表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/34

誘拐事件①

複式簿記の講義は私が教えず、公爵家の人が班長へ講義して更にその班長が班員へ教える…という伝言ゲームみたいな普及方法。


私は最初講師しなくちゃいけないの?と慌てたけど、助かったわぁ!


でもいくら講義を受けても理解度には差があるみたいで、間違えて帳簿をつける人もいる、と監督官?みたいな役職の人が言っていると聞いたの。


後で聞いたら監督官って税収監督官っていうのが正式名称みたい。


その税収監督官が間違える人達にどうしたらわかって貰えるか?と相談に来られたので、私は何も考えずに日商の簿記検定みたいな資格試験を年1回してみては?と気軽に言ったもんだから…さすが菜那様!女神の化身様!となってしまって戸惑ったわ。


日本では当たり前なのに。


第1回目の試験は半年後に設定。その問題は公爵家の補佐官が作り、それを私が確認するという方法。私に負荷がかからないように気配りされていて本当にありがたいわ。


その試験も昨日終わり、印刷事業の次の打合せで修道院へ出掛けた時…馬車を降りて修道院へ入るまさにその時!


10人位の剣を持った屈強な男達が私の周りをバラバラと来て囲み…騎士さん達は6人居たけど、屈強な男達は私の鼻と口を布で塞ぎ…そのまま私は意識を失ってしまった…。


気がつくとカーテンが閉められた馬車に揺られてる…両手両足は縛られてはいない。そして馬車には1人剣士らしい目付きの怖い私より少し歳上だろう男性がこちらを監視してる…。


話せない。

怖くて声が出ない。


公爵家の人たちや王家の人たち。

この世界ではこれまで優しい人たちにしか会っていなかったし、日本でも犯罪や事件に巻き込まれたことなんてなかったから、血の気が引いてしまった…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ