誰が王太子を殺したかですって?もちろんわたくしに決まっておりますわ。
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ラーミリア王国の建国祭。
それは、国民にとって唯一息抜きが出来る日。そして、大晦日のようなものだった。
その日だけは皆働かないで踊りあかし、次の日から新たな年が始まる大事なイベント。毎年ものすごく盛り上がると他国でも有名で観光客も多い。
そして今年は第1王子の立太子の式典と重なっており諸外国からも注目を浴びていた。式典の後、王太子の婚約者と共に貴族や王族、有力な商人など沢山の人を集めて盛大にパーティーをする…はずだった。
建国祭の2週間前、国中に衝撃が走った。
第1王子が亡くなったのだという。
王家は突然の心臓発作だったと発表した。
元々第1王子は体が弱く幼少はよく倒れていたのだが大きくなるにつれどんどん丈夫になり、剣術では騎士団長より強いという噂まであるほど強かったのだという。成績優秀、スポーツ万能、魔法のセンスはピカイチ。誰も文句を言えなかった。だが、第1王子の体が治らなかった場合、第2王子が王太子になる予定だったため第2王子はたまったものじゃなかっただろう。それ故、第2王子が殺したのではという噂もあった。
しかし、その噂はすぐに消えた。
第1王子、暗殺の犯人が捕まったと言う噂が広がったからだ。しかも、犯人は婚約者であったライレーナ侯爵令嬢だいう。父親であるライレーナ侯爵は否定も肯定もしなかった。ただ、黙ってきいていたそうだ。しかし、令嬢の方は強く肯定したという。
王国騎士団が調査に入り、質問をされた時にこうこたえたそうだ。
「誰が王太子を殺したかですって?もちろんわたくしですわ。」
と、供述したとか。
騎士団からの質問中、彼女はとてもオドオドしていた。頑張って隠している感半端なかったんだとさ。怪しく思った騎士が脅されてでもいるのかと冗談混じりに聞くと顔を真っ青にしてプルプル震えていたらしい。その後いつくかの質問をするうちに脅されていたのは第2王子だということが判明した。なんと、第2王子からの手紙も大量に残っていた。
「お前も第1王子であるレオンを憎んでいるだろう。」
「お前が殺せ。」
「お前の秘密をバラす」
などなど。なんならもっと酷いのもあった。
その秘密とやらは分からなかったが、他にもいろいろな証言や証拠を元に第2王子は逮捕された。
王位はとても優秀な第3王子が継ぐそうだ。
そうして、事件は終了。
…と思われていた。
第2王子逮捕の数日後ライレーナ侯爵令嬢は自害したというニュースが広まった。毒を飲んで死んだそうだ。理由は彼女の部屋の机に置いてあった手紙に記されていたという。
「尊敬し、崇拝していた第1王子のレオン様は今や天に召されてしまわれました。幼い頃からの支えであり支えてきたレオン様の居ないここはとても窮屈で寂しいです。なので、後を追うことにいたしました。」
みたいなことが書かれていたらしい。
令嬢のお葬式には第三王子も参列し、注目を集めた。しかし、第三王子は
今日は令嬢について考えてくれ。ライレーナ侯爵令嬢は何が好きだった?何が趣味だった?どんな性格だった?そんなことを思いながら天国の彼女と話してみてくれ。今日の主役は間違いなく彼女だ。
と、逆にまた注目を浴び第三王子につく貴族も爆発的に増え後に賢王と呼ばれる王様になりましたとさ。
…ここまでが民衆及び貴族達に知れ渡っていることですわ。
あぁ。どうも始めまして。わたくし、リーチェル・ライレーナと申しますの。皆様からは‘‘死んだ’’とされているしがない平民ですの。
実はですね、この話結構違うんですの。
まずわたくしは自害してもないし、死んでもないですわ。あくまで民衆むけ。この事件についてはめっちゃくちゃ頑張ったんですの。…?なにを頑張ったか?ですって?まぁ、少し、お話してあげますわよ!あの事件の目的はわたくしとレオン様の平穏のためですのよ。
――2年前
「でんかぁー!おはようございます!お元気ですか?」
今日も元気に!をモットーにわたくしは殿下にお会いしておりました。はしたないことですが、許してくださいませ。
「あぁ。リーチェ。おはよう。私は元気だよ。君も元気そうで良かった!」
その日はいつにも増して殿下にやる気がみなぎっていました。
「…?今日は思ったよりも元気ですのね…。良かったですわ!元気が一番ですもの。」
「そうかな?まぁ、嬉しいかな。」
実は第1王子殿下は王位なんて望んでおらず、国王陛下から王位を望むかを問われたさい殿下は元気よくいいえ!望んでおりません!といったのでした。そのため殿下は安堵なさったのでしょう。今まで殿下は正妃様のお子様であるため王太子となる予定でしたが、あまりにもやらないとしつこいので陛下も諦めてくれたのでしょうね。王妃様は別にどっちでも良いらしく、あなたの好きなようにしなさい。といつも笑って歓迎してくれておりました。さぁ、どうなるのやら。少し気になる話題ですわね。調べて見ようかしら…。ん?そういえば、第2王子殿下は第1王子殿下をうらんでいらっしゃるのですよね?では、第1王子殿下を暗殺しようとすれば…。その後第1王子殿下に消えていただければ…。行けるかもしれませんわ!まずは根回しから初めて行きましょうか!
――さらに数日前
「おい。リーチェル・ライレーナ。お前、レオンを恨んでいるだろう。」
急に名前を呼ばれて少しおどろいてしまい、反応がおくれてしまいました。
「…。だ、第2王子殿下。う、恨んでいるですの?恨んではおりませんわ。」
まさか、第2王子殿下が第1王子殿下の話題をだすとは思いませんでしたの。第2王子殿下は第1王子殿下の事を酷く疎んでおり、婚約者のわたくしも全く親交がありませんでした。かかりましたわねぇ。まさか、こんなにも早くかかってくるとは…!うふふふふふ。しめしめですわ!
「で、殿下…。な、なぜそんなことを…。」
わざとプルプル震えてみましたわ!今まで社交界で生きていくうちに演技も身につけましたのよ!さぁ、どうきますの…!
「へぇ。やっぱりな。お前の噂を聞いたんだ。お前はアイツが嫌いだってな。手を組まないか?」
うふふ。やってやりましょう!わたくし達の平穏の為に…!
「て、手をですか?ま、まさか、殿下を殺すようなことはいたしませんよね…?」
「あぁ!もちろん殺すさ!お前も望んでいるだろ?なぁ?」
もしかしたらこの王子はすこし頭に異常があるのかもしれまれんわね。王族がこんなにも堂々と…。考えられませんわ。わたくしですら、準王族として厳しく鍛えられましたのに…。
「そ、そんな…!無理ですわ…!わたくし怖くて…。いや…。」
ゆっっっくり走りました。貴族令嬢の中でも少し遅いかなぁ?くらいに。もちろん捕まりましたわ。つかまりにいったんですもの。
「おいおい!いいのか?噂な事言うぞ?それともうちの部下になぁ。お前の弟がいるだろ?アイツを解雇してもいいんだぜぇ?それとも不敬罪に処すかぁ?俺を暗殺しようとしたことにしようか?ヒャハハハハハ。」
この方いえ、こいつは大丈夫なのてますかねぇ?侯爵を簡単に処刑は無理ですのに。でも、このお花畑ならやらかねませんわね…。まぁ、いいですわ。わたくしだって今後の生活に関わるんですのよ。命がけでやらねば!
「しょ、処刑!?そ、それで、わ、わたくしは何をすれば…?」
「ハハハハ。簡単なことだ。あいつに毒をもれ。茶会の時にに毒を入れるんだ。ほら、これだ。」
手渡されたのは小さな小瓶。中には、はちみつ色の液体が入っているようですわね。うふふふふ。どこまでおバカなのか…。
「ヒッ。いや、無理です。で、殿下に毒など…!」
「やらないのか?いいぞ。お前の命はないがな。ワハハハハ。」
「…はい。」
おほほほほほほほ!馬鹿ですわ!馬鹿ですわこの人。さぁ、頑張ってもがいてくださいまし!おっほほほほほ。おっほほほほほ!
――さらに数日
「レオン様。ご機嫌よう。今日は特別なお茶をお持ちしましたの!是非、味わってくださらない?」
さぁ!殿下!頑張っくださいまし!
「あぁ。ありがとう!婚約者からのプレゼントなんて嬉しいな!」
ふふふふ。レオン様面白いですわね!
「それではいただきます。」
ゴクッ
バタッ
「な、な、な、殿下…!でんかぁーー!」
レオン様は倒れたれましたわ。
そして、そのままぷぷっ。
あ、ああ。失礼。演技が面白すぎて笑っちゃいましたわ…!
実はお茶会の少し前、殿下に全てをおはなししましたの。第2王子殿下のこと。そして、計画のこと。
そしたら笑って演技してやる!と、言ってくれましたわ!わたくし、そういう所が殿下の見どころだと思いますの!
侍女が入っていました。
ふふふふ。さあ!存分に叫んでくださいまし!
「キャー!ら!ライレーナ侯爵令嬢が!殿下を!」
おっほほほほほ!上手く行きすぎて怖いですわ!
まぁ、この侍女もグルなのですけど(小声)
そんなことはどうでもいいですわ!
そ・れ・よ・り!
ここからが面白いんですのよ!
その後わたくしは騎士団に連れていかれましたの。あとはみなさん知っての通り、震えながら第2王子殿下のことをお話しましたわ!
その後、第1王子殿下のレオン様は死んだことにしましたの。国王陛下もどのように第3王子殿下に王位を譲るか考えていたそうですぐに事がすすみましたわ!
国王陛下と王妃様のおかげで第2王子殿下は即刻捕まり、幽閉が決まりましたの!
愉快ですわ!ここまで上手くいくとおもっていませんでしたのに!
その後、お父様に全てをお話し、わたくしは領地の隅っこのそこそこ栄えている街で暮らすことがけっていしましたの!
でも、隠居とか世間に思われるのは嫌ですから自殺にしちゃいましたわ☆
「ありがとう。リーチェ。君のお陰で私は自由とそして君を手に入れられた。そ、そこでなんだが、そ、そのぉ…。ぼ、僕とけ、結婚してくれないか…?」
なーんてクサイセリフをはくものですから即刻OKしちゃいましたわ。は、はずかしすぎますのよ///
そこでわたくしたちは質素ですけど幸せにくらしましたとさ。
めでたしめでた…。……?なんですの?なんでこんなにも上手くいったの?ですって?
そんなの、簡単ですわ!元々忍ばせていた、わたくしの息のかかった側近候補に情報を流すようたのんだんですの。だっだってぇ、殿下…。いえ、レオと幸せにくらしたかったんですの!もぅ。はずかしいこといわせないでください…!
「はは。君は釣れないなぁ。リーチェ。」
「なんなの!レオン。」
いつの間にかわたくしいえ、私は下町に馴染んで口調も下町っぽくなっちゃいました。
貴族だった頃よりも全然幸せだわぁ!お腹に手を当てながらそう思ったリーチェなのでした。
後日談
(国王)…。幸せそうにやっているんだな。レオンも。
(王妃)なんなんですの?急に?寂しいのでしょう?はっきり言いなさいな。
(国王)!?さ、寂しくなんてないぞぉ!別にぃ…。
(王妃)はぁ。親バカもいいところですわね。
(国王)なんだと!?お前の方がそうだろ!レオンに対して最後まで別れを惜しんでやっぱり離宮でくらしましょうよぉー!とか、いってただろ。
(王妃)!?な、な、な、そんなこと忘れましたわぁ!ナンノコトヤラ。
(国王)ワハハハハ。今日こそは、私の勝ちだな
(王妃)勝ってませんわよ?ねぇ?あなた?あなたさ、わたくしの壺割りましたよねぇ?しってますのよ?
(国王)!?!?ま、負けたァ…。
その後、国王は王妃に負け続けるのでした。




