表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/30

空想の始まり、自分との分離

『キャラから始まる物語

※幼少時、原因不明の体の痛みと戦ってる時の空想』



「くっ」

全身が痛む、気力を使わなきゃ起き上がれない。

周りを見回してみれば、物の散らかった狭い部屋に自分は倒れ込んでいたようだ。

「一人でいいって言っといて、このざまかよ」

自分を嘲って笑い落ち込みかけ、思考を切り替える。これからどうするか。

仲間はきっと自分を探している。必ず見つけてくれるだろう。

なら、自分のやる事はこのアジトの敵を陽動し、アイツらに見つけてもらう事だ。

痛む体に鞭打って、狭い室内を探る。役に立ちそうな物はないか。

壁の高い位置には細長い、はめ込み型のガラス窓があった。この部屋の唯一の光源でもある。

「もうすぐ昼か。ハハッ、一晩経っちまってたのか」

また自嘲の笑いが漏れるが、ズキズキと走る体の痛みに、笑っている場合ではないと警告を受ける。

「あの窓は使える。目印にすればアイツらがここから出してくれるはずだ」

自分で思う以上に身体が動かない。生へのタイムリミットを感じる。

「大丈夫だ、頑張れ、自分! アイツらが来てくれるから……あはは、いつの間にこんなにアイツらのこと信用しちゃったんだろうな」

動く片腕を使い、赤い口紅で窓ガラスを塗りつぶしながら、私は胸の内から溢れ出てくる笑みに活力を与えられていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ