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転換点②

手順はこう。まずは2階からロープで降りないといけない。手が擦り切れないようにフレッドが用意した手袋をして、子供の頃やったみたいに自分の腕だけでロープを使って降りないといけない。


正直この歳になってこんなことをするとは思っていなかった。昔と違って正直キツイけどなんとか降り切った私、えらい!トレーニングしておいてよかった!


フレッドはロープを回収してからロープ無しでロッククライミングみたいにして降りて来た!


すごい!いくら用心棒とか色んな体力仕事をしているといっても…凄すぎる!


舗装された馬車用の道ではなく、使用人が使う道の更に脇を使うから靴は泥だらけ。なんとか馬のところへ辿り着き、静かに出発、少し離れてから馬を早駆けさせる。見事な流れで、おそらく熟考に熟考を重ねたんだろうなと思う。


ここへ来る時も何度も馬を取り替えたけど、同じ事を繰り返す…往路との違いは休憩がほぼないこと。どうしても我慢出来ない時だけ用足しし、それ以外は馬を飛ばす。


お尻が痛い。

お腹も空いた。

眠い。

これが3日も続くのか…と絶望しかない。

でもこれを乗り越えないと公爵邸へ辿り着かない。


食事は用足しで立ち止まった時に干し肉を渡された。これを随時食べて凌ぐらしい。…ビーフジャーキーとかそんないいものじゃない。この世界の干し肉はかなり生臭い。辛い。


私が食べられないことがわかって、フレッドは次の休憩の時に干し芋を手渡してくれた。日本の干し芋みたいに甘くない、なんていうかじゃがいもの干し芋みたいなものだけど、生臭い干し肉を食べるより余程いい!


夜中私がうとうとし出したら、フレッドは一旦止まって私をロープで自分の身体とくくりつけた…えっ!密着!?なんて考えることも出来ない位眠くて理性等もう無い。だって既に完徹してるんだもの。


3日。出発したのは夜10時頃。1日経過して今は夜中。感覚的に深夜…多分2〜3時だろうと思う。逃げ出した時点で既に眠かったからもう限界。


フレッドに括り付けられた状態で寝たわ、私。

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