プロローグ
東條空・・・高校二年生、どこか空虚、周りの顔色伺いがち
桃坂奏・・・高校一年生、天真爛漫、あざとい系小悪魔
プロローグ。
皆は想像できるだろうか? 自分が入部している部活動をいきなり退部になる姿を……。
これは俺が実際に経験した出来事である。
「……東條。部活をクビになるか、学校を退学するかどっちがいい?」
俺はいきなりバスケ部の顧問である後藤に呼び出され、開口一番そんな事を言われた。
「……は? いやぁーその二択なら退学はちょっときついっすね……」
その二択どっちみちバスケ部クビになるルート一本じゃん……。
一応選択肢を与えてくれてるつもりなのか、はたまた俺を絶望の淵に落とし込もうとしているのか。
「……そうか。ならお前は『クビ』だ以上」
……は? え、嘘だよね? え?
俺は状況把握が出来ずに佇んでいた。
この状況理解できる人はいるのだろうか? 当然俺は頭が真っ白で思考停止である。
そして後藤はその言葉だけを残して俺の前から消えた……。
俺はめのまえがまっくらになった……。
こうして俺の部活動は終わりを告げた。
東條空が部活をクビになった理由が明らかになる。
東條空の過去の一部も明かされ、桃坂奏とのやりとりもあざとさ全開。
次回一章始まる。
生まれて初めての執筆です。皆様どうか暖かい目で見て頂けると幸いです。