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おかあさん

作者: ともピアノ

「そおなのか、おかあさんにあいたいのか」

「大丈夫だ、なくなよ、そんなに、かなしいことが、・・・私と話をしよう」

「・・・・・・・・」

「そうか、においが、わすれられないんだね」

その日の朝の眩しい陽が、時を刻む内に乾いた雲が集まり、その姿を見えなくなった。

海辺を見に砂浜を歩いていた、ご老人が

海の海の遠くを見て、ないていたのを見つけ話し掛けている。

季節は、春なのか、何時なのか、を気にしているのか

ご老人は、今の刻の時に、黒いシルクハットに、黒いタキシードに、黒いスラックス、白いシャツ、黒い革靴の装いの姿でいた。







「ボク〜、まいご、ん〜、ん〜、そうなの」

「えっ、まいご・・・ですか」

「一緒に探しましょうか」

ふたりの、普段の着慣れした此の季節の装いの

ご老婦人が、こんな辺鄙な街で、偶然出会い

ボクのことが、気になり、なきやまないので

ふたりして、おかあさんを探す事にした。

・・・・・・・・・・・・・


「おかあさん、みつかって、よかったね、ボク〜、バイバイ」

・・・・・・・・・・・・


「えー、トキさん、昔、となり町に住んでいたんですか」

「シズさん、私たち、同じ、年齢なんですね、80歳ですか、よろしかったら、内で話しませんか」

・・・・・・・・・・・・


「あらー、ピアノ、私、昔、ピアノを弾いてた事があります。」

「あら、ボールが、此れ、シズさん、見せてもらって良いですか」

「此れ、・・・ごめんなさい・・・」

「泣かないで、シズさん」

ピアノの上に大切に置かれていたボールを見て、見ながら

話している

「実は、私も、ボール、持ってますよ」

肩掛け袋からボールを取り出して、シズに見せている

「それ、サインが・・・」

「プレゼントなんです」

・・・・・・・・・・・









「皆んなー、来てくれてありがとう」


パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ


「・・・私たちは、デビューして、5年、ひた向きに、目の前の課題に取り組んで来ました。楽しくも、嬉しくもあり、どんどん人気が、高まり、うなぎ登りとは言えませんが、私たちの事に関心を持つ方々が、増え、ファンとなってくれました。」


パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ


「今、私たちが、有るのは、応援して、支えて、励ましてくれる、皆さまのお陰です。ありがとうございます。」


パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ


とある町の駅近の広場に、ファンや、駅前に遊びに来た人

駅を利用する人々が、行き交いの途中

立ち止まり、集まっていた








「此れは、大事な、プロジェクトだ」

「このプロジェクトを成功させる為に、集まってくれたのは他でも無いが、きっと、やりとげてくれる事を信じている。それでは、説明する・・・」

都会とは立地や、内装、階層は、比較にならないが、この町では、オフィスビルと言われる駅近のビルの会議室で、今、一大プロジェクトが、行われようとしている。

ひとりの長身で、大柄なスーツ姿の男が、ホワイトボードを使って、話をしていた。







「兄貴、本当にやるんですか」

「あー、黙って、ヒロは、俺の言う通りに動けば良いんだ」

「ヤバくないですか」

海辺の砂浜で、ボクが、海を海の遠くを見てないているのを、離れた所からふたりの男が見ている

兄貴の方は、長身のやせ型で、赤いTシャツに薄い黒いジャンパー、穴のあいた色落ちした青いジーンズ姿で、ヒロと言う男は、中肉中背で、日本語に訳すと明らかに米国人が着ない英文字入りの黄色い長Tシャツ、黒いジーンズの姿をしていた。






「あー、大振りをしてしまった、大丈夫、予行演習は、バッチリできている。」

この、辺鄙な町、唯一の野球チーム、アスターエノマチ

その、四番バッター選手、ランホーム・ジョウ

百九十センチの長身、百キロを超える体格

去年の県優勝チーム、ブショウキマルとの二月に一度の招待練習試合が、行われていた。

一打席は、空振り三振、2打席は、ショートゴロと、そして、焦ってしまい、四打席も、三振してしまっていた。

「大丈夫、約束は守っている」







「ホラっ、タッチ、わかる、こうするの」

「・・・・・」

「大丈夫、こうすると、ねぇっと」

「・・・・・」

「そう、出来たね」


いつもの、楽しみで、海辺に来たミナミ

白いワンピースに、白いシャツを羽織っていた

楽しみの用意をしてたら

海を海の遠くを見て、ないているボクを見つけて

話しかけ、ボクのかわいいのに、浮かれて

いい事を思いついた顔をして

楽しみをより楽しくしようとやっている所








とある駅近のオフィスビルの会議室で、一大プロジェクトの計画プロセスが話されている。

「それじゃ、そこで、私が、フムフム」

「やれるか、失敗は重大だぞ」

「私を誰だと思うの、地元愛は、誰にも負けない、ジモドルのリーダーのヤルコーよ」

地元愛ドルの、ヤルコーは、女子の中位の身長で、スレンダーに、ダンスで鍛えられた、無駄のない筋質量、スポーツ万能だった。


「ミユキ、準備はできてるか」

「大丈夫よ、ミユキの楽しみは、洗練されてるから」

ミユキは、女子の中では、低い方の部類に入る身長で

普段の服装は殆んどオシャレには程遠い

上下青色のジャージ姿

パソコンオタクで特に、タブレットを使った

いつもの楽しみは、町を明るくしてくれた。


「それじゃ、皆んな宜しく頼む、後はホワイトボードを見て、各自の任務と役割りを確認して解散、今日は一年で、大切な日だからな」


「ちょっとーーー、俺は」

「あっ、忘れてたって、大丈夫、信用してるから」

「えーーーーーーーーー、それだけ」

「いつも通りしていろって・・・意味わかんない」







海辺では、ご老人が、話を聞いている

「・・・・・・・・・・・・」

「ボク、ないてるのか、名前は、・・・ボクでいいか」









此れから、とある町の一角で、一大プロジェクトが、始まろうとしている

海辺で、佇んでいる

ご老人とボクを繰り広げて、始まる

刻の時に

動き出した羽車は、とどまる事を楽しんで進む

さあ〜、どうなることやら

今日は、一年で、大切な日

もしかして、始まっていたなんて










シズの家の内でトキとふたりで話をしていた

「えーーー、交通事故、りょうおやが、亡くなって」

「そう、偶然、この町、唯一走っている四車線、大通りの道で、ないてたの、そのまま家まで、連れかえって、話ししたの」





「兄貴ー、どうします」

「ヒロ、待つか、離れるまで待とう」

海辺で、ご老人とボクが

海の海の遠くを見て、ボクがないてるのを

兄貴とヒロが、見つけていた。







アスターエノマチとブショウキマルの招待練習試合も

両投手の頑張りにより0対0の投手戦を繰り広げられていた。

残す所から大詰めの九回となっていた。





今日が、ライブの日

ヤルコーは、電車に乗って、ライブの前に始まる出来事に緊張して、ライブに向かっている。







「兄貴ー、簡単だったな」

「オゥ、まあ、俺は、・・・優しいからな」

ヒロが、開いた旅行用トランクケースに

ボクは、手を掛けられず

中に入ってくれた

「よしっ、ヒロ行くぞ」






皆さま、お昼のひと時をどうお過ごしですか

今日も、海辺に来てます

それでは、どうぞ

とミナミは、パソコンに文章を打ち込んで

いつもの楽しみを行なっていた

「ほらっ、ボク〜、ミナミと一緒の操作ね」






「あっ、そうだ、トキさん、お昼前の・・・」

「あら、この町、へぇー、凄いわね、ふぅ〜ん

あっ、あーーーー」

シズの家の内で、トキにシズが、テレビのスイッチを入れて

この町の今、楽しまれている事の

話をしていた








「あっ、来た、ふぅー」

「ヨッ、よろしく、任せたよ」

「緊張、してるのか、大丈夫さ、途中・・・トランクケース開けたりしろよ」

電車に乗って、ライブに向かっている

ヤルコーの真向かいの席に

兄貴とヒロが、座り、持って来たトランクケースを

大事そうに、促して、ヤルコーに預けた








海辺で、海の海の遠くを見てないている

ボクとご老人が、佇んでいた

「この場所には、大事な、思いを感じるんだ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」






シズの家の内でトキさんとふたりで話をしていた

「この場所、覚えています・・・はあるのかしら」

「トキさん、そうなんですか・・・実は・・・何です」

「えっー、本当にー、それは、それは、どうぞ、どうぞ」







「そうですか、いつもの通りに、・・・分かりました」

「実は、お願いが・・・・・・」

「そうですか、それは、それは・・・わかりました」

ひとりの長身で、大柄なビジネススーツを着た男が

スマホで、掛かって来た電話に話していた






十分程経つと、電車はとなり町に着いた

その、合い間、ヤルコーは、トランクケースを

開けたりして、眠っているボクを見て

ため息をついていた

「・・・・・・・・・・・・・」

「なくのをやめて、いいこ、いいこ」







「大丈夫って、あのオッさん、俺の出番は、有るのか」

ハジメは、中肉中背の白に青のボーダー長Tシャツ

艶緑色のヨレヨレの、ポケットが

要らない場所まであるゴムズボンの姿をしている








シズが、家の内で、最近ハマりのゲームを

スマホで、ネット対戦をしていた

シズは、何でもハマルと負けるまで

止めようとはしなかった。

「あら〜、見ない、ペンネーム、いいわよ、掛かって来なさい」







ハジメは、スマホで、いつも通り

ネット対戦の格闘ゲームをしていた

「あれっ、メール、アプリ付きだ・・・やばそう

何々、私に勝てるなら、掛かって来なさい」

「なーーーーにーーーー」

ハジメは、おくびもせず、開いて

テトリスのネット対戦ゲームを開始した

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・


「勝たないとーーーー思った程、強いよー」

・・・・・・・・・

「メールだ、なーーーーにーーーー

勝たないと、一大プロジェクトは失敗する」

「チクショウーーーーーーーーーやってやる

だてに、ゲーマー、プロを目指してない」







駅に着いたヤルコーは、気合いを込めて

トランクケースを大切に運びながら

駅近の広場のコンサート会場に着いた

「皆んなーー、いい、ボクの、大事な日は

始まっているよー、私たちの日頃の頑張りが

試されるよーー、張り切って行こうぜ」

ヤルコーが、アイドルの仲間に、演奏前の

気合いを入れていた

そして、ねている、ボクを、トランクケースを

開けたりして見ていた







海辺で、海の海の遠くを見てないていた

ボクが、来るのを

ご老人が、海の海の遠くを見て待っていた

「おかあさんの匂い、匂いが、すきなんだね〜」

・・・・・・・・・・・・

「今日は一年で、大切な日なんだよ」






「兄貴ーーーーーーー、始まるよ」

「任しておけ、ヒロ行くぞーーーーーーー

ファンの力を見せる時だ」

駅前で、兄貴とヒロが、大声で、普段見せない

笑顔を見せて、喜びを伝える様に

行き交う、人々に声を掛けていた

「皆さまーー、お忙しいの所お騒がせしてすみません

あっ、お嬢ちゃん、カーネーション買った

早く行かないと売れ切れちゃうよ

今日は、一年で、大切な日

そして、皆さまのご承知のジモドルのコンサートの日

どうぞ、どうそ、駅近の広場まで

お越し下さい。

今、一大プロジェクトが、始まってしまいました。

皆さまのご参加はが、プロジェクトの成功に

たくさんのたくさんのご参加をお願いいたします

道の道が出来る程、たくさんのたくさんの

ご参加を」







「あれっ、妹のミユキからメールが来てる」

「えーーーーー、そうなんだ、分かったわ

ボク〜、頑張ってね」

「・・・・・・・・・・・・・」








「皆さま、今日は、一年で、大切な日

こんなにも、こんなにも、たくさんのたくさんの

ファンや、この町の私たちが大好きなこの町の

ファンや、町の方々が、集まっていただき

ありがとうございます」

ジモドルたちは、皆さまに向かって

深々と足の先が見える程

揃って頭を下げていた

「ありがとうございます、今、一つの一大プロジェクトが

始まっています、応援して、下さい

きっと、成功すると信じています

聞いて、応援して下さい

おかあさん」


ヤルコーが、静かに身体全身で、リズムを取っている

ドラムのゆったりとしたリズムが、徐々にスティックから

伝えられて、速くなっていく

そのリズムと連なってヤルコーのエレキギターが、響き湧き上がって着て、十六ビートのリズムを刻んで歌い始める









おかあさん



手と手と手、離れていても伝わるよ気持ち

おかあさん

声じゃなくても、手紙じゃなくても

信じてくれてありがとう

連と連と連、乱れていても伝えるよこころ

おかあさん

今じゃなくても、昨日じゃなくても

見守ってくれてありがとう





ほどけた、鎖の、時間は、ひと時のおかあさんの匂いがして

近づく程に日差し強く、泣きだして

近づく程に波のように踊さられて

開らく、開らく、道の道の真ん中

閉じる、閉じる、ソラノソラノさんかく

走る、走る、走る、走る

おかあさん、おかあさん、おかあさん



空を見上げて、思い伝えた、あの、うらやましい音

空を見上げて、匂い感じた、あの、うらやましい絵


手と手と手、隠していても伝わるよ気持ち

おかあさん

星がなくも、地球がなくても

信じてくれてありがとう



星が生まれたら、地球がみえたら

ソラノソラノさんかく、ソラノソラノ・・・



おかあさん、おかあさん、おかあさん

おかあさん、おかあさん、おかあさん

おかあさん、おかあさん、おかあさん

おかあさん、おかあさん、おかあさん


ソラノソラノはさんかくかな











駅近の広場のコンサート会場で

ヤルコーが、歌いながら

見つけた

兄貴とヒロに手を振っている









「よっし、ヤッター、ヤッタよーーーーー」

「ふぅっ〜、ま、け、ちゃ、った、散歩でも

行きましょう・・・誰もよんでないよね」

シズがネット対戦ゲームに、負けて

諦めたかの様に家から出た

少し歩いた頃、ないてるのを

見つけた










海辺で海の海の遠くを見てないてる

ボクに、ご老人が話し掛けていた

「それでは・・・また、会えるといいですね」

「・・・・・・・・・・・・」









「ボク〜、歌ってくるよ、起きたら

好きにしていいからね、道は開けたよ、頑張れ」

「・・・・・・・・・・・・ん〜」

ヤルコーが、トランクケースを開けて

ボク〜に話し掛けていた

「ライブ、行ってくるね、また、会えたらいいね」






ボクは、おおきなみちで

おとうさん、おかあさんを亡くした

知らない匂いがして、抱きかかえられた

ボクは、知らない匂いに、怯えながら

おかあさんをかんじていった

おかあさんは、わからないけど

ボクをおいて、いなくなった


ボクは、海の海のとおくをみて

ないていた、おかあさんの匂いがしたから


ご老人が、やってきて

話しをしていてそばにいた



ご老人は、いってしまった

おかあさんの匂いが、した

おおきなあたたかい中に入った



おおきな人と、人が、わらっていた

ねむくなり、ねむった



かわいいかわいい、女の子が、わらっていた

ねむくなり、ねむった



おかあさんの匂い

おかあさんのあたたかい中に

たくさんたくさんねむれた




かわいいかわいい女の子、かわいくなって

ないたり、わらったりしていた



おかあさんのあたたかい中が

あかるくなった

おおきなおおきな音が

たのしいたのしい

おおきなおおきな声がして

おかあさんのおかあさんの

なつかしいなつかしい匂いがする




走った、走った、走った、ボクは走った

道が道が、おかあさんの匂いをつないでた

走った、走った、走った、ボクは走った

おかあさん、おかあさん、おかあさん





あれは、あれは

おとうさん、おかあさんが亡くなった

おおきなおおきなみち

いけないいけないおかあさん









「やっと、やっと、俺の出番だ、約束の時間

試合は、0対0の、大詰め、九回裏、二球インコースのストレートに

空振り、行くぜーーーーーーー、やはり読み通りだ

ーーーーーー、ボクのおかあさんへの思い繋げー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


ランホーム・ジョウの読み通り、四球連続インコースのストレート、此れまでは、苦手なコースに空振り三振だが

今日は、一年で、大切な日

皆んなの、ボクの思いを乗せて

バットの芯に球が吸いつけられて飛んで行く

高く高く伸びて、突き進んで

出たーーーーーーーーーー場外ホームラン

球場を遊に飛び越えて、行く行く

当たれーーーーーーーーーーーー

当たれーーーーーーーーーーーー

この町で唯一の四車線、大通り

その先の行き交う車の群れを超えて

信号機の赤信号の枠、ど真ん中に突き刺さった





ボクのボクのゆくてをさえぎっていた

いきかう車、車のむれが

おおきなおおきな音がして

とまるとまるとまる

ボクはおかあさんの匂いをかんじて

走った、走った、走った、走った、走った

おかあさんおかあさんおかあさん

おかあさんおかあさんおかあさん



・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・





ミユキは駅近の広場のコンサート会場にいる

いつもの楽しみを始める

パソコンとタブレットを遠隔で繋いで

飛ばした、羨ましい世界を虜にして

知らせてくれる事の出来る音がする

空飛ぶ小形機体を

姉のミナミとパソコンで連絡して

そして、ミナミも、海辺で

同じ楽しみをして、町を明るくしていた








海辺に、海の海の遠くを見てないている

ボクを、ご老人が、話し掛けていた

「・・・・・・・・・・・・・」

「失礼します、ボク〜かわいい、そうだ

少し、大きな音がしますが、すみません」

ミナミが、ボクとご老人に話し掛けて

飛ばした、空を飛ぶ、小型の機体を

「ほぅ〜、素晴らしい、ほぅ〜」

「・・・・・・・・・・・・ん〜」

ご老人とボクが、空を見上げていた



ミユキにミナミはメールした


「ミナミ、メール、そう、受け取ったよ」

「ふぅっーーーーーー、楽しいって大変ね」

ミユキはミナミからのメールを見て

飛ばした、空を飛ぶ、小型の機体を

おかあさんとボクがいるであろう場所へ

そして

・・・・・・・・・・・・・

海辺では、ミナミのタブレットを

ご老人が見て、笑った

・・・・・・・・・・・・

そして

ボクと、シズは一緒に

シズの家の内で

トキが、テレビ画面を見て、微笑んでいるのを

見ていた







ご老人とトキは過去に付き合っていた


男の方は野球一筋の生活をしていた


トキは、幼い頃から続けているピアノを続けたかった


男の方は、野球を、辞めて結婚する気でいた


トキは、都会の音大に行って、ピアニストになる決断を

していた


男の方は、トキの思いを知って


トキの方は、男の思いを知らず



海辺の砂浜で、お互いの道に進んだ



そして、お互いの時が済んで


今、ひとりになったご老人は、海辺近くの家に住み


トキは、懐かしい匂いを感じに、この町にやって来ていた







長身の大柄な男が、ミナミに、メールしている

「ありがとうございました」



長身の大柄な男がスマホで、シズと電話している

「先生、ありがとうございました」








「私で、いいのかね、こんな、私で」

「・・・・・・・」

「オゥーーー、息子よーーーーーー」

「・・・・・・おとう・・・さん」

「ありがとうございます」

「・・・カーネーションです。」

「私で、いいのかね、・・・・ありがとうございます」

「もしかしたら、・・・あなたが、・・・私の」

「・・・・・・・・・・・・・ん〜」




























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