残念感出てます女神さん!そしてチートの予感……
少し長引いてごめんなさい!ですが、pv2000越えありがとうございます!これからも精進しようと思います!
…ここは何処だろうか。この真っ白な空間は。転生した時以来だ、この場所は。それより夢の中なのか?それとも転移やらなんやらで連れてこられたのか?
そしてそんな思いに応えるかのように後ろから声をかけられた。
「お久しぶりですね、慶太さん。いえ、今はハンスさんですね。」
「っ!貴方は…女神フィーリア…さん…。」
いきなり後ろから声を掛けられて少し吃驚した。
「そんな長い呼び名じゃなくて良いですよ?呼びやすいようにフィーと呼んでくださいね?…コホン。転生する時に私は、10歳になって身体が馴染んだ時に能力を渡す…と言いましたね。それが今なのです。丁度実技試験とやらがあるようですし、丁度良いですね。」
と言いながら微笑んだ。
「えっ?なんでわかるんですか?」
何故僕の行動や予定が分かるのか。神様だから覗けるのかな?
「それは、女神としての仕事の合間に休憩も兼ねて、貴方をテレビの様な物で映していたからです。」
どうやら大体考えていた事と合っていたようだ。
「そうなんですか…覗かれるって……お風呂とかトイレとかも?」
ちょっと心配だな。
「いえ、そういう兆しがあれば見ることを辞めていますよ?プライバシーですしね。」
この女神、覗かれてる時点でプライバシーなんてないということが分かってないのだろうか。
「いや、覗いていると言ってもこの世界の体に馴染めず暴走でもしてしまったら大事ですので見ているのですよ?」
「…コホン。さて本題に戻りますが。貴方に能力を渡そうと思います。分類としてはあなたしか持っていない、アナザースキルというものです。全能神様や世界を統べる神王様、創造神様が手伝って下さって創ることが出来たスキルなんですよ?それに武神や魔法神も手伝ってくれたんです。多分人間にとっても、神にとってもうまく使っていけば、神と同等の存在に至る事ができるかも知れません。」
「すいません…そろそろ名前とか、使い方とか教えてくれませんか?」
「…そうですね。前置きもここまでにして、そろそろ教えましょうか。スキルの名前は……『オーバーワールド・リミッター』というものです。簡単に言えば暴走しちゃうので安全装置つけるよーって言うことです。因みにこのスキルだけは世界初のレベル制スキルです。MAXは10。1つ上がる毎に能力等のリミッターが段々解除されていきます。レベル1の場合は次元魔法というユニークスキルの追加です。簡単に言えば、空間魔法の上位互換の様なものです。詳しく言えば物の時間を止めたり、異空間を作り出してその中に物を収納したり、自分の時間や人の時間を遅くしたり、早めたりする事ができます。極めることが出来れば時間を止めることも可能でしょう。あと、オーバーワールド・リミッターにより、スキルの使用を禁止したり、魔法の行使を禁止したり、ステータスを一定の値まで下げたりするスキルや魔道具や呪い等の効果を受けなくします簡単に言えば状態異常無効ですね。ユニークスキルです。そして時間を速めると言っても頭が追いつかないでしょうし、思考加速というユニークスキルもプレゼントしちゃいます。…質問はありますか?」
結構凄い沢山能力を貰えるな。
「じゃあ、次にレベルが上がるとどんな能力が解除されるんですか?あとレベルを上げる条件は?」
「そうですねえ…レベルを上げる条件は神格を持つ者に認められるとか、種族限界を超えるとか…ですね。レベルが上がるときに何が原因でレベルが上がったのか分かるようにしますので安心して下さい。解除される能力については…内緒です♡楽しみにしててください!あっ、まだ能力の詳細とか決めてないとかじゃありませんからね!?」
なんだろうこの女神さっきから残念感が滲み出ている気がする。
「えー…まあ、えと、神格を持つ者ってなんですか?あと種族限界って?」
色々と気になる単語も出てきた。
「そうですね…神格を持つ者っていうのは、フェンリルやエンシェントドラゴンといわれる強すぎて魂の格が高くなったり、元々高いと神に近い存在、つまり貴方と同じように世界の理から外れる者がでてくるんです。その者達ことを、神格を持つものと言います。次に種族限界というのは、例えば人間という種族がいるとします。人間という種族は寿命が約70から100しかありません。だけどエルフという種族は寿命が約700年あります。寿命を伸ばす方法は別の種族になるか、世界の理を超えるか、しかない。その種族にとって回避出来ない問題の事を言います。分かりにくかったらごめんなさい。なんとなく分かれば良いですし。」
へぇー。難しいな…まあラノベはまあまあ好きだったし、なんとなく分かりはするんだけど。あの世界にいた時の僕は、こんな夢みたいな体験をしていると思わなかっただろう。…そう言えば蒼は大丈夫だろうか?僕の傍にいつもいたし、なんとなくではあるがある気持ちには気づいていた。…蒼には悪いことをしたな…
「さて…そろそろ時間ですかね…。」
考え事をしていると、フィーがそういった。
「え?なんの時間なんですか?」
「この空間がもう少しで崩壊するのです。この空間は、あなたの精神世界のようなもので私が介入したので今まで話すことが出来ていました。ですが貴方が起きることでこの世界が崩壊するのです。端的に言うと、現実世界の貴方が起きようとしている…ということですね。もうこの世界も限界でしょうし、最後に。貴方が持った能力をその身から解放していくことで色々な困難に巻き込まれることでしょう。ですが乗り越える事が出来れば貴方が守りたいものを守ることができる力が手に入るでしょう。私は緊急時以外もう連絡は取れません。今日は特別です。神がこんなに介入していると世界のバランスが崩れますからね。…私はいつも貴方のことを見守っていますよ。木谷慶太…いえ、ハンス・セルロット。貴方に私の加護があらんことを。」
もう介入しすぎてるんじゃね?と思いながら意識は覚醒へと近づいていった──
他の作者さんは10話くらい出した時点でのpvとかは、どのくらい何でしょうか?
あと…オーバーワールド・リミッター以外に良い名前が合ったら意見をお願いします!
因みに女神フィーリア様も創造神ですが、沢山ある世界にいる創造神を創ったのが創造神様です。…イザナミ様のようなものなんですかね?沢山の神を産んだと言うし。




