ネト麻も久々にやると楽しい
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さもないと店員がポイントカードの押印を押し忘れる呪いをかけます
その夜。理音は帰宅後、PCを起動した。
ブラウザを立ち上げ、久しぶりのページを開く。
ネット麻雀サイト、「DORAJong」。国内有数の無料プレイオンライン麻雀で、プレイヤーのレベルが高いことで知られる。
いつ振りか、と思いながら理音はID名とパスワードを打ち込み、段位戦のボタンを押す。
白金ルームの四人麻雀東南戦モード。赤のない、競技性の高い部屋を選んだ。
二五〇戦ほどやって、平均着順は二.四。
まあ悪くはない。しかし、そこまで強豪とは言えない。
マッチが始まった。
配牌を見て、少し不要な牌を整理。
「ふうん……やっぱりな」
マウスを持つ手は止めず、画面から目を離さず、ぽつりと理音はつぶやいた。
あまり運のない手に、進行。
いつも通り、耐える展開か。
点棒を削られる代わり、余計な失点は抑える。期待はしないよう、常に悪い方向性を意識。
それでも、最悪な展開にはならないように。
その通り、と理音は思う。思えば、自分は運が悪い方だと。
電車をあと数秒のところで逃したり、おみくじで凶を引いたり。
雑誌の懸賞に当たるような人は、どういう生活をしているんだろうと常々思う。
麻雀だったら、配牌で大物手を張っているような。
「……」
無言のまま、数戦の麻雀対局をこなす。
六戦。一位にはなれず。三二二三二二。これが四人中の順位の成績。
気分でも変えるか、明日の準備でもするか。
そう思うと、携帯が鳴っているのに気付いた。
ことねだった。
「どうしたの、こと姉」
「オレだよオレ、ちょっと麻雀で負けちゃってさ、お金が足りな」
「女子の声でそれやる? ていうか、画面に名前出てるんだけど」
「少しはノってよ。暗いなあ」
「悪かったな。ちょうど俺もま」
「ネト麻で負けたとこ?」
「なんでわかるんだよ」
「声」
即答だな、と理音は思った。
この章は歌舞伎町の某ピン東(実質5.0-7.0相当)に行った帰りに書いてます
(行ったとは言ってない)
(このツイートはフィクションです)
(そろそろ摘発くらうぞ どことは言わんがS〇〇SEとかJ〇〇〇ELとか)