勿忘草の彼女
作者から
初めまして、ヌベロンと申します。この度は始めて小説を書き始めました!
高校生が書いているので内容や日本語がおかしいところもあるかもしれませんが、暖かい目で見守ってください。
投稿頻度は不定期とはなりますが最後まで楽しんで頂けると幸いです。
『今までありがとうございました』
スマホの画面にぽつんといた。メール主は同じクラスの芦沢だった。
〜次の日〜
日の光がうざいほど差し込み、自分の存在を強調するかの如く僕の肌を焦がす中、
「なあ、昨日のクラスLINEのあれなんだったんだ?」
同じクラスかつ僕の友人高橋が尋ねる
「さあ?なんだったんだろうな。」
朝からクラスはこの話題で持ちきりだ。
当然だろう、23:47という遅い時間に急に別れのようなものを切り出され、
ましてや、当の本人は今日欠席。クラスが騒ぐのは当然だろう。
中には死んだのではないかという者もいる。
なぜ物騒な方に走るのだろうか。どうせ転校とかであろう。
「なんかみんな不吉だよな」「それな」
高橋の話題に共感しながら、机の角にあったヨーグルトソーダを飲み干す。
〜何日か後〜
数学教師の板垣の子守唄を聴きながら外に目をやる。
外では体育でサッカーをしている生徒の声と楽しそうな様子が見受けられる。
チャイムがなって委員長の号令の後、また席に座る。クラスの中では昨日の番組のアイドルがかっこよかっただの
彼女が最近冷たいだの、普通の高校生らしい会話が見受けられる。
芦沢の話題はもうみんな忘れたのかと思うほどに。
今日も芦沢はいなかった。
読んでくれてありがとうございました。
次話もポテチを食べながら待っていて頂けるとありがたいです。
また次のお話でお会いしましょう。