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クラスメイトの鬼、体育祭の予兆

朝の一戦を終えた僕らは教室の中でたわいもない話に花を咲かせていた、

そこで僕は常々思っていた事を遂に口に出す

「ねぇ?やっぱりこんな待遇は不公平だと思うんだ?」

するとこの男達は僕の中学からの親友の須川真尋と霧崎俊が口を開く

「ん?頭の出来のことか?」

「いや、人間的な性能全般だろ?」

やっぱりこいつらは親友なんかじゃなかった…

「君たちは人を罵倒しないと喋れない病気にでもかかっているかい?」

そして挨拶代わりの罵倒を済ませたあと真尋は

話を元に戻した。

「で?何が不公平なんだ?」

「これだから馬鹿は…自分の置かれてる状況にも気付かないなんて…」

「いいかよく聞けよ」

僕はそう念入に事の重大さを教える

「僕らのクラスだけ女子が2人の女子、千葉麻里さんと神崎茜さんだけだと言う差別が起きているんだ!!!!!」

そうすると後ろから殺気がこもった声が聞こえた

「私も女子なんだかけど?」

後ろを向くとそこには殺気だって拳を握り締めて立つとゆう女子にはあまり見られない光景を見せつける彼女は河内美香である性別は女子であるがそれはきっと病院の手違いで戸籍上は女になってるに違いない

「またまたぁー冗談キツイよ河内さんそんな真っ平胸はもはや男の(ボギッ)」

その音と共に僕の右手は折られていた、

「右手が決して曲がってはいけない方向に曲がっているッ」

「誰が真っ平らよ手を折るわよ?」

その言葉を折る前に是非とも言って欲しいものだ

「しかもそんなに乱暴な女の子は居ないよ」

「次はどこがいいの?左手?右足?それとも…首?」

「そんな、新婚のごはんそれともお風呂?見たいなノリで人体破壊の提案をしないで!?」

もはやこの言動は女の子とかそうゆう問題ではない気がする

「だから、いつまで経っても彼氏が出来ないんだよ!」

この後僕は右手だけでなく左足の痛みに耐えながら授業を受けるこになった…

「ねぇ?そう言えば体育祭ってもうすぐだよね?」

昼休み僕の机を囲って昼ごはんを食べている、神崎さん、千葉さん、河内さんとあとはクソ野郎共である

そして食べ終わった弁当を片付けながら真尋が僕にゆう

「そういや〜そうだな、うちの高校の体育祭は特殊だからな怪我は基、ルールが細かいからな」

「トオルどうしようもない馬鹿だからな。ちゃんと覚えられるか?」

こいつらは僕をなんだと思っているのだ、

「そうねトオルの頭じゃ心配ね、」

「中学の頃から脳の成長が止まってるからな」

言いたい放題言われているがここで1発言っとかないと舐められっぱなしだ、

「そんなことないね真尋の頭や河内さんの胸と違って成長してるんだよ!!!!!」

「だからみんなも河内さんの胸の成長みたいに遅くならないようにぃぃぃぃ」

僕の体はその言葉を言うや否や綺麗な弧を描いて地面に叩きつけられた

「あんた叩き潰すわよ?」

常に思う、せめてやる前に言うってほしい、

「次は首ね…そう首の骨を折って欲しいのね?」

「辞めてぇぇ首の骨なんか折られたら死んじゃうよぉぉ」

僕に命の危機が訪れた時鈴の音を転がすような声が聞こえた

「まぁまぁ河内さん落ち着いて、トオル君も悪気は無いでしょうし」

ありがとう千葉さん、やはり君は僕の女神だ!

「そうそう成長してない河内の胸が悪い、」

そう横から口を挟むのはこのクラスの3人目の女の子神崎さんである

「何よ!?あんたも腕へし折るわよ?」

「何をやるの?」

何なら不穏な空気が流れるそこに慌てたように俊が

「で、体育祭はどんなルールなんだ?」

「そういやさっきのSHRで配られたっけ?」

「あぁこれを見てくれ」

そうして真尋は先程配られたプリントを机の上に出した

以下プリントより

体育祭のお知らせ


1.今回の体育祭は全学年対抗トーナメントとする

2.優勝クラスには賞金と海外旅行3泊4日が贈呈される

3.優勝したクラスは一つのクラスに何でも命令が一つできる、

その他の細かいルール

競技は全クラス全学年で行われ1競技を総当りで行う人数を決めて交代制で行う競技もあるが怪我などで人数が揃わない場合もクラスの意思があれば参加できる棄権も可

競技内容

第1種目ドッチボール

第3種目騎馬戦

第4種目大玉転がし

第5種目綱引き

第6種目学年リレー

以上が本年度体育祭のお知らせです。



それを読み終わると直ぐに真尋が喋り出す

「まぁこんな感じだ、今はとりあえず作戦を考え何としてでも1位になることが今のところの目標だな、」

「そうだね、3泊4日の海外旅行がタダで行けるなんてこんなにおいしいものは無いよね」

すると、プリントもう1度見直していた河内さんが不穏な顔でこちらに覗き込む、

「でも、勝つのはそうとう厳しいわね」

それに続いて神崎さんもゆう

「確かにこの学年はクラスが6つもあるしかも生徒の能力値や頭脳でクラスが上からA B Cと順に分けられてるだけどこのクラスに関しては運動能力はあっても頭脳の方で落とされてるやつの方が多い…」

「それプラス3学年の総当りだからなぁ毎年3年のAクラスが優勝しているのが事実、流石に厳しいな…」

みんなが不安に駆られているみんなを見かねたのか千葉さんが何とか励まそうとする

「まだ負けたわけと決まったわけじゃ無いですし

このクラスのみんななら勝てますよ!」

千葉さんの手が震えているそんなに勇気を出してくれたんだ僕らのために…そんな千葉さんの言葉を無下には出来ない

「そうだよみんなまだ負けてもいないし始まってもいないじゃないか?それともそんなにみんなはひ弱で貧弱なバカでクズ野郎共なのか?」

酷いボキャブラリーを必死で引っ張り出し僕はみんなに発破の声を掛ける

すると真尋が声を上げる

「お前にだけはバカとは言われたくねぇしA組の奴らに勝たせる気もねぇやるぞぉぉみんなぁ下克上だァァ!!!!!」

「おぉぉぉぉおー!!!!!」

みんなの士気が真尋によって挙げられた

そうだ僕らの戦いはまだ始まってない!!!!!

そうして僕らの体育祭が始まる!

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