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素材  作者: 味噌煮だったモノ
第5章 
59/63

第59話 カスでしたね

将斗至上最大の敵現る

投稿します

「そろそろ刀術の方の『花札』を教えていこうと思います。」

「は、はい。」


小一時間くらい花札をやっていた。

ようやく刀術とやらの稽古が始まるみたいだ。

彼女は腰に刀みたいな何かを刺している。

その手にももう一本同じものを持っていた。


「こちらをお持ちください。」

「これは・・・木刀ですか?」

「はい。」


木刀を渡された。

普通の木刀と違い、なぜか木製の鞘がついていた。

木刀に鞘って珍しいな。そもそも必要ないし。


「桜花流の刀術、『花札』では刀を鞘に納める動作を必要とします。そのためこのような練習用の木刀でも鞘の用意をしてあります。」

「なるほど・・・。」

「どうかしました?」

「い、いえ。」


なんかさっきから、聖さんの話し方が急にしっかりし始めたのは気のせいだろうか。

すらすら喋っているのは初めて見る。


「さて、今遊んだ花札の役は覚えていますか?」

「はい。」


俺は頷いた。

花札の役は結構たくさんあるが単純だったので覚えていた。

簡単に言えばポーカーみたいなものだったからだ。まあ名前がちょっと難しかったけど。

点が高い順に言えば、たしか『五光』『四光』『雨四光』『三光』『猪鹿蝶』『赤短』『青短』『月見で一杯』『花見で一杯』だったはず。

あと3つくらい『たね』『たん』『かす』というおまけみたいなやつもあったな。


「刀術『花札』ではその役を型としています。使う際は『役で斬る』と表現しています。」


そう言うと彼女は木刀を抜いて見せた。


「このように刀を出している状態では、どの役で斬ることもできません。」

「一回鞘に納めてないと駄目ってことですかね。」

「はい。しかし、ただ納めるだけでもいけません。」


すると彼女は木刀を下から上に切り上げ、体勢を低くし突きを繰り出した。


「今のが『菊に盃』。そして・・・。」


彼女が素早い動きで二回突きを繰り出し、左から右へ木刀を振った。

そして、そのまま流れるように木刀を鞘に納め始めた。

木刀は引っかかることもなくスムーズに鞘の中を滑り、コンと小気味よく木同士がぶつかる音を鳴らし完全に納刀された。


「今のが『桜に幕』。」

「もしかして、今の剣を振る動作そのものに札の名前がついているんですか?」

「はい。その動作を『斬り札』と呼びます。そしてこの刀を納めた状態で、今の斬り札を組み合わせて出来上がる役で斬ることができます。つまり?」


彼女が俺に問いかけてきた。

『菊に盃』、『桜に幕』はたしか・・・


「『花見で一杯』?」

「はい。・・・『花札』『花見で一杯』!」


その言葉の瞬間、風を切り裂く音が三つ。ほぼ同時に聞こえた。

彼女は一歩踏み出して、刀を上に向けた態勢で止まっていた。

多分切り上げ終わった体勢なんだろうけど・・・見えなかった。


「今の私の動きが見えましたか?」

「いえ全く。速すぎて何が何だか。」


三回は切っているはずだ。

人間離れした速さだった。

俺これ教えてもらうの?いやいや、あんな速さで腕振れるわけない。

何年かかるんだよ。


「これが刀術『花札』。戦いの中で『斬り札』を集め、納刀し『役で斬る』。」


その上システムも難しいし。


「うーん。『斬り札』と『役』の動きを覚えるのが大変そうだな・・・。」

「いえ、『役』の動作は覚える必要がありません。」

「え?」

「『役』は使えば、体が勝手にその役ごとに決まった動作をしますから。」

「ど、どういうことですか?」


彼女は刀をしまうと、こちらを向いた。


「どういうこともなにも、刀術というのはそういうものです。使えば体が勝手に決まった動作をします。どんなに疲れていても、腕が動かない状態だったとしても。・・・これは、一度実践してもらう方が分かりやすそうですね。」


そう言って彼女は俺のそばに近づいてきた。


「では今やった『花見で一杯』をやってみましょう。」

「よ、よろしくおねがいします。」


なんだかよくわかっていないが、『斬り札』の説明が始まった。

さっき彼女がやっていて動きを教えられ、俺は『菊に盃』と『桜に幕』の動きを教えられた。

ただ振るだけでは駄目らしく、足の動きとかも覚えないといけなかった。




数十分説明を受けた後俺は、道場の真ん中で立っていた。


「ではゆっくりで良いので、今教えた二つの『斬り札』をやってみてください。」

「はい。」


俺はまず木刀を抜き構えた。

結構重い。

聖さんは片手で振っていたが、俺は両手じゃないと無理そうだ。

『斬り札』は両手で持ってやっても良いそうだから良心的だ。


「『菊に盃』・・・『桜に幕』・・・。」


聖さんに教えられたように、下から上に切り上げ、体勢を低くして、突きをを繰り出した。

続けて、突きを二回して、左から右へ薙ぎ払った。薙ぎ払ってって言うよりただ振ったって感じだ。

ものすごくぎこちない。これで大丈夫か・・・?


「・・・ん?」


身体の奥で何かが現れた感じがする。

二つ。


「感じましたか?それが『斬り札』です。」

「なるほど・・・。」


しかし、話しているうちにその何かは少しずつ軽くなっていき消えた。


「あれ?な、なんか無くなっちゃったんですけど。」

「次の斬り札を作るか、納刀しないと、溜めた斬り札は消えます。」

「なるほど。」

「では、もう一度。次は斬り札が消える前に、納刀してください。」


そう言われ、もう一度斬り札を溜め、腰を落として納刀した。

スムーズに納刀させるのが難しく、途中でちょっと引っかかった。

斬り札はさっきのように体の奥で溜まっている感じがする。

これでもう行けるのかな。


「では、私がさっきしたように『花見で一杯』をお願いします。」

「は、はい。『花見で―」

「動かないでください。」

「へ?」


役を使おうとした瞬間彼女に呼び止められた。


「どこか駄目でした?」

「納刀時は上半身ならいいですが、足を一歩でも動かせば溜めた『斬り札』が一瞬で消えます。注意してください。」

「は、はい。」


俺は足を動かさないように注意して、刀を握る右手に力を込めた。


「『花札』・・・『花見で一杯』!」


瞬間、俺の右手が勝手に動き出し、自分の腕とは思えないスピードで刀を横薙ぎに振った。

これが刀術か。確かに勝手に動いた。すごい。

まるで居合のプロにでもなった気分だったが、直後


「いっ?!は?いてててててて、痛い!痛い!は?なにこれ!痛い!」


急に右腕の二の腕当たりが痛み出した。

彼女が駆け寄ってきた。


「大丈夫ですか?すみません。刀術は勝手に動いてくれますがその分の疲労などは必ず受けます。なので体を鍛えてからの方が良かったですね。」

「うっっぐ・・・どうなるか先に言ってほしかった・・・。」


鈍い痛みが二の腕当たりで暴れまわっている。

きつい。


「にしても・・・カスでしたね。」

「へ?」


今なんて?


「な、なんて言いました今。」

「カスでしたね。と」


彼女が真顔でこちらを見ながらそう言った。


「な、なんでそんな辛口評価を」


何?泣くぞ。俺の筋力が全然ないことは認めるがド直球のカスは普通に泣くぞ。

仕方ないだろ、こっちは休日だらだら過ごしてた大学生なんだから。


「いえ、今の役は『かす』でしたね、と。」

「え、あ、ああ。そういうこと。なんだ。」


そうだった。花札の役に『かす』ってのがあったわ。

シンプルに泣くところだった。


「でも、俺がやったのって『花見で一杯』のはずなんですけど・・・?」

「『斬り札』の動きがしっかりしていないとどんな『役』を作ろうとも『かす』になり、ただの横薙ぎになってしまうんです。」

「それって・・・もし『五光』をやるとき4つの『斬り札』が完璧に出来ていても、残りの1つが駄目だったらどうなるんですか?」


『五光』はポーカーで言うならロイヤルストレートフラッシュくらいすごい役だ。

全部の札の中から特定の5枚を集めることでできる役。

その一個下が『四光』。『五光』で指定された5枚のうちのとある4枚を持ってればできる役なんだが・・・。


「その場合も『かす』になります。」

「『四光』ではなく?」

「はい。」


なるほど・・・。

思ってた以上に難しいかもしれんわ。これ。

筋力も欲しいし。

他の道場もこんな感じなんだろうか。

そう思いながら聖さんを見ると俺の二の腕を触っていた。

その次にお腹を触ってきた。


「ちょ、あの、なんですか?」


俺は慌てて彼女の手を制した。

しかし彼女は触るのは止めず脚を触りだした。

すべすべの手が俺の肌を撫でてて変な気持ちに・・・ならない。ならないならない。


「あの聖さん?」

「・・・まずは身体を鍛えましょう。」

「え。」

「鍛えていきます。」






「あぁの!・・・ゼェ・・・あの・・・ちょっと待ってもらって・・・ハァ・・・」

「もう少しです。頑張りましょう。」

「マジで限界なんっ・・・ハァ・・・ですけど。」

「自分で思う限界というのは、実は限界でなく。まだまだ意外と動けるものです。頑張りましょう。」

「ぅり・・・ハァ・・・無理ぃ!・・・。」


俺は聖さんを追って走っていた。

「私についてきてください」と言われたのだが、ペースが早すぎる。

こっち全力なんですけど。

道場通りを今2回目の往復をしているところだが、もう肺も限界で、お腹も痛いし、足も痛い。

全部痛い。

というか道場通りが長すぎる。何キロあんだこれ。

部活を高校の時やっていたから多少は体力が残っていると思ったが、甘く見ていた。

理解した。俺は全然体力がない。

口の奥でなんか血の味がしてきた。

握っていた拳もほどけ始めていた。


「聖・・・さん。あと・・・どのくらい・・・すか?」

「そうですね。あともう8往復だけにしておきましょう。」

「少しじゃねぇ・・・じゃん・・・。」


だけ、じゃねぇよ。

なんでこの人こんな涼しい顔して走ってんだ?

俺もう無理なんだけど。8往復とか無理なんだけど!

折り返し地点がまだ全く見えない。

しかも、風景も全く変わらないせいで気分的にも最悪だった。


「もう少し早くしますか?」

「しないで!!!!!!」







最後はほぼ歩いているような状態になりながらも、なんとか8往復やり終えた俺は道場に着くなり倒れた。

聖さんは先に帰っていた。


「お疲れさまでした。」

「ぁい・・・。」


内臓がぐるぐるしている感覚がする。


「お昼にしましょう。」

「え。俺まだ食えな・・・。は?」


置かれたお膳を見て絶句した。

山盛りの米と明らかに一人分ではない味噌汁が出てきた。

おかずは同じく山盛りの野菜の天ぷらだった。


「この量を・・・?今?」

「食べないと筋肉がつきませんので。」

「こ、この脂ぎってるものを今?」

「はい。食べましょう。」

「いや無理で―」


そう言うと、彼女の顔が少し悲しそうになったのが見えた。

渡家の家訓にはこのようなものがある。

『出されたものは残さず全部食べる。』


「そうですか・・・ごめんなさい。片付けま―」

「食べ・・・ます。」


俺は限界を迎えた体を動かしお膳の前に座った。

意外と動けるな。限界超えても動けるという話を信じてもいいかもしれない。

俺は刀を抜くように箸を持った。

山盛りの料理たちは近くに来るとより一層その大きさが増した気がした。

異世界を巡っている中で一番の強敵かもしれない。

でもこれを食べなきゃ、良かれと思って作ってくれた聖さんを悲しませることになる。

強くなるという俺の謎の使命を手伝ってくれてるんだ。失礼なことをするわけにはいかない。


「ハハ・・・。」


何度見ても変わらないこの料理たちのあまりの量に軽く笑みが零れてしまった。

やるしかねぇ。やるしかねぇんだよ俺。

俺は手を合わせた。

この世のすべてに感謝を込めて・・・


「いただきます!!」







全て食べ切った俺は虚無になっていた。

苦しすぎて何も考えられず、ただ天井を見上げていた。


「お味は・・・いかがでしたか?」


聖さんが皿洗いから戻ってきて、上から覗き込んできた

話し方がなんか元の速度に戻っている気がする。


「滅茶苦茶おいしかったですよ。」

「そうですか・・・良かった。」


彼女はそう言うと頬を抑えて少しにこにこしていた。

嬉しそうで何より。

いやお世辞抜きで本当に味は良かったんだよ。

量がなぁ・・・。


「では次の稽古に。」

「まだやんの?!うっ・・・。」


鬼のようなセリフに飛び起きたせいで、危うく畳の上にもんじゃを生成するところだった。

俺は置いてあるお茶を飲んで落ち着かせてから彼女の方を向いた。


「ちょっとハードなのは無しで・・・。」

「はーど?」

「あ、いや易しめの鍛錬とかにしてもらえると嬉しいかなって。」

「ああ・・・。」


すると彼女は上を見て考え始めた。

彼女は考え終わったのか顔を降ろすと、こう言った。


「闘気の練習をしましょう。」


そう言って彼女は畳の上に正座した。

目を瞑って下を向いている。

闘気と言ったな。たしか・・・


「闘気って力を籠めると出るって言ってたやつですよね?」

「はい。」


彼女は目を開け顔をこちらに向けてコクンと頷いた。


「何に使うんですか?」

「・・・わかりません。」


はい?


「え?じゃあ何のために。」

「さあ・・・。」


どういうことなんだ。

彼女は一瞬上を見たがすぐにこちらを見た。


「まあ・・・練習しましょう。」

「は、はぁ。」


有無を言わさぬ気配がしたので従うことにした。

まあ座ってるだけっぽいから休めそうだし、いいか。


「闘気は・・・このように、出します。」

「・・・ん?」


何か彼女の方からゆらゆらと出ている。

目には見えないが確かに何かが出ていることはわかる。

ただ、魔力とはまた違った感じがする。

表現できないが、何か、こう、根本から違う感じがする。

とりあえず、俺も正座をして目を瞑って集中を始めた。

彼女から感じ取ったものを自分の体から出せばいいんだよな・・・。

・・・。

・・・。

・・。

・。

駄目だ。

どこにどう力を込めればいいのかわからない。

魔力の時というか、【浮遊フロート】の時は簡単にできたんだが・・・。

やっぱり【超強化】のおかげだったんじゃないのか?

思考錯誤する事数分後。


「ダメだ・・・。どうやんだマジで。」


そう愚痴をこぼし隣を見ると


「すぅ・・・すぅ・・・。」


彼女が正座したまま眠っていた。

どこかまだ眠りにあらがおうとしているのか、頭が不定期なリズムで上下している。


「あの・・・。」


俺は彼女の肩に手をかけ起こそうとし、そこまで言いかけてやめた。

この稽古を提案したのはお昼寝をしたかったからなのかもしれない。

じゃあ起こしたら悪いな。

決して彼女がこのまま寝ていたら休めるなどという邪な気持ちからではない。

俺は肩から手を離した。

すると彼女が倒れた。


「あっすいま」

「んん・・・?・・・すぅ・・・すぅ・・・。」

「寝るのか・・・。」


彼女は倒れた時一瞬疑問符が浮かんだ顔をしたが、すぐに表情を戻して夢の世界へ戻っていった。

寝るのが好きなのだろうか。


「こう見ると、こど・・・あっ?!」


かわいらしい寝顔を覗き込んでいると彼女の服がはだけ始めているのを見つけてしまった。

なんとあおむけになっているせいか、彼女の道着は呼吸によって動いてしまい、その双丘の傾きに沿って徐々に開き始めていた。

このままではまずいことになるが、直すわけにもいかない。

触ってしまったら困るからだ。

かくなる上は・・・。


「逃げよう。」


俺は素早く玄関へ向かい靴を履いて、屋敷を出た。

俺は思った。

煩悩がまだあると。

ミストを裏切るわけにもいかんし、罰として走ろう。

そう思い門の扉を開いて外へ出ようとした。


「邪魔するぜ~っと。お?」

「え?」


盛り上がった筋肉をもった大男が体を小さくして扉から入ってきた。

坊主頭にいかつい顔をしていて、怖い。

彼はこちらを品定めするような目で見てきた。


「誰だてめぇ。」

「お、俺は渡将斗って言います・・・。」

「なんだ?まさか桜花流に新入りが来たってのか?嘘だろ?」


そう言って彼はずんずん屋敷へ近づいていく。


「いや、どちらさんなんですか?」

「俺か?俺は『天剣てんけん流』が一番弟子、たけしだ。」


ビジュアル相まって剛田すぎるだろ。

ん?『天剣流』って隣のとこじゃね。

そう考える俺に構うことなく武さんは屋敷の玄関を開けどんどん歩いていく。


「ちょ、なんですか?知り合い?何しに、あのー?」

「うるせぇな、こっちは晴の姉貴に頼まれて世話しに来てんだ。つぅか・・・。」


武さんは聖さんがいる部屋の前でこっちを見て立ち止まった。


「お前がいるから世話する必要ねぇのか。」

「は、はぁ。」

「じゃあ、帰っていいか・・・。」

「はぁ。」


一人で話を進めるんじゃないよジャイアン。

晴さんって確か世話してくれてたっていう人だよな。

となるととりあえずこの人は怪しい人じゃないし大丈夫か。

にしても帰ってくれるか、良かった。

俺が焦ってたのは聖さんを見せるのが嫌だったからだ。

今の状況、場合に寄っちゃ俺が


「まあ顔くらいは見ておかねぇとな。」

「あっ・・・。」


武さんがふすまを開けた。

そこにはうつぶせになっている聖さんの姿があった。

帯から上が脱げて背中が見えている。

凄い寝返りの打ち方をしたんだろうな。

さて、急いでこの屋敷から出ようとしていた俺と彼女のこの状態。

彼はどう判断するか。

武さんの方を見ると、怒髪天を貫くといった様子でこちらを睨んできていた。

髪ないけど。


「てめぇ・・・晴さんが手塩にかけて育てたお嬢を・・・いい度胸してんじゃねぇか。」

「誤解で―」


そこまで言いかけた時、俺の視界の端に大きな拳が迫ってきていた。

スキ返豆知識

今のところリュージ(将斗と出会う直前)は神たちと悲嘆の魔人を除くと全キャラ中最強です。

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