヤーはアガリまでどれほど近いか。他プレイヤーのアガリが近いとして、それはどんな手か。自分は与えられた配牌から、何の手を目指すべきか。
理音は考える。まあ、結局運で決まるけどね、と。
理音は与えられた配牌を見た。
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おおう、と声が出そうになった。アガリまで遠い。というより、アガリ形を作る面子がない。
一言で言って、不運な配牌。アガリ形の基本となる小さな形すらできていない。
いつもこんなんだ、と理音は思った。
ふと、理音は視線を感じた。その方向は、紗耶香のいる方であった。
「何でしょう?」
理音は聞いてみた。




