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33/62

ゴールデンウィークはアツい

某新宿にある宝石店で

パール+パール アメジスト ラピスラズリ アメポッチ

もちろん普通のポッチとエメラルドは普通に入ってる

こんなルールを体感したことをご報告します

ツモったら108枚オールの手とか数え役満がバンバン飛び交ったことをご報告します

もうね、ア○かと(ほめ言葉



 それから一日、理音は上の空で学校生活を過ごした。

「――であるからして、この計算には昨日教えた公式を使えばいい、ということになる。それじゃあ酒井、やってみなさい」

「一三〇〇-二六〇〇の支払いはチップ込みで二五〇〇円です。二着の方、一〇〇円もらってください」

「――なんて?」

 数学の授業中はこんな感じ。

「――さて、みなさん。世界史を学ぶというのはこういう意義があるわけです。……酒井くん、何かあなたにとって興味深い時代はある?」

「なんで昔の新宿麻雀業界では一晩で二十万円が動くレートがOKだったのか知りたいです」

「動くって何が? ていうか話聞いてる?」

 世界史の授業中。


 昼休み。

「おーい酒井、飯食おうぜ。今日のオカズ何? 俺にも分けてくれよ、弁当が小さくてさ」

「女子高生っていいのかもしれない」

「ジョシコ……なんて? どこの料理?」


 教室を出て、部活に行ったら行ったで。

「……リーチ」

「……」

「……キミ、リーチ一発目にそれ切っちゃう? さすがに通らないよ。ロン、一六〇〇〇点」

「わあ、リネくん飛んじゃった。大丈夫?」

 遼子の大物手にうっかり刺さって点棒を失う。

「あーん、また私アガれなかった。部長の威厳が……あれ、酒井くんもアガれてないね? 今日、一回も?」

「ちょっとリネくん、手見せて……えっ、なんでこの手から白切るの? 体調悪い?」

 頭は真っ白めで心臓はバクバク。

 のちに、理音は述懐する。初めてナニカをするときって、こういう気分なのかと。

 ナニとはいわないけど。

 ナニをしたわけではないけれど。

 なぜならばこの小説は健全な一般向け作品だから。


 安心してください、理音くんはこの小説が終わるまでは清い身体でいます。


 ※※※


 合宿の準備は、やはりというか簡単に済むものだった。

 学校に泊まり込むから、宿代を用意する必要はない。交通費の準備も、長いバスで時間を潰す用意もしなくていい。

 最悪、足りないものがあれば自宅に戻るなり、その辺のコンビニで調達するなりすればいい。

 というか、足りないものが生じるシチュエーションがない。

 なにせ、ずっと麻雀をするだけだ。 

 ひたすら、牌を握って卓を囲んで。

 そういう数十時間が待っている。

 しかして、当日の天気は気持ちのいい晴であった。

 

 理音はその日朝、いつもより早く目覚めて、朝食をいつもよりしっかりめに食べる。

 父に無理を言って、ごはんとオカズを多めに用意してもらったのだ。

「おう、理音。今日から合宿だな。身体に気をつけろよ」

「……」

「はっは、緊張か? なあに、たまには鍛えられるのも悪くねえさ……ってそういう空気じゃないんだっけか、人見の麻雀部は。楽しんで来い、俺も誇らしいよ」

「……」

 理音は熱い味噌汁をすすりながら思った。眠い。なんか熱い。暑い。

一応補足すると

パール・・・役数倍、何とは言わないが3枚

アメジスト・・・何とは言わないが(+1して倍)枚

ラピスラズリ・・・役数がそのままチップ

エメラルド・・・3赤

??????

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