非なろう系小説がウケるサイトはどこなのか
はじめに。
【非なろう系小説】の定義は、人によって違うと思いますし誰が正しいとは言及しませんのであしからず。
かく言う自分も定義付けすることは難しいと思っています。
なので、このエッセイは本当に徒然なるままに書き連ねたもので誰かの参考になったりするものでもありません。
自分はファンタジーとホラーを書きますので、ここでは非なろう系ファンタジー小説と、ホラー小説が少しでも活躍できる場を模索していきたいと思います。
【ホラー小説について】
まず簡潔に、ご存じかと思いますがホラー小説は「小説家になろう」というサイトでは読まれません。ほんとうに読まれません。読者がいません。いるのは、同じホラーを書く作者様です。
攻略方法としては、「小説家になろう」というサイト内で同じホラーの書き手の方と仲良くすることでしょうか。読みあいですね。だけど、読みあいは自分が好きなものを読み、相手に絶対読んでと強要するものではありません。好きなものを読んで評価ポイントを入れてあげる。ゆるーくやりましょう。今すぐではありませんが、いつかは自分に返ってくるかも。
ホラーのオススメ投稿サイト『エブリスタ』
恋愛、BLが強いサイトですがホラーも豊富。
ここに投稿する意味ですが、ミニコンテストが豊富です。ホラーのコンテストもあります。短編で狙えるのが魅力ですね。
次点で、『アルファポリス』
こちらも、異世界恋愛、現実恋愛、BLが強いサイトですが。
年に一度ホラーの賞が開催されている気配があります。異世界禁止と書かれていましたので純粋な恐怖で勝負できる方は開催されているタイミングを要チェックですね。
では、本題に入って。
【非なろう系小説の取れる戦略】
まず、考えたいのは「小説家になろう」に投稿する意味ですね。ここから書籍化したい? そう思う方は流行を追うしか手立てがないのが厳しい現状です。非なろう系でコンテストを狙うこともできますが、出版社は従来のラノベ型や従来の重厚ファンタジーにはあまり手を出したくない印象が。例外ももちろんあると思います。その例外を模索しますw
そもそも「なろう系」ってウェブの流行に乗っているんですよね。その存在そのものが。
ですので、それに乗らないのであれば、差別化を図るしかない。
おもいっきりぶっ飛んだ話を書いて下さい。そして、書籍にするにはウェブに作品を置きながら公募で送って新人賞を狙うというのがいいと思います。(でも、これって本来は小説家になるために投稿サイトが乱立する以前はこれが当たり前で、これしか道がなかったんです)
早い話「公募」に送りましょう。
「小説家になろう」で多くの人に読まれたい人。この方は、非なろう系小説であろうが継続してこのサイトを使いましょう。人の多さは他サイトと何十倍も違います。
ここで、一つの事実が見えます。なんと、「小説家になろう」というサイトが小説投稿サイトとしては日本最大級の規模を誇っていること。あ、ご存じですよね。すみません。
きっと、「非なろう系小説」を書く作者様を苦しめているのはこれが原因のような気もします。
『人の多い場所での孤独が辛い』
これにつきるのではないでしょうか。
ウェブ小説が人気を博して参入者も増えた今、なにを目的に書くかで差別化されることがないので趣味で書く人、書籍化を目指す人、と入り乱れています。
人の多い場所で誰にも読まれないのは辛いことです。
そんな人は、ぜひ「小説家になろう」だけがすべてではないと伝えたいです。
投稿サイトは複数あります。
結論【自分に合うサイトを見つけましょう】
これにつきます。
マイナージャンルで戦う、または「非なろう系小説を書く」のならば、読者が来てくれることを待つ必要はありません。読者を捕まえにいきましょう。
方法として、以下。
・自分の書くジャンルが人気のサイトを探す。
・読者層を分析する。
・宣伝する
・エッセイ。創作論で呼び込む。
・作家仲間を作る(心強いし、孤独を感じなくて済みます)
・読みあいをする(評価の入れ合いを強要するのは、どのサイトでも規約違反ですので注意。また、嫌がる人も多いので、自分の推したい作家さんや、仲良くなりたい作家さんの作品を読みに行くなど、交流からはじめましょう)
・ツイッターを運用して宣伝。(人によっては辛い作業になります。創作を優先して下さい)
・そのほか(V tuberデビューしちゃう? You Tuberデビューしちゃう?)動画配信系ですね。小説の朗読などもいいと思います。ただし、こちらも動画を見てもらう戦略が必要となりますので、執筆の時間をそがれてしまいます。
・ほかにあれば、教えて下さい(笑)
とまあ、ここまで書きましたが、いったんまとめると。
【読者がいないなら捕まえに行く。ファンがいないのなら作ればいい】ですね。
けっこう難しいことですけどね。それでも、大事なことが一つ。
【創作活動、書くことを優先する】
これが何より大事です。
ツイッターで宣伝しても反応がない。落ち込む。書けなくなる。など、本末転倒ですから。
逆もあります。ツイッターが楽しすぎてやめられない。書く時間がなくなる。書かなくなる。これも、ありがち。
では、サイト分析に入りましょうか。
【カクヨム】
異世界転生・転移が相変わらず強い。「小説家になろう」に次いで利用者の多いサイト。読者も重複するが、「カクヨム」しか使わない「読み専」さんがいます。
恋愛・ラブコメもけっこう強い。
運営が「KADOKAWA」なので、思わぬ作品に打診がかかる……なんてこともあるかもしれない。
SF好きが一定数いる模様。
SF書きはおすすめかもしれない……。
読みあい企画が豊富。寧ろ、読みあわなければ評価されないサイト。人によっては地獄か……。
【エブリスタ】
恋愛・BL・大人向けヒューマンドラマ
ホラーもいける?
エロに関してはけっこう際どい描写まで書けそう?
ケータイ小説の流れをくむのか、1ページに載せる文字数が少ない。そうしないと読みにくい。
【ノベルデイズ】
非なろう系小説の宝庫。ただし、書籍化につながりにくい。(打診されることなんてあるのか???)
現役プロ作家がデイズ用に書き下ろしている? ランキングは現役プロばかりか?(分析不足。誰か教えて)
運営は講談社。
ミニコンテストばかりで、書籍化につながる大きなコンテストが見当たらない。
(過去に、リデビュー賞という元プロ向けの賞があったっきり。現役プロ御用達サイトか?)
【ノベルアップ+】
できて二年目? めちゃくちゃ若いサイト。
非なろう系小説でもガンガンランキング入りできる。
ランキング入りイコール打診がくるわけでもなさそう。
「小説家になろう」と併用する方が多数。
作家しかいない……。
ホラーも多数。
歴史ものも強いか。
エッセイ
短歌
変わり種も多数存在。
合う合わないがある。
作家が多いため、ゆるーく楽しくゲーム感覚でつながることができる。
趣味で書く人には楽園なのでは?
優しい、かわいい作風が多そう。ほのぼの系強い? グロ系ホラーは悪手か(個人的な感想です)
運営はホビージャパン。
【ノベリズム】
未知数。
そもそも利用者が少ない。
投げ銭システムがある?
書籍化打診よりも「契約作品」として収益化を図っている? 中華資本らしい。
【ステキブンゲイ】
純文学を書く方に朗報です! ここです! ここですよ!
読者が極端に少ない。よってPVもつかなくて当たり前のところ。
ラノベ以外を書く人向けのデザイン。はっきり言って好き。だが、しかし読まれない。心が折れてしまいました。すみません。
ちなみに、純文学、文芸作品は「小説家になろう」で開催されるコンテストではポイント数にかかわらず選考されるというお話も。ファンタジーだとポイントで比べられがちですが……。
まとめ、
非なろう系を書く人は、自分に合う投稿サイトを見つけましょう。
戦場、フィールドを選びましょう。変えてみましょう。
読者やファンがいないのなら、自分で届けたい相手を探しましょう。その人はどのサイトにいますか?
なろう系と非なろう系の大きな違いって、分母の違いのような気がします。届けたい読者層が、なろうというフィールドで多いか少ないか。多数派か少数派か。テンプレを好むか、見たことのないオリジナリティを好むか。
自分としては、人気ジャンル以外も栄えるようになって欲しいと思ってつらつら書きました。
今回「アルファポリス」の名前を出しておきながら紹介できず、申し訳ありません。アルファポリスを使用していないのに考察するのは、いかがなものかと思って。
ほかにも、「魔法のiらんど」、「ピクシブ」、「のべぷろ」などのサイトも同様の理由で紹介できませんでした。すみません。
またどこかでお会いしましょう。
(他のサイトにもいるから! いるいる、こいつ! ってなるよ!)