本当に彼らは 自分の意志だけで、 自分の発想だけで 自分の手だけで やってるのでしょうか? 本当に彼らは障碍者芸術家なんでしょうか??
かなり以前のことですが、、
2012年12月6日の奇蹟体験アンビリーバボー(フジテレビ)は
アメリカの自閉症の「エイジリン」という名の少女の
ファシリテーテド・コミュニケーション(ドーマン法)による
治療法の問題点を鋭くえぐっていました。
これは経験を積んだ介助者が自閉症者の腕を介助して
文字盤とかキーボードに指で自分の意志を伝達するという
画期的な?自閉症者とのコミュニケーションを図るための方法(施術)ですが、
じつは科学的には賛否が激しく別れる方法でもあるのですね。
これはややもすると
こっくりさんとか、
ウイジャボードのような
介助者の無意識な観念が
自閉症者の指を無意識的に操り
じつは 介助者の意志だけを伝達するだけという
恐ろしい虚偽(詐欺)に堕しかねないという
キケンなリスクをもはらんでいるのです。
偽科学というか、
カルト的というか
そういう要素も含んでいるという事実です。
アメリカの
エイジリンという少女もコミュニケーションが全く取れない自閉症患者だった。
そこでシンシアという施術者を呼んでエイジリンを託したのである。
エイジリンはみるみるキーボードに自分の?思いを綴るようになる
エイジリンの父母は大喜びだった、
しかし、、、、
ある日のことだった、
エイジリンはキーボードに
『父親が私を殴る』と
衝撃の書き込みをするのです。
父親はその介助者シンシアの通報で逮捕されますが、
判決はなんと、、懲役75年でした!
全米を騒がせたこの事件は
結局、後日の綿密な検証の結果
エイジリンの意志ではなく介助者が指を無意識に操って
介助者シンシアの観念をまるでエイジリンの意志のように
ウソの告白をさせていたということだったのです。
エイジリンは「操り人形」に過ぎなかったわけです。
介助者は無意識に父親に対してその素振りから「虐待」を思い込んでしまい
無意識にエイジリンの手を使って
「虐待されている」と書き込んでしまったのです。
シンシアを使っての実証結果はエイジリンが綴った親戚の名前や地名がすべてでたらめだったことが
わかり父親の無罪が確証されたのです、
介助者シンシアにも自分がそういう無意識反応でやってるという自覚もないまま
虐待ということを信じ込んでしまった、、
そういう恐ろしい事件でした。
介助者シンシアにも、このエイジリンの父親を陥れてやろう。というような悪意はなかったのです、
介助者も無意識ゆえに、そう信じたのです
、だからこそ、、かえって恐ろしいことですよね。
このことで思い出されるのは
かつてNHKが
「奇跡の詩人」として平成14年に、放送した
日木流奈という重度の脳障害の子供のドキュメントです。
日木流奈君は、重度の障害で会話は出来ず四肢も麻痺で、意思表示も全くありません。
でも?母親の手を借りて文字盤で
「人が否定されないルール」とか
大人じみた名言を表白したエッセーを書き、、出版し、売れたのでした。
でもこの番組を見た視聴者はこの重度脳障害の少年に、なにか違和感を感じて批判や抗議が巻き起こったのでした。
当時マスコミをにぎわし、物議をかもしたものでしたね。
NHKには4000通の批判的意見が寄せられたと言いますし、
確か当時私もその番組を見ましたし『人が否定されないルール』
という本も買って読みましたが
どう見ても、私には、この少年は、母おやの操り人形にしか見えませんでしたね。
本人はと言えば、母親が指文字を書いてるその時にも、
うつろな表情で、居眠りしたりあくびしたりしているし、本人が自分の意志で言ってるとは私には到底、思えませんでした、
この子の指を自在に操りまるで速記のように素早く
文字盤に文章をつづり読み上げる母親の姿には
鬼気迫るものさえ感じました。
介助者である母親が
文字盤をめまぐるしく動かし
指をめまぐるしく動かして
読み上げるさまは
わたしには、
母親が自分の言葉をしゃべっているとしか見えませんでしたね。
日木君本人の意志ではないことは明白だと私は思いました。
これははっきり言って、母親の意志であり母親の作文です。(と、私は思います)
そういう批判に対して
NHKはその後この放送を一切封印してしまいました。
アーカイブにも一切出ていません。封印してしまったのです。
そういうわけで、、、、
ずっと以前に、
奇蹟体験アンビリーバボーで
ファシリテーテド・コミュニケーションを取り上げていたので
私はふと、、、自閉症の少女エイジリンのことを思い出し、
ついでに
NHKのこの放送も思い出した次第です。
さてところで、、、。話は変わりますが、、、。
これらとはまたちょっと意味合いが違いますが、
障害者の
天才書道家とか
天才画家とか、
天才詩人とか
しばしばマスコミに取り上げられますよね?
ある意味マスコミはこういう感動的な「いい話」が大好きです。
だから障害があるのに頑張って素晴らしい絵を描くとか
障害に負けずに素晴らしい書道作品を書くとか
耳が聞こえず眼も見えないのに、、交響曲を作ったとか
そういう話題にはマスコミはすぐ食いついてきます。
そして感動的なドキュメントを作って
その番組は「放送何とか賞」を受賞したりしますよね?
でも?
でも?
ちょっと待ってください?
頭を冷やして
冷静になってよく考えてください。
本当に彼らは
自分の意志だけで、
自分の発想だけで
自分の手だけで
やっているのでしょうか?
本当に彼らは障碍者芸術家なんでしょうか??
まあ、
山下清画伯の例もありますから
一概にすべてヤラセとは断定しませんが
もしかしたら??
天才障害者書道家の少女の後ろに
必ずプロ書道家のお母さんがいて、指導したり、あるいはもっと言えば手をくわえたりしてはいないだろうか??
あるいは
障碍者の天才詩人の詩の校正・清書?は必ずそのお母さんがしていたりはしないだろうか??
障碍者の天才画家の素描やら仕上げやらには
必ず絵画教室のプロの先生が携わったりしてはいないのだろうか?
もし、、、、そうだとすると
この作品はプロの画家の作品であって、障碍者の作品ではないでしょう。
あるいは、お母さんとその障害者の合作(共同作品)ではあっても
純粋に「障害者の芸術」とは言えないのではないのではないでしょうか?
或いは
天才障害者画家という人の油絵の
構想から素描から仕上げまで、絵画教室のプロの先生が
すべて何らかの形で、かかわっていたとしたら、、、、
天才障碍者画家のその作品は、絵画教室の先生の作品であって、その障害者の作品ではありえないのではないか?
このように
障碍者天才芸術家という存在にはいつも
こういう
根本的な
本源的な
大きな疑問がついてまわるのです。
「本当に彼らは、、、、、
障碍者芸術家は
自分の意志だけで、
自分の発想だけで
自分の手だけで
やっているのでしょうか?
本当に彼らは障碍者芸術家なんでしょうか??」
こういうことを私が言うと
「お前のようなひねくれたヤツはすぐ疑うからダメなんだよ」
そういう声がどこかから聞こえてきそうですが、、、
でも
でも
もしもですよ、
たとえば、、
眼の見えない作曲家が
すごい交響曲を作って人々を感動させたとしても
実は、、それは音楽学校の売れない無名教師が代作していたのだとしたら
はたして以前の知らなかった時のように素直に感動できるでしょうか?
あるいは、
読んだ人々すべてがみんなが感動したという重度の意思表示もできない、あの天才障害者詩人の
あの清らかな詩が
じつはそのお母さんの完全な代作だったとしたら?
本人はまったく、かかわりもないことだったとしたら、、、、
それははっきり言って、「詐欺」以外のなにものでもないでしょう。
この寝たきりで、会話もできず。言葉もない、重度障害のこの障碍者詩人は、
母親の操り人形にさせられただけの
まさに、母親の
ある意味、犠牲者であるとさえいえるのではないでしょうか?
本人は全く関わりもなくただ母親の意志で無理やり手を掴まれて、操り、書かされていただけだとすれば、、
ある意味、虐待?されていたということにもなりかねませんよね?
「本当に彼らは、、、、、、
障碍者芸術家は
自分の意志だけで、
自分の発想だけで
自分の手だけで
やってるのでしょうか?
本当に彼らは障碍者芸術家なんでしょうか??」
そうではなくて、、、、
実は
その障害者芸術家とは、、その母親の見栄や、エゴの犠牲者だったのではないだろうか?
あるいはマスコミの視聴率稼ぎのために?
障碍者がその苦難を乗り越えてこんな素晴らしい芸術を作ったという
「いい話」でっち上げ番組の犠牲者だったのではないだろうか?
確かに、、、事実としてそういう感動的な本当の、実話もあるだろう
全てがでっち上げの詐欺だとは私も思ってはいない、
でも
でも
一概にすべてを信じるのではなく
もう少し
頭を冷やして
冷静になって
こういう問題を考えても良いのではないだろうか。
なぜなら
そういうニセの障碍者芸術家が
ウソの作品で感動を作話して、、
結果として
その話を純真に信じて感動した多くの人々を裏切ったという事実は
それは
まさに弁明の余地がない詐欺行為そのものでしかないのだからです。
「本当に彼らは、、、、、、
障碍者芸術家は
自分の意志だけで、
自分の発想だけで
自分の手だけで
やってるのでしょうか?
本当に彼らは障碍者芸術家なんでしょうか??」
それとも?
誰かが指示して?
誰かが誘導して?
誰かが代作して?
誰かの手で?
障碍者本人の意志とは全く無関係に
誰かが障碍者の後ろで?
障碍者に成り代わって?
やっていることなのでしょうか??
よろしければ、こちらもどうぞ、
https://www.ted.com/talks/stella_young_i_m_not_your_inspiration_thank_you_very_much/transcript?language=ja