王都へ④
王宮から戻ってすぐしたことはテキストの準備。印刷する程ではないかと思ったけど、王宮から戻る時に伝えられたのは参加者は国王様・財務大臣・事務局長など錚々たるメンバーと若手の選抜された方々を含めて20名位とのこと。
講義って仰ったけど、本当に講義なんだわ…。しかも時間は朝早くて申し訳ないのですが…と恐縮がられたけど、9時半から。
それ、普通なんだけど?とキョトンとしたら、公爵様が「菜那様は朝にお強くていらっしゃいますので」と横から仰って初めてその時間が普通ではないことに気付いたの。
でも普通はどうなの?
「王宮では皆さまお目覚めになるのが9時頃でしてね。それからお支度を済ませて11時前に軽い朝食を済まされるのですよ」
「ブランチ…って感じですか?」
「ブランチ?」
「あ…朝食と昼食を合わせた形で1つにまとめて食べることです」
「なるほど。それでは違いますね。朝食は人によって違いますが、殆どの方はお茶とビスケット等で軽く済ませて13〜14時頃にきちんと昼食をとるのですよ」
つまり夜型もいいところの夜型生活なのね。
昼食が遅いから夕食が20時頃になっても途中軽いお茶とお茶菓子を間にとるだけでオッケーなのね。
タウンハウスには活版印刷はない。だからテキストは手で作るしかない。
1人1人に冊子型のテキストを手渡し出来ないので、簡単に概要を1枚にまとめた物をそれぞれに用意し、それ以外は事前に用意された黒板もどきに書くことにしたの。
この黒板もどきは公爵様がご用意くださったのよね。
「これを使って、各々に書き写していただけば、菜那様が楽になります」
良かった!これで楽になるわ!公爵様、ありがとうございます!
でもこのテキスト作りで忙しくて、王都見学は全く出来なかったわ。まぁ馬車から見た限りでは公爵領とそう変わらなさそうな感じだったけど…。
さぁ、講義の日になっちゃった!
前夜緊張してあんまり寝られなかったわ!
ちゃんと話せるかしら?!
間が空いてしまいました(ー ー;)すみません。




