お鼻畑を摘み抜いて②
さぁ、頑張るぞ!
まずは毛穴を開かせるためにお湯に浸したタオルを
鼻に置いた。
ついでに目にもかける。
「目の蒸しタオルはリラックスできますでしょう。」
「ああ。いい。」
良かった。喜んでくださったようだ。
数分たちそろそろとタオルをはがして鼻の毛穴の様子を見る。
うん、毛穴がいい感じに開いている。
これなら取れそうだ。
「それでは鼻の角栓を抜いていきます。痛かったら言ってくださいね。」
針のような極細ピンセットを取り出して、いざ!!
鼻をよーく観察すると見事ないちご鼻だ。
一面に黒い点々がある。集団恐怖症の人は直視できないだろうなは。
幾つかは特にほくろのように出っ張っている。
ここは一際大きくど真ん中にある角栓を取ろう!
ピンセットで黒い角栓を慎重に摘まむ。
そして丁寧に引っこ抜く。
すると0.5cmはある角栓が採掘する事に成功した。
すごい!こんなに長くて太いのを見たのは生まれて初めてだ。
しかも角栓の中に毛がうっすら見て取れる。
まるで琥珀のように美しく興味深い。
それからも詰まった角栓を一心不乱に取り続け、その数なんと100以上。
途中、鼻をつまんで搾り取るなど苦労したが
あらかた採取して終わらせることができた。
お客さんも鏡を見て、まあ、いいな。
と言ってくださり良い気分。
今日は1日頑張れそうだ!




