作戦会議とお弁当
次の日の朝、K組では体育祭優勝に向けて真尋を中心とし、作戦会議が開かれていた…
「まず目標はもちろん優勝だ。まずそれは決定したとして問題は他のクラスとどう渡り合うかだ…B・C・E・Dは何とかなるにしても厄介なのがA組だ、」
そうだな、確かここの学校のクラスの分け方はB〜K組までは一般入試で入れるのだかA組に関しては全く別の試験方法なのだ…
「確か…A組はスポーツテストと筆記試験か…」
「完全に文武両道の精鋭みたいな奴らを集めてるクラスだな」
そこに特徴的なツインテールをフリフリしながら神崎さんが疑問を投げかける
「で、そんな化け物クラス共にどうやって対等に渡り会う気?」
「あぁ、そうだなどうしようか…」
クラスが静まり返るそう、誰も彼等に対抗する作戦を思い付かないでいる…
「ねぇ?戦わなくてもとりあえず自分達が有利になるさくせんを考えたらいいの?」
河内さんは制服の上にピンク色のパーカーを羽織僕の隣に座り話し始めた、
「河内さんおはよう!どうしたのピンクのパーカーなんて着てまるで女の子みたいじゃないか〜」
「あなたの背骨を折るわよ、今、すぐに」
「心の底からごめんなさい…」
「で、さっき河内が言ってたことだがその通りだと、奴らを無力化出来ることに変わりはない…誰か無力化出来る案はないか?」
そうか、別に対等に戦わなくても良いんだ!
それなら簡単かもしれないな、これなら僕にも案が出せそうだ
「でも、無力化と言ってもどうする…夜道に誘い込んで撲殺していく?これはダメだ顔を見られる可能性が高いどうすれば…ブツブツ」
僕の独り言が聞こえたのか河内さんと真尋が僕の声に耳を澄ます
「そうか、あの手があったか!!!!!」
「トオルなにかおもいついたのか?」
その問に対して僕は満面の笑と絶対的な自信を持って答える、
「そうだ!!!!!毒殺すればいいんだ!!!!!」
「お前に期待した俺がバカだった…」
「そうよ、トオルにまともな回答を求めるのは酷よ…」
なんで真尋や河内さんに僕の推敲な考えが分からないんだ
「すまないな、トオルお前が底抜けのバカだとゆう事を考慮してなかったな、」
「そうよトオルは幼稚園の時から成長してないのよ」
「そんなことないよ真尋の頭や河内さんの胸と違って僕は成長してるんだよ、」
「ウフフフフフ」
「ねぇ?そうでしょぉぉぁお僕の親指が曲がっては行けない方向に曲がっておぉいたァぃぃい」
「自業自得だな、」
「あぁほんとに成長してない」
そこへ木造のドアが錆び付いた音を立てながら開かれた、開かれた扉の前には長く黒くて艶のある髪を手でかき分けながら立っている、それを例えるなら天女や妖精のたくだろう、
で、この子は誰なんだろう?その答えを聞くのにはそう時間がかから無かった
「こいつはAクラスのリーダーだ!」
「確か名前は…」
そうクラスのみんなが答えようとした時思わぬ人が答えを出した、
「何しに来たんだ!?京佳、」
「真尋、A組のリーダーの人と知り合いなの?どうゆう関係なの?」
僕の問に長い髪の先端をクルクルと指に巻き付けながら京佳?と言う人が答えた
「私は片桐京佳ら真尋と愛を誓い合った関係、そう許嫁…ポッ」
そう言って顔を赤面させた
そのときクラスにある感情が生まれるそう殺意である、
このクズのK組は決して人の不幸を許さない…
そしてクラスのみんなは釘バットやロープ、鈍器などの処刑道具を手に持ち真尋を囲う、
「おい、おかしなことを言うなそんなもんにした覚えはねぇ、だからお前らもその武器をしまえ、」
真尋は焦り答えるまさに滑稽だ僕らリア充共の狩人を前にはしてまだ助かろうとしてやがる
「あの告白は嘘だってゆうの?あんなに愛していると言ってくれたじゃない!そして結婚して子供3人作ろうって言ってくれたじゃない」
「おいぃぃ、勝手に過去をねじ曲げるな俺はお前に告白すらしてねぇぞ!!!!!」
「その言葉嘘ではないな?」
「あぁ、俺は告白なんて一言もしてねぇ、」
「今回の罪は水に流そう、次このようなことがあれば…言うまでもないな?」
「裁判長の寛大な判断に感謝します、」
チッ命拾いしたか。そう僕が悔しいの余り歯をギリギリ言わしていると河内さんが片桐さんに尋ねる
「で、片桐さんは何しに来たの?」
「今回の体育祭の優勝したクラスに与えられるオプション、その中の一つのクラスに一つ何でも言う事を聞かせらるルールそれなんだけど、もし私のクラスが優勝したら真尋には私と付き合ってもらう!」
クラスが静まり返った…と共にシュルルルルとロープで、十字架に巻き付けられる音が教室に鳴り響く、
もう一度言おうこのクラスは決して人の幸せを許さない
「罪人よ何か言い残すことはあるか、」
「なんで弁護の前には遺言なんだよ!?!」
「とっとと火で炙って死刑ー」
その言葉を聞くや否や他のクラスメイトが十字架の足元に火を放った
「おい、ちょっと待てほんとに燃えてるじゃねえか、熱いっておい、燃えてるってあぁあまあまぁあ」
☆
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
「あー朝は死ぬかと思ってたぜ、足に火がつく前に先生が来てくれて助かった」
そうこの男は運良く自身の体が燃える前に休み時間が終わり助かっていたのだチッ運のいい男めあと少しで楽に死ねたものを、まぁそれはともかくお昼休みだ弁当を食べよう!
「頂きまーす」
「おい、なんだこれは?」
「見ての通り昼ご飯だけど」
「そんなことは分かっているこの小さな四角いのは何か聞いているんだ!」
「じゃがりこ8分の1にしたもの、ごちそうさまでした、」
それを見て可哀想な奴を見る目で質問をしてくる
「ご飯はそれだけか?」
「そうだけど?」
そこにちょうど購買でパンなどを買ってきていた俊が正面に座る、
「詫びしい食事だな…」
「そんなんでお腹は空かないのか?」
「まぁ耐えれるか、」グゥゥー
耐えきれずお腹が鳴ってしまっまた…
「我慢できてねぇな」
と真尋に笑われる死にたい…
そこに先程からモジモジしている河さんに真尋が声をかける
「どうしたんだ?河内さっきからモジモジして」
「ねぇ?トオル今日はたまたまほんとにたまたま朝早く目が覚めちゃって、間違えて1人分多くお弁当を作っちゃったのだからもし良かったらいる?」
モジモジ照れるのを隠しながら可愛らしい仕草をしている
「え?もちろん貰います!!!!!」
「そう。分かったわちょっと待ってて」
そういい笑顔で自分のカバンの中を探る
河内さんが料理好きだったなんて、そんなに人に食べて欲しかったんだ、女の子らしいところあるじゃないかそうするとトボトボと落ち込んだ様子で河内さんは帰ってきた
「ごめーん家に忘れてきた見たい…」
「えー?楽しみにしてたのにーまぁいいよそんな女の子らしいこと河内さんには似合わなぶばっァ!!!!!「殴り飛ばすわよ?」
何度でも言おうやる前に言ってほしいと!
「ほんとに作ったのに最悪だわ〜」
するとクラスの中に小さな女の子が入っきた
「くずのK組ってここですかぁ?」
そこには見覚えのある女の子だった、
「日向、何しに来たの?」
「あ!お姉ちゃん、あとバカなお兄ちゃんもこんにちは!」
「こんにちは日向ちゃん」
前に1度トオルは日向と面識があるその話はいずれしよう
「お前がバカなことは全世界にまで知られてるんだな…」
「せめて町内だけと言って!!!!!」
「で、河内の妹さん?何しに来たの?」
「お姉ちゃんに忘れ物を届けにきたの」
日向の手には紺色の生地に白のボーダーが入った風呂敷に包まれた弁当を2つ抱えていた
「あ、私のお弁当、ありがと〜日向〜ね?お弁当の話嘘じゃなかったでしょ?」
「あーそうゆう事だったんですか、朝張り切って作ってたのは」
「そのお弁当はトオルに作ってきたものだったんだな」
何故かそれをちょっとからかうように真尋は言う
「ち、違うわよ!私がトオルの為なんかに作る分けないじゃなこれは余ったから仕方なくよ仕方なく、」
何故か焦りを見せる河内さんに真尋は追撃をする
「なら、張り切って作ってたのは何なんだ?」
「それは…そ、そう組み立てる机よ!」
「何だそれ、無理があるだろ…」
そこにもう1人モジモジ体をくねらせている子がいた
「ん?千葉それはなんだ?お弁当か?」
そう千葉さんだ千葉さんは僕の目の前に立つと僕にお弁当を向けて
「トオル君のために作ってきました良かったら食べてください!」
「あれ?トオル君は?どこにいったんですか?」
「ほれ、あそこ」
僕は先の程千葉さんが僕のためにお弁当を差し出した瞬間に僕はクラスの連中にロープでキャプチャーされ処刑が行われる十字架えと素早く吊るしあげられていた、
「そこ者コイツの罪を述べよ!」
「この男は我々に隠れて女の子にお弁当を貰うという」
「御託はもういい結論だけ述べよ!」
「女子にお弁当を貰っていて妬ましいでありまーす」
「罪人よ言い残すことはないか?」
「真尋の時もそうだけどなんで弁護の前に遺言なのさ!」
「うーん、時感が無いので燃やせ〜!!!!!」
「ぎゃぁぁぁぁ」
処刑を乗り越えてなんとか屋上にたどり着いた僕は千葉さんの弁当にあり付けた
「大丈夫ですか?トオル君、」
やっぱり優しい子だ僕の事をこんなにも案じてくれるなんてどっかの胸平さんとは大違いだ…
「大丈夫だよ千葉さんのお弁当を食べるためなら例え火の中水の中だって怖くないよ!」
「えへへ、ありがとうございます、あ、お茶を取ってきますね?」
「おぉー結構しっかりしてるじゃねーかひとつ貰うぞ」
真尋はヒョイッとお弁当の中から玉子焼きをくち野中に運ぶ
「あ、何するなさ真尋!?僕の大事な弁当を…」
「いいじゃねえか一つくらい、」
「俺もひとつ貰うぞっと」
真尋に便乗し俊もソーセージを取る
「ちょっと辞めてよ2人とも、」
そんな僕をいなすように真尋は僕の口にも食材を入れる
「何するのさ真尋、喉に詰まったりしたらどうする…バタッ」
そこで僕の意識は途絶えた。